表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
喫茶店の恋  作者: 尖角
9/18

最悪な日

 私は、彼に会うのを楽しみにバイト先に行った。


 しかし、その日彼は来なかった。


 そして、この日は、私にとって最悪な日となった。






 「はっきり言うよ?」


 「俺はさぁ、あんたのことが好きだよ?」


 「あんたは俺のことが好きかい?」


 「好きなわけないよねぇ?」


 「あんたの好きな人をボコボコにしたんだもん!!」


 「中川和樹(なかがわかずき)君は今、病院だよ?」


 「だから、俺なんて嫌いで当然!!」


 「だよね?涼子ちゃん」


 けらけらと、人をあざ笑うかのように、腹を抱える武智君。


 始め私には、武智君が何のことを言っているかわからなかった。


 しかし、武智君が自分のことを「好き?」と聞いたことと、和樹という名前から、私には武智君がしたことがわかってしまった。


 私は、喫茶店中に響く大声で、武智君をせめた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ