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彼への好意
また一週間会えなくなる…。
私はそんな寂しさを背負って、学校に向かった。
まず始めに、私は大学に到着して、香里のところに向かった。
香里とは高校1年生からの付き合いで、もう3年以上一緒にいる。
「最近元気なくない?」
香里が私を気遣ってそう言う。
私はその言葉に、「そう?」「別に普通だけど?」と答える。
しかし、私の心は、実際普通なんてものではない。
彼と会えないことがこの上なく苦痛に思える。
本当は、彼のことがずっと前から好きだった。
それは、大学に入るずっと前から…。
私はその時から彼に好意を抱いていた。
具体的にどこがいいか?
そんなことを聞かれてもよくわからないけど、とにかく私は高2の初バイトの時から彼が好きだった。
これが、一目惚れなのかはわからない。
しかし、私は気付いたら彼に惚れていて、気付いたら“私にとって彼は気になる存在”になっていたというのは事実である。