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注文を聞く
ある日の朝のこと。
時刻は10時38分。
彼はいつもの席に3人の友達を連れて座った。
私はそれを見て彼らの席に行き、「注文はお決まりでしょうか?」と口を開く。
すると彼は「コーラを1つ」と私に注文してきた。
私はそれに対して「コーラがおひとつですね?」と聞き返し、他のメンバーの
注文を聞いた。
すると、コーラが2つになり、他にはソーダ水とアイスティーが加わった。
私はその注文をカウンターに持っていき、伝票を整理した。
ここで、整理している私の光景は傍から見ればいつもと変わることはないだろう。
しかし、彼のことが気になって、気が散っているのが、今の私の現状。
少しだけ聞こえる彼らの声…。
それが私に“盗み聞きしろ”と囁く。
もはや、幻聴でしかなかったが、私は盗み聞きをするために耳を澄ました。




