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お互いに
「実は俺も好きだったんだ!」
私はこの言葉を聞いた瞬間、自分の耳を疑った。
喫茶店でバイトをしている人を好きになった私。
しかし、その想いは無駄ではなかったのだ。
私が好きになった彼は、いつからだったのかは知らないが、私のことを想っていてくれたらしい。
ようは、両想いということである。
「嘘でしょ?」
私は、彼に言葉を告げた。
もう、本当に自分の耳が信じられなくて、、、
彼の言っていることが現実だとはとても思えなくて、、、
私は“再確認”という手段をとってしまった。
すると、彼は照れながら、「何度も言わせないでくれよ」「告白っていうのは恥ずかしいいんだから」と言った。




