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お見舞い
相手が落ち着いた時、私はようやく話を聞いてもらえた。
「カズって人のお見舞いがしたい!」
この声のおかげで…。
私は、彼女たちに勘違いをされていた。
武智君の仲間だと思われたのである。
だから、彼女たちは私の胸倉を容赦なく掴んだのである。
考えてみれば、私よりもカズ君と仲のいい人間が、怪しい人間に始めから優しくするわけがない。
カズ君のされたことを考えれば…。
そもそも、私はカズ君を見たことあるだけで、接客以外で話したことはない関係なのだが…。
そんな私の話を最後まで聞いて、「いいよ、会わしてあげる」と1人の女の子が言った。
一部の人は話を聞いて、「こんな人間は信用できない」と言っていた。
私は、自分がカズ君を好きでいること、そして私を好きな人が、自分勝手でカズ君を傷つけたことを話したからである。
けれど、「会わしてあげる」といった人は、グループ内で威厳のある人であるらしく、私はカズ君に会うことを許可された。




