第二十八話 疑問
ちょっと展開に困ってました・・・
こういうのって、行き詰まるととことん続くので・・・頑張ります!
それから2週間、真琴はベッドの上から動けず、ひたすら読書に励んだ。本を読んでいれば、その間だけはその本の中に入り込める。翔に会いに行こうとは考えなくてすむのだ。それを言ったら優や護がこれでもか、というくらい本を持ってきた。おかげで病室が図書館並になっている。いくらなんでも多すぎだと、真琴でも思った。
それからまた1週間で真琴は立てるようにまで回復した。といってもまだ足がふらついてしまうため壁伝いか、誰かに付き添ってもらってトイレとかに行っている。まぁだいたい護か香月、モデルの仕事がない日は要一が必ずといってもいいほどいるのだ。とくに立てるようになってからだ。真琴は知らないが、彼等がそうしているのは、翔と出会ってしまわないようにするためだった。
しかし、彼等も暇では決してなく、どうしても真琴が一人きりになる時もある。
その時は必ずあまり出歩かないように念を押していく。だが、いくら真琴でも天気が良かったりトイレが我慢できそうにない時は出るしかない。
トイレを済ませた真琴が自販機でスポーツドリンクを買ってさぁもどろうか、としたとき。優に運悪く(?)捕まってしまった。
「真琴君〜?」
「仕方ないじゃないですか!!我慢の限界くらい僕にも来るんです!!」
「まぁそういうことなら仕方ないか、じゃ一緒に部屋に戻ろうか?・・・!!?」
「えっ・・・うぶぅ!?」
いきなり、真琴は優のほうに引き寄せられ、抱きしめられた。思いっきり彼の胸に鼻をぶつける。さらに何故か手で耳を塞がれた。一瞬にして聴覚が失われた。しかし完全にではなかった。僅かに優と誰かが話す声が聞こえてきた。
「優さん。俺の部屋空調おかしい気がするんですけど?」
「あれ、まだ直ってない?ごめん、後でもう一回言っておくよ。」
「お願いしますよ。にしても、院長が自分の病院の患者さんに手、出しちゃダメなんじゃないんですか?」
「違うっての、僕は真面目な医者ですっての。さ、早く部屋帰って寝た寝た。」
「ふーん・・・ま、変な噂たたないように頑張ってください。」
今の声・・・・まさか・・・ううん・・・あれは間違いない・・・・
翔さんだ・・・・
でも
なんで僕に気がついてくれないの?
なんでこんな光景見て引き離したりしないの?
おかしいよ
ねぇ・・・どうしちゃったんですか
翔さん・・・・?
ギュッと真琴は優の白衣を掴んだ。
「真琴君・・・どうかし・・・「翔さん・・・なんかおかしいです・・・。」っ!?」
「翔さん・・・どうしたんですか?なんで・・・なんで僕に・・・気がついてくれないんですか・・・?優さん・・・おしえてください・・・翔さんの事・・・。」
優を見上げるその瞳は不安に揺れながらもまっすぐだった。




