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Magical Encounter Ⅱ  作者: 朝比奈 黎兎
最終章
29/35

第二十七話   喪失

ちょっとありがちなネタでしょうか・・・


 翔の病室に入った優は、その部屋にいた護と充と目があった。


「真琴君、起きたみたい。今、ご飯食べてると思うよ?」

「そう・・・。翔のこと・・・なんか言った?」

「生きてるって伝えといた。嘘じゃないだろう?」

「そりゃ・・・生きてるけど・・・・。」


そういって、護はベットの上で寝ている翔を見た。心拍数も何もかも正常値。




 実は真琴が起きる数時間前に、翔は起きたのだ。とくに何も変わらず、異常は見られなかったのだが・・・。



『ほんとによかったよ。マジで今回はあ、だめかなぁなんて思ったから。』

『それ、洒落になんないんだけど・・・。』

『でも、護以上に男で安心したよ。』

『ちょ・・・充それどういうこと?』

『だって、好きな人かばうために危険なとこにつっこんでいくなんて、女たらしの護がするとは思えないから。』

『んなことないよー。俺だってねぇ。でも、翔らしかったよ、琴ちゃん助けるために突っ込むのは。』

『操られてても、真琴のことは第一ってわけだね。」

『・・・・・・・・・なぁ・・・・・一個聞きたいんだけど・・・・・。』

『何?』




















『真琴って・・・・誰・・・・・?』

















一瞬、2人は翔が何を言ったのか理解できなかった。



『俺・・・・・誰を助けたんだ・・・・?てか・・・なんで俺、入院してんの・・・?』

『え・・・ちょ・・・翔冗談やめてよ。』

『そうだよ。』

『いや・・・・冗談とか言ってないし・・・・。』

『護・・・・。』

『翔、ちょっと見せてもらうよ。』

『は・・・?ちょ・・・・待て・・・・・っ・・・・。』


護は翔の肩をつかむと、そのまままっすぐ翔の眼を覗き込んだ。護の眼が金色に光り、翔の記憶を探る。そして、青ざめた顔で翔から離れた。


『護・・・・?』

『琴ちゃんの記憶が・・・・琴ちゃんに関する記憶が・・・何もない・・・・。』

『なっ・・・・・。』






翔の中から、真琴は消えてしまっていた。



再び寝てしまった翔の姿を見ながら、護たちは小さく深い息を吐いた。


「こんな翔と真琴を合わせるわけにはいかない。」

「そうだね。ただでさえ、真琴君は傷つきすぎてるのに。これじゃあ追い打ち掛けられるようなものだもんね。翔だけが、真琴君をいやしてあげられると思ってたのにな。護、何とかなんない?」

「無茶言わないでよ。なんとかできるなら、今頃もうやってるよ。俺の能力はあくまで人の心を見るだけ。記憶消滅とか、それこそ思い出させるなんてできないから・・・・。翔が自分で思い出さないと・・・・ね・・・・。思い出させるために、琴ちゃんと会わせるのも一つの手だろうけど・・・。」

「今の真琴君じゃちょっと無理か・・・。せめて足が治るまでに心も落ち着いてくれればいいんだけどね。」




失われてしまった・・・・大切な記憶・・・・・

記憶喪失・・・ありがちな展開でしょうか・・・。


だからそろそろ恋愛を書け!!って聞こえてきました。

すみません。最終章は恋愛おおめに・・・できるんでしょうか・・・←

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