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田舎から来た緑髪チート少女、街のダンジョンで百合ハーレム始めました  作者: タルタロス


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第39話:伯爵令嬢

 翌日の正午。

 迷宮都市の中央広場から続く、ダンジョンへの入り口広場。

 そこは普段、武骨な冒険者たちや、素材を買い付ける商人の馬車でごった返している場所だ。

 熱気と砂埃。汗と欲望の匂い。


 だが、今日は違った。

 広場の中央、ゲート前の一等地に、異様な集団が待機していたからだ。


 『フローレシア』の五人。

 彼女たちは全員、メイド服を着ていた。

 だが、それは屋敷で主人の世話をするための服ではない。

 男の理性を破壊し、夜の戦場で奉仕するためにあつらえられた、高級娼婦まがいの戦闘衣装だった。


 リーダーのセリア。

 彼女は黒いロングスカートのクラシカルなメイド服を纏っている。

 直立不動で待機している姿は、厳格なメイド長そのものだ。

 だが、風が吹くたびに、その幻想は崩れ去る。

 スカートの両サイドに入ったスリットは、腰骨の位置まで深く切り裂かれているのだ。

 布が翻るたび、鍛え上げられた白い太腿が付け根まで露わになる。

 黒いガーターベルトが肉に食い込み、その上の柔らかな肌が波打つのが見える。

 背中は腰まで大きく開いており、太陽の下で汗ばんだ背筋が艶めかしく光っている。

 セリアは無表情を貫いているが、耳の先まで真っ赤だ。

 公衆の面前で、下着をつけていない太ももの間を晒しているような感覚に、内腿が小刻みに震えている。


 ミオは、透け感のあるピンクのフリルメイド。

 パフスリーブの袖からは白い肩が丸出しになり、提灯ブルマのようなドロワーズは生地が薄すぎて、逆光になるとお尻のラインがくっきりと透けて見える。

 じっとしていられずモジモジと動くたびに、フリルが揺れ、甘い匂いを周囲に撒き散らす。


 ルナは、胸元がはちきれそうな修道女風メイド。

 深呼吸をするたびに豊満な胸がボヨンボヨンと上下し、十字架の刺繍が歪む。

 スカート丈は膝上だが、あまりにタイトな作りがお尻の肉感を拾い、下着の線をくっきりと浮き上がらせている。


 そして新入りのエレナ。

 青と白のミニスカートメイド。

 絶対領域の破壊力は凄まじく、少し前屈みになればスカートの中が丸見えになる丈だ。

 彼女は顔を真っ赤にして、スカートの裾を必死に手で抑えながら、不自然な内股で立っている。

 その「隠そうとする」恥じらいの仕草が、逆に周囲の冒険者たちの視線を際どい場所へと強烈に引き寄せていた。


 最後尾のアリサ。

 エプロンとスカートだけの簡易なスタイル。

 その下には、下着をつけていない。

 『シルク・ド・ロゼ』特製の『見えない紐』で最低限の隠蔽をしているだけだ。

 太腿の内側同士が直接触れ合い、体重を移動させるたびにペチ、ペチと湿った音を立てる。

 昨夜カリスに弄ばれた場所が、歩行の摩擦だけで疼き、熱い雫を滲ませている。

 それが太腿を伝い落ちないか、気が気ではない。


 周囲の冒険者たちの視線が、五人に集中している。

 好奇、欲望、嘲笑。

 無数の視線が、物理的な圧力となって肌にへばりつく。

 見られている。

 普段は隠している場所を。


 その時。

 広場の向こうから、重厚な足音が響いてきた。


 ザッ、ザッ、ザッ。


 完全武装した一団。

 領主直属の精鋭、『白銀騎士団』だ。

 彼らは整然と隊列を組み、中央の豪奢な馬車を護衛しながら近づいてくる。

 規律と忠誠の塊。

 その厳格な空気が、『フローレシア』の異様さを際立たせる。


「……来たぞ。姿勢を正せ」

 セリアが小声で指示する。

 四人が背筋を伸ばす。

 その動作で、胸が揺れ、スリットが開き、スカートが短くなる。


 馬車が五人の前で停止した。

 騎士たちが左右に展開し、警備の陣形を取る。

 騎士団長とおぼしき男が進み出た。

 三十代半ばの、生真面目そうな男だ。

 彼はセリアたちを一瞥し――絶句した。


「……貴殿らが、冒険者ギルドから派遣された護衛か?」


 団長の声が裏返る。

 目のやり場に困り、視線がセリアの顔と、はだけた胸元、そして太腿のスリットを行き来する。

 兜の下の顔が赤くなっているのが分かる。


 セリアは優雅にスカートの裾(掴める布がほとんどないが)をつまみ、完璧なカーテシー(膝を折る礼)をした。

 元メイドとしての所作。洗練されている。

 だが、膝を曲げた瞬間、スリットが限界まで開き、白い太腿の付け根と、肉に食い込むガーターベルトが完全に露出した。

 騎士たちが一斉に息を飲む音が聞こえた。


「お初にお目にかかります。Cランクパーティ『フローレシア』リーダー、セリアと申します。……本日は、レティシアお嬢様の護衛を務めさせていただきます」


 丁寧な言葉遣い。凛とした声。

 しかし、その格好は高級娼婦そのものだ。

 ギャップが凄まじい。

 礼儀正しい言葉が、逆に淫猥さを強調する。


「そ、そうか……。話には聞いていたが、その……随分と、軽装なのだな」

 団長が咳払いをする。視線をどこに向けていいか分からないようだ。

 セリアは顔色一つ変えずに答える。耳だけが赤い。


「はい。ダンジョン内での機動力と、魔力効率を最優先に考慮した結果、このような……機能的な装備となりました。お見苦しい点があれば、申し訳ございません」


「い、いや。冒険者には冒険者の流儀があるのだろう」

 団長は自分に言い聞かせるように頷き、後ろを振り返った。

 そして、セリアたちの背後に立つ、影のような人物に気づいた。


「……そちらは?」

「ギルドから派遣された、Aランク冒険者のカリス様です。今回は特別顧問として同行されます」


 紹介され、カリスが一歩進み出る。

 真紅のツインテールに、ゴシックドレス。

 彼女もまた、場違いな格好だが、その全身から立ち昇る殺気と魔力は、騎士団長をして肌を粟立たせるものだった。

 カリスは無言で、優雅に一礼しただけだった。

 貴族への敬意というよりは、獲物を値踏みするような目だ。


「……承知した。では、開け! お嬢様のお成りだ!」


 馬車の扉が開く。

「お待たせ致しました。お嬢様」

 執事が恭しく手を差し伸べる。

 そこから降り立ったのは、金髪の縦ロールに、純白のフリルドレスを纏った少女だった。

 ラビリンスホルド伯爵令嬢、レティシア。

 十四歳。

 宝石のような青い瞳を輝かせ、彼女は広場に降り立った。

 まさに深窓の令嬢。泥と血にまみれる冒険者とは、対極に位置する存在。


「わぁ……!」


 レティシアが感嘆の声を上げる。

 彼女の視線の先には、整列した騎士たちではなく、その奥に並ぶ五人の淫らなメイドたちがいた。


「すごい! 本物の冒険者様たちですわ!」

 レティシアが、ドレスの裾を翻して駆け寄ってくる。

 甘い香水の香りと共に、無邪気な好奇心が押し寄せる。


「皆様、ご機嫌よう!」

 レティシアが満面の笑みを向ける。


「ご機嫌よう、レティシア様。お目にかかれて光栄です」

 アリサも慌ててカーテシーをする。

 その動作で、スカートの中の空間が広がる。

 スースーする。

 下から覗かれたら、紐一本の際どい場所が丸見えだ。

 太腿の内側が露わになり、騎士たちの視線がそこに集中するのが分かる。

 アリサの太腿が小刻みに震える。


「まあ、なんて素敵な衣装! これが噂の『戦闘用ドレス』なのですわね!」

 レティシアがアリサの手を握る。

 柔らかく、温かい手。

 苦労を知らない貴族の手だ。


「は、はい……さようでございます」

 アリサが敬語で答える。

 なぜそんな誤解を? と疑問に思う間もなく、レティシアが瞳を輝かせて続けた。


「私、冒険譚の絵本で見たことがありますの! 一流の女性冒険者は、魔力を肌で感じるために、こうした軽やかで美しい衣装を身につけるのだと! まさに物語の登場人物そのものですわ!」


 レティシアの脳内には、かなり脚色された大衆小説の挿絵が浮かんでいるらしい。

 世間知らずな令嬢ならではの、無邪気で残酷な勘違い。

 それを訂正できる空気ではなかった。


「素敵ですわ! 強そうで、美しくて……!」

 レティシアの視線が、アリサの胸元、腹部、そして太腿へと移動する。

 無邪気な視線。

 だが、それが一番残酷だった。

 男たちの視線は「欲望」だが、彼女の視線は「観察」だ。

 隅々まで解剖されているような気分になる。


「この斧……すごく重そうですわね。持ってもよろしい?」

「いえ、危険ですので……」

「お腹の筋肉がすごいです! 触っても?」


 返事を待たずに、レティシアの手が伸びる。

 白い手が、アリサの露出したお腹に触れる。


「ひゃっ……!」

 アリサが体を跳ねさせる。

 敏感になっている肌に、他人の体温が伝わる。

 へその周り。脇腹。くびれ。

 レティシアの指が、筋肉の溝をなぞる。


「硬い……でも、温かいですわ。お肌もすべすべで……」

 レティシアがうっとりとした顔で撫で回す。

 くすぐったい。

 そして、その無垢な愛撫が、昨夜のカリスの手つきと重なる。

 アリサの呼吸が荒くなる。

 騎士たちの前で。公衆の面前で。

 年下の少女に体をまさぐられている。

 お腹を撫でられるたびに、体の芯が反応して収縮する。


 カリスは、その様子を後ろで無言のまま眺めていた。

 助け舟を出す気など微塵もない。

 むしろ、もっとやれと言わんばかりに、嗜虐的な笑みを唇の端に浮かべている。

 自分の悪趣味なコーディネートが、まさか令嬢の偏った知識によって肯定されるとは。

 この偶然の喜劇に、カリスは肩を震わせていた。


 レティシアの興味は、次はセリアに移った。

「こちらの黒い騎士様も……! 足が長くて綺麗……」

 レティシアがしゃがみ込む。

 セリアの足元に。

 スリットから覗く太腿に顔を近づける。


「ッ……!」

 セリアが全身を硬直させる。

 まずい。

 この角度は、下着をつけていないことがバレる。

 セリアは必死に足を閉じようとするが、レティシアの手が太腿に触れていて動かせない。

 騎士たちも、レティシアの視線を追うように、セリアの足元を凝視している。

 数人の騎士が、ごくりと喉を鳴らす音が聞こえた。


「この黒い靴下ガーター……どうなっているのですか? お肉に食い込んでいて……痛くありませんの?」

 レティシアの指が、ガーターベルトの留め具に触れる。

 パチン。

 ゴムを弾く音が響く。

 小さな痛みが、セリアの太腿を走る。


「……問題ありません。これは、筋肉をサポートするための……機能的な構造ですので」

 セリアが声を殺して答える。

 太腿の内側、一番感じやすい場所を、令嬢の吐息がかかる距離でいじられている。

 全員が見ている。

 黒いスカートの奥にある、禁断の領域を。

 恥辱で頭が沸騰しそうだ。


「まあ、ごめんなさい。……でも、ここ、すごく柔らかそうですわ」

 レティシアが、セリアの内腿の肉をぷにゅっとつまんだ。

 無防備な肉。

 指先が、スリットの奥へと滑り込む。

 あと数センチで、蜜で濡れた場所に届いてしまう。


「あ……そこは……!」

 セリアが耐えきれず、レティシアの手首を掴みそうになる。

 しかし、相手は貴族。触れることさえ躊躇われる。

 汗ばんだ手が空を切る。

 顔は真っ赤だ。


「コホン」


 その時、乾いた咳払いが響いた。

 馬車の脇に控えていた老執事だ。

 彼は懐中時計を見ながら、静かに、しかし厳格に告げた。


「お嬢様。そろそろ出発のお時間でございます。……あまり冒険者の方々をお困らせになっては、伯爵様に叱られますぞ」


「あら、もうそんな時間?」

 レティシアがきょとんとする。

 悪気など微塵もない。だからこそ、タチが悪い。

 セリアは安堵の息を漏らし、震える足で一歩下がった。

 太ももの付け根が熱い。

 熱い雫が溢れ出し、太腿を伝って垂れてきそうだ。


「そうですわね! 私、楽しみで昨日は眠れませんでしたの!」

 レティシアが立ち上がり、スカートを翻す。

「さあ、参りましょう! 未知なる冒険へ!」


     *


 ダンジョンの入り口。

 巨大な石造りの門をくぐり、一行は地下へと足を踏み入れた。


 編成は、先頭にセリアとアリサ。

 中央にレティシア。その左右をミオとルナが固める。

 後方に騎士団長と、数名の精鋭騎士。

 そしてカリスは、影のように気配を消して最後尾についてきている。


 一階層。

 湿った空気が肌にまとわりつく。

 石造りの通路。遠くで水滴の落ちる音がする。

 外の熱気とは違う、冷やりとした空気が、露出した肌を撫でる。


「……少々、肌寒うございますね」

 エレナが小声で呟く。

 ミニスカートの下、お尻が無防備だ。

 後ろを歩く騎士たちの視線が、背中に突き刺さる。

 彼らは護衛対象であるレティシアを見ているはずだが、その視線はどうしてもその手前にあるエレナのお尻や太腿を通過する。

 歩くたびに揺れるお尻。

 ニーソックスとスカートの間の絶対領域。

 見ないようにしようとすればするほど、意識してしまうのが男の性だ。

 エレナは、自分の太ももの付け根が外気に晒されている感覚に耐えきれず、時折太腿を擦り合わせる。

 シュッ、という布擦れの音が、静かな通路に響く。

 それが余計に淫靡に響く。


「……前方、スライム三体です」

 エレナが索敵報告をする。

 声が震えている。


「あら! 魔物ですわ! 初めて見ました!」

 レティシアが目を輝かせる。

「私、魔法を使ってみたいです! 昨日の夜、家庭教師に教わった『ファイア・ボール』を!」


「お嬢様、危険です! 我々が処理します」

 騎士団長が剣を抜こうとする。

「いいえ! 冒険に来たのですもの、私がやります!」

 レティシアが杖を構える。


 セリアが目配せをする。

 『護衛』の仕事だ。

 令嬢に華を持たせつつ、危険を排除する。


「ミオ、援護して差し上げろ」

「りょ、了解です……」

 ミオが杖を振る。

 詠唱の構えを取る。

 その瞬間、ダンジョンの奥から吹き抜ける風が、ミオの軽いフリルスカートを捲り上げた。


 バサッ。


「きゃっ!」

 ミオがスカートを押さえるが、遅い。

 透け感のあるドロワーズ。

 その下にある、幼いお尻のラインが丸見えになった。

 照明魔法の光が、逆光となって下半身を透かす。

 薄い布越しに、柔らかな膨らみの形すら分かりそうだ。


「おっ……」

 後ろの騎士の一人が、思わず声を漏らす。

 ミオの顔が沸騰する。

「み、見ないでください……!」


 動揺したミオの魔法が暴発する。

 『ウィンド・カッター』が変な方向に飛び、天井の鍾乳石を砕いた。

 パラパラと小石が落ちてくる。

 そして、その衝撃でスライムたちが驚き、飛び跳ねてきた。


 ボヨンッ!


 緑色の粘液状の体が、前衛のアリサに直撃する。

「くっ!」

 アリサが斧で受け止めようとするが、スライムは液体のように形を変え、斧をすり抜けて彼女の体に張り付いた。

 エプロンの上から、豊かな胸に。

 そして、スカートの中に滑り込むように。


「ひゃぁっ! な、中に入って……!」

 アリサが悲鳴を上げる。

 冷たくて、ヌルヌルした感触。

 スライムが太腿を這い上がり、下着のない奥へと迫る。

 酸性の粘液が、柔らかな内股の皮膚を溶かすように刺激する。

 昨日のカリスの指とは違う、異形の侵入者。


「アリサ!」

 セリアが助けようと剣を振るが、狭い通路でレティシアが近くにいては大きく振れない。

「ど、どうしましょう!?」

 ルナが慌てる。


「きゃあ! アリサ様が食べられちゃいます!」

 レティシアが悲鳴を上げるが、どこか楽しそうだ。

「魔法で助けますわ! ええと、ええと……」


 騎士たちは、アリサのスカートの中で蠢くスライムの動きに釘付けになって動けない。

 スカートの生地が内側から盛り上がり、卑猥な形を作っている。

 スライムが中で暴れ、アリサのスカートを押し上げている。

 チラリと、白い生足と、粘液に塗れた太腿が見える。

 スカートの裾から、透明な粘液が糸を引いて垂れ落ちる。


「あ……んっ……! そこ……だめぇ……!」


 アリサがその場に膝をつく。

 スライムが、一番敏感な場所に吸い付こうとしている。

 冷たい粘液が、昨日カリスに弄ばれたばかりの肌を愛撫する。

 ヌプッ、という音がして、異物が太ももの間に収まった。


「ひギッ……!」

 アリサが背中を反らす。

 騎士たちの前で。令嬢の前で。

 魔物に組み敷かれるような格好で、喘ぎ声を上げている。

 羞恥と快感で、頭がおかしくなりそうだ。


 戦闘開始からわずか数分。

 『フローレシア』の「正装」は、早くもその真価(弱点)を露呈し始めていた。

 この護衛任務、魔物よりも、羞恥心との戦いになりそうだった。


 影の中で、カリスが愉悦の笑みを浮かべていた。

 赤い舌で唇を舐める。

「いい声だねぇ。……さあ、もっと見せておくれ。君たちの『奉仕』を」


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