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友達にならないか  作者: さくら


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運命の出会い

 三人との生活を始めて、気がつけば僕も50歳を過ぎようとしていた。あれから、たまに二人を置いて実家にも顔を見せに行っているが、独身を貫いている僕には、少々居心地の悪い場になりつつある。それでも僕は僕で、彼らとの生活が自分を支えてくれているわけで。これが僕の生き方なのだ。


 あのとき、チョコと出会っていなければまた違う生き方もあっただろう。でも、僕はチョコとミルクとの出会いは運命だったのだと思う。自分の人生を支えてくれた二人に感謝を込めて。


 60歳を過ぎても、70歳を過ぎても…本当は最後の最後まで三人で男の友情を貫けたら最高だと、僕は心に思う。

 迷い猫だったチョコとの出会いから10年以上経ち、チョコは病気でこの世を去った。葬儀を済ませ骨を小瓶にしまったまま、まだ僕達と一緒にいる。

 三人一緒の墓に入るためにーーー。

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