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友達にならないか  作者: さくら


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三人の生活

 男同士の初めて旅は、あっけなく終了した。ケースから全く出てこない二人は、食欲も無い。食べようとしない。到着からしばらく経ってやっと出て来たかと思えば、口うるさい父親にあっち行けと怒鳴られ、そうかと思えば母親にキャーキャー言われ。


 だんだん元気の無くなっていく二人を見ていたら、僕はすぐにでも家に帰りたくなった。そもそもここも自分の家なんだが、自分の家であって自分の家では無い。居場所が無いから東京へ逃げ出して来たのを思い出した。やっぱりここは落ち着かない。僕の家は、三人で生活をしているあの東京の家しかない。


 2泊3日を予定していたが、やっぱり1泊で帰ろう。ミルクチョコを見ていたらそんな気持ちになっていた。こんな元気の無い友達の顔はもう見たくない。

《振り回してごめん…》僕は心からそう思った。

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