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朝食での幸せなひととき

長らく私生活の方がばたついていまして、更新が出来ませんでした……。

すみませんでした。待っていてくださった方にお礼申し上げます。

「お待たせしました、師匠!」


 もう朝ご飯は出来ていたらしく、食卓の上からは美味しそうな匂いが漂ってくる。わあと思わず頬が緩むのを抑えられない。


「美味しそう〜〜〜! 師匠ってホント、料理お上手ですよねぇ!」

「そうか? アメリアの手料理も俺は好きだけどな」

「すっ……そ、そうですか。……えっと、ありがとうございます? あ、食事冷めちゃいますから、食べましょう!」


 ぱんっ、と手を合わせ、いただきますと言ってから、綺麗な焼きあとがついているパンを手に取ってはむっと頬張る。そこには薄くバターが塗られており、しかも師匠お手製のバターだ。かなり美味で、わたしはむふふと味わい尽くす。そして次に口に含んだのは目玉焼き。師匠は塩派で、わたしも迷わず塩をかけるタイプだ。多分、小さい頃から師匠と一緒に暮らしているため、もう塩じゃないと受け付けないだろうと思っている。……まあ、塩以外で食べたことあんまりないけれど。


 そしてお次は、一番わたしの好物でもあるウインナー。微かにハーブソルトの味がするこのウインナーは、とてもオシャレな味がする。これは師匠がどこかからかいつも買ってくれるものだ。恐らく、我が家はかなりの常連さんだろうと思う。


「んんん〜〜! 美味しっ!」

「良かった。今日は少しこげたかと思ったが、そうでもなかったか」

「すごく良い焼き加減ですよ!」

「それは良かった。フルーツも今日は良いのがあるから、食後に食べるか」

「わ〜い! 嬉しい」


 にっこにこで食事を終えると、最後はお待ちかねのフルーツだ。見た目は少しピンク色に近い黄色のような色をしており、中は黄色のフルーツだ。とても可愛らしい見た目の通り、とっても甘い。わたしの大好物の一つだ。


「んん〜! 美味しい、これ今年は初物ですねぇ」

「そうだな。たまたま手に入ったから良かったものの、近年はとれにくくなってるんだとさ」

「ええっ、そうなんですか!? それは残念だなぁ」

「今年分は確保しといたから大丈夫だが、新年明けたら……どうかなって感じだわ」


 師匠との会話を楽しみつつ、フルーツを完食。今日も美味しかった、と満足してわたしは立ち上がった。


「じゃあ、朝食つくってもらったお礼に、わたしお皿洗いますね!」

「ありがとな。じゃあ、俺は蜂蜜入りの紅茶でも作っとく」

「わあ、ありがとうございます!」


 それもわたしの大好きな飲み物だ。基本的に美味しければ、わたしの大好物となる。


 そしてわたしはお皿を手際よく洗って、師匠の淹れてくれた蜂蜜入り紅茶を飲んで一息ついた。蜂蜜がまろやかな甘さなので、かなり贅沢な味になる。元々、香りが良い紅茶だったものに、自然な甘さを追加すると柔らかな味ができる。香りも楽しめるし、味も美味しいなんて最高だ。


 しばらく二人が無言で紅茶を楽しんでいると、師匠が口を開いた。


「今日は森に採集しにいくからな、もうそろそろしたら出かけるぞ」

「あ、はい分かりました」


 森への採集は一週間に一回くらいの頻度で行っている。魔術師は、魔術を使うだけでなく薬をつくること等も担っているため、必要な薬草を採集することも魔術師になるための必要なステップなのだ。


(けど……前回の人生ではそれで死んだのもあるからなぁ……。ちょっといきたくない気持ちもあるっていうか)


 そこまで考えて、あれと思い返す。


 今まで、死の間際について思い返したこと等無かったのに、急にわたしはどうしたんだろうか。そもそも、薬草を採りにいって死んだとは本当だったっけ。


 思い返そうとすればするほど、頭の中が濁っていく。思い出したくないって身体が無意識に防衛反応を張っているのかもと思い、わたしはそこで準備するために立ち上がった。

いつも読んでくださり、ありがとうございます。

今日はもう一話、更新する予定です。

ようやく完結までの目処がたち、ストックもだいぶ出来てきたので、これからは出来る限り毎日更新でいきたいと思います。

ここから完結までノンストップでお楽しみください。


それから、ようやく完結までの目処がたちましたので、他作品を新たに出すかも知れません。

恐らく、今月の中旬には出ていると思います……。ぜひ、そちらの方も出ましたら、よろしくお願い致します。

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