短編 其の三 〜師匠視点〜
ぎゃああああ!すみません、投稿するの完全に忘れてて・・・!
お待たせしましたっ!
くぁわいいな。
俺、ルイス・フェックラーは毛布をアメリアにかけつつ、こっそりと寝顔を窺って思う。
(とんでもなく可愛いな、アメリア)
その思考に、はっとする。
(いや待て待て待て! 何を考えてる!? っていうか、これアレだよな? 書庫室での俺の美人だろ発言に繋がっちゃうだろ。アウトだろ!)
書庫室での一件を思い出し、ふーっと焦りの混ざったため息をつく。あれは、危なかった。と言うよりも、駄目だったように思える。
(でも、事実だしなぁ・・・さっきも、撫でようとしちゃったしな・・・。流石に触ると、自分の中の何かが崩れそうと言うか・・・何だ、壁か? いや、何か認めてしまいそうになるんだよな・・・って、何言ってんだよ! 俺!)
ふっと遠い目になった俺。そこに、
「し・・・しょう」
びくっ、と震えてしまった。慌ててアメリアを見る。そこには、やけに幸せそうな笑みを浮かべながら眠る愛弟子の姿があった。
しかし、唐突に顔を歪め、ささやき始める。
「し・・・しょう。・・・しなな・・・いで」
「は?」
びっくりして、自室に持っていこうとした本を落としかけた。
(師匠、死なないで? 一体、どういう夢を見てやがる)
疲れすぎて、夢見が悪いのだろうか、とアメリアを案じて見守っていると、
「ししょう・・・。いっしょに・・・いて・・・。いつ・・ま・・・でも」
どきり、と心臓が変に飛び跳ねた。じわっと頬が熱を持ち始める。
(やめろ、アメリア! 何言ってんだ、いいいいい、一緒にいていつまでも、って・・・!)
頭がパニックだ。どうしてくれよう、この愛弟子! 何言ってんだ、師匠の心臓が保たねーだろうが!
毒づきながらも、頭はしっかりと一緒にいて、いつまでもに囚われてしまった。
(くっそぉ、何言ってんだ! 本当にやめろ、馬鹿!)
しかし、これで俺の弟子がとまるはずが無い。一度、何か目指すものを見つけたら、突っ走る性格なのだ。
「ししょう・・・。だいす、き・・・」
俺は目を見開いた。
先ほどの比でない衝撃が俺の身体を襲う。
(・・・は? アメリア?)
俺の頭の中は先ほどまで、一緒にいていつまでも、に囚われていたはずだったのだが、完全に塗り替えられた。
————大好き、によって。
もう叫びだしたいほどの衝動が俺を襲った。流石に恥ずかしさで耐えられず、っ! と声にならない悲鳴を上げながらソファに座り込んだ。
「・・・アメリア・・・。何回、俺を殺す気だ・・・!?」
しかも。しかも、俺は見てしまった。
師匠、だだだだ・・・だいすき、と言ったときのアメリアの寝顔は、これまでに無いほど緩んだものであったことを。
信じられないほど、甘く、安心しきった顔だった。
(駄目だっ、思い返すだけで死にそうだ。くそっ、何で寝てる奴に殺されそうにならなきゃいけねーんだぁぁぁああああ!)
心の中で絶叫を叫び、俺はさっさとリビングを退散することに決めた。
もちろん、退散しても自室でううう、と唸りまくったのは言うまでもない。
今日か明日に、なろうラジオ用の短編を一話投稿できるかも!!
そちらも気が向いたら覗いてくださいませ。




