短編 其の一 〜師匠視点〜
後書きに(しょうもないですが・・・)お知らせがあります。
それから、とても短いです!
♢♢♢
「やべえ・・・」
俺、ルイス・フェックラーは朝食を食べ、掃除を終わらせた後、ぽつりと自室で呟いた。口元を押さえ、ごろりとベッドに寝転がる。呆然と天井を見上げながら、俺は尚も呟いた。
「アメリアが、可愛い・・・」
そう自分が口走った事に気づき、慌ててかぶりを振る。
「流石に弟子にそういうのは————っ!」
しかし、可愛かったのは事実だ。
いや、彼女は元々可愛かった。初めて出会ったとき、彼女は八歳。淡い紫色の髪の毛に、金色に輝く瞳。幼い子どもらしく、ぷにぷにそうな肌に、柔らかい笑顔。高く、可憐で鈴を転がしたような声。更に、その年に似つかわしくない大人っぽさを不思議と纏った少女だった。
その不思議めいた雰囲気と、可愛らしい外見によって成り立ったのは、『可愛い少女』だった。
今はどうか。
淡い紫の髪は美しく鎖骨辺りまで伸び、金色の瞳は以前の輝きを失わないまま。肌も、輝かんばかりの白さ。更に、最近は女性になっている中途のあどけなさと、美しさがちょうど良いバランスになり、かなりの美人だ。王都に今行ったら、三十人は彼女に恋した瞳を向けるだろう。
そこまで考えて、俺ははっ、とした。
(何だ? 胸がもやもやする。まさか、俺はアメリアのことを・・・)
何か考えそうになった自分を、我に返った冷静な自分がとめた。今、師弟にあるまじき感情を認めてしまいそうになった。
「きっと、気のせいだな」
気のせい、気のせい。
何度か、口の中で小さく転がしてみる。
きっと、もう二度と変な事は考えないだろう。数日はそわそわしているかも知れないが、じきにそれも落ち着く。そうとしか、考えられない。
(俺と、アメリアは師弟だから。ふとすれば、妹のような存在にすらなり得るアメリアだからな)
そう思い、ふっと自分で笑う。もはやその笑みは、自嘲的ですらあった。
「これからも」
アメリアとの幸せな時間が続きますように。そう願い、俺は微笑むのだった。
いつも読んでくださる皆さま、本当にありがとうございます。
そして、初めて読んだよという方もありがとうございます。
ここで、お知らせがあります。
この作品ですが、11/15 付近にタイトルを変更させていただこうかと考えています。
まだ本決定はしていませんが、今のところは、
『黄色い水仙からの運命のキス!?(仮)』
などの候補があります。
また、活動報告で改めての報告はさせていただきますので、そちらの方も覗いてくだされば幸いです。
まだ本決定はしておりませんので、感想等でコレが良いんじゃない? など言ってくださると大変喜んで検討させていただきます!(何しろ、タイトルを決めるのが超苦手・・・な作者なもので)
黄色い水仙と運命のキスとかがキーワードかなぁ?




