表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

11/11

第11話 人類皆お友達 普通 ジョン オリビア

オリビアは何事かと、無意識に声のする方を見ながら

「な、なにかあったんでしょうか?」

とジョン問いかける


———


オリビアがジョンの方に振り返るとジョンはいない


———


怒号の発生元には魔法使いみたいな黒いローブに黒いトンガリ帽子と杖や本を持った3人が5人の男に因縁をふっかけられている


———


男達はデカい声で

「お前らみたいな時代遅れな魔法使いもどき共がここにくんじゃねーよ!」

「魔法なんか使ってんじゃねーよ!」

「この過去の遺物共が!」


———


3人が睨みつける


———


男達は更に近寄り

「なにガン飛ばしてんだ?!なめてんじゃねーぞ?!」

「ただじゃおかねーぞ!」


———


ジョンがその場に走ってきた

「はぁはぁ…何事かと思い走ってきました…いや~…疲れました…」


———


男がジョンの胸ぐらを掴み威圧するように

「お前だれだ?!邪魔すんなや!」


ジョンはニコニコしながら

「ジョンです!お邪魔してごめんなさい!でもケンカは良くないですよ~!人類皆お友達なのですから仲良くしなきゃ絶対にダメですよ!」


———


3人はピクッとした


———


ジョンがニコニコしながら3人に声をかける

「あ!この前の魔法使いさん!こんにちは!」


———


男は胸ぐらを掴む力を更に入れ

「おあい!なに勝手にしてんだコラ!」


ジョンはニコニコしながら

「ごめんなさい!お友達だったものでご挨拶しちゃいました!」


———


男はもう片方の腕を振りかぶり

「顔がちーっとばっかし良いからって調子乗ってんじゃねー!その顔潰してやらぁー!」


———


男が殴りかかる


———


ジョンは迫り来る拳をいとも簡単に片手で受け止めた


———


男が苦悶の表情と苦痛を上げた


———


ジョンが申し訳なさそうに

「ごめんなさい!少し強く握ってしまいました!本当に大変申し訳ありません!」


———


男達は捨て台詞を吐き逃げていった


———


オリビアがジョンの元へ駆け寄る

息を切らしながら

「…ジ…ジョンさん…大丈夫でしたか?」


ジョンはニコニコしながら

「はい!大丈夫です!オリビアさん、置いてきてしまって申し訳ありませんでした」

とオリビアに頭を下げた


———


オリビアは汗を拭い

「いえいえ!ジョンさんはなにも悪くないですよ!ジョンさん、ものすごい速さで走ってて…全く追いつかなかったです…」


———


ジョンはニコニコしながら少し首を傾げ

「普通ですよ普通!このジョンも普通です!皆さんもこれぐらい普通に走れますよ」


オリビア

「普通じゃないですよ!そんな速く走れる人そうそういませんよ!それにしても殴られそうになってましたけど怖くないんですか?」


———


ジョンはキョトンとしながら

「はい。怖くないですよ?同じ人間ですし!人類皆お友達ですから!それに来たパンチは受け止めればいいだけです!簡単な事なので普通ですよ普通」


———


オリビアは呆気にとられながら

「いやいや、普通じゃないです…普通は怖いですし、関わりたくないと思う人が大多数かと…パンチ受け止めるのも難しいですよ…」


———


ジョンは更に首を傾げ

「そうなんです?普通の事だと思うのですが?ジョンはやりたい事をやるただの普通の人間ですよ」


———


ジョンは思い出したかのように

「そういえばお友達の魔法使いさん!」

と言い振り返る


———


そこにはあの3人組はそこには居なかった


———


続く


———

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ