第88話 EXステージ①
【ハーイ、せっかくなのでEXステージ用意したよ!】
ダンジョンさんの呑気な声が世界中に響く。
【今までは介入できなかったけど、2人が頑張ってくれて大聖霊の力も強くなったから介入出来るようになったよ】
【2人には、EXステージを受けるかの選択肢をあげるよ!】
ソルシュガの2人の前には選択肢が表示される。
<はい>
<YES>
〝選択肢ww〝
〝選ばせるが、強制ww〝
〝ダンジョンさんww〝
『仕方が無いですね、【はい】を選びますね』
「じゃ、わたしは【YES】を選ぶね」
どっちを選んでも強制的に参加のイベント。ならば、両方を選ぶソルシュガの2人。
パンパカパーンと祝福する音が鳴る。
【2人の素晴らしい選択に、ダンジョンさん嬉しいな!】
【EXステージは、有名人と戦うステージだよ!】
2人の近くに、魔法陣の様な物が現れ2人の男が現れる。
1人は金髪で180cm位の鼻が高いイケメンで胸元が開いた黒い服を着ている。
もう1人は、黒い髪に170㎝位のイケメンの日本人男子で白と黒の服を着ている。
〝この2人ってフィギュアスケート界男子の……〝
〝皇帝と王子やんけww〝
〝これと戦うのかよww〝
【ハーイ、皆さんご存じ、D・プルシ〇ンコさんとD・ユ〇ル君だよ】
【現実世界の人よりも5倍の強化力を持つ、Dの意思を持つ強化模倣品だよ】
〝Dの意思www〝
〝Dって独自解釈www〝
〝各方面に喧嘩売ってて草ww〝
現実の人とは違う、Dの意思の意思を持つ強化力を持つ人間。
作るきっかけはダンジョンさんが、この世界に介入し始めて、とある漫画に出会ったことが始まり。
その漫画を見て、フィギュアスケートって面白いやんけって思い、無料動画《ヨウ〇ベ》で検索していく中で出会った男子フィギュアスケート界の皇帝と王子。
【いやー、メダ〇スト見てたらカッコイイ良くてカワイイからつい作っちゃった】
〝つくっちゃった、じゃねーよww〝
〝アイ〇スの龍〇薫ちゃんの声優推し作者の漫画がダンジョンさんの脳焼いてるw〝
〝推し活の推し活の推し活ww〝
【ちゃんと、現実世界のお2人に敬意を示して、全盛期の能力をコピーして5倍強化しているよ!】
ダンジョンさんは、パワーこそ全てと思っているので5倍も強化している。
ここの辺はもしかしたら、与えられたその時の能力で演技をするべきという一般人とは解釈違いを起こしているかもしれない。
【さてさて、2人はこの皇帝と王子と演技構成で滑走って貰うよ!】
【ちゃんと、点数も着ける人達も連れて来たよ!】
上空に、12人の壮年の男女が姿を見せる。別な空間には少女達が、空間に閉じ込められている。
【はーい、技術審判さん3人と演技審判さん9人になります】
【この人たちは、年頃の娘さんを持つ人達で、娘さんを人質に取りました】
【ちゃんと公平に評価してくれれば、問題は無いです。しないと……】
「ここどこだよ……パパ活中だったのに」
「リーダー、ダンジョンだ!ソルシュガだ撮ろう!」
「これでバスって金が入れば、カレぴに貢げる!」
3人の頭の悪そうなギャルが現れ、ピーピーと透明な箱の中で騒いでいる。
【3人とも痴漢冤罪やパパ活に美人局で業値はマイナス100万の屑だよ】
【っという訳で、この世界には不要なので、処分するよ!】
3人のギャルが居る空間内が光り、ゴブリンとオークが姿を見せる。
その後は……語るまでも無い。
「ママ助けて、やだぁ!死にたくない、プギョゴベン、イグッ」
「アヘ(∀`*ゞ)エヘヘ、これはユメ、プゲpッよ……クケケk」
「イグググぐ、イグッグ、カレぴよりもギョビベベベべえええ」
3人のギャルは裸に剥かれ、白濁した液体で全身を汚し発狂している。そんなギャルたちをオークとゴブリン達は、ひたすら犯している。
〝エグッ〝
〝ダンジョンさん……やばい奴で草ww〝
〝マイナス業値の人達のSNSが阿鼻叫喚で草ww〝
【さてあ、審査員の人達、公正に判定をお願いします】
【どっちかに肩入れしたらね、皆さんの娘さんがああ成りますからね】
全員の審査員が首を縦に振り、合意し、発狂していた3人のギャルが居た空間が無くなり、静寂が戻る。
残っているオークとゴブリンは次の獲物を狙う瞳で年頃の少女達を眺めている。
【3人のギャルは現実世界に戻したよ!さて、さて、演技種目を発表するよ!】
後に、地獄銀盤大会と呼ばれるイベントが始まった。