プロローグ
僕はどこにでもいるごく普通の小学生4年生の大揮。
学校では親友であると旬と拓斗と外で鬼ごっこやサッカーを楽しんでいた。
しかし小学4年生のある夏休み、セミが鳴き暑さがいつもよりも厳しく感じる日こと。
友達の大揮と拓斗といつものように遊んでいると、なんだか不思議な感覚が体を走った。
一度は誰もが感じたことがあるかもしれないが、旅行先で「なんか見たことのある景色だな」とか「聞いたことがある音楽だな」などはじめての場所や音楽でもすでに体験したことのあるような感覚だ。
2人が話していること、遊んでいることそのすべてが予知したかのように
「前にも体験したことがあるな」
と頭の中を巡った。
最初は
「いつも同じメンバーで遊んでいるからだろう」
とあまり気に留めることはなかった。
前世の記憶とか予知などは、小学生ながらもあまり信じていなかったからだ。
しかしこの不思議な体験は一度きりではなかった。
家に帰るといつものように母が迎えてくれ、夕食の準備をしていた。
カレーの美味しそうな香ばしい匂いが漂っている。
テレビをつけるとお気に入りのアニメが始まっていた。
いつものようにおやつを食べながら見入っているとまたあの時の不思議な感覚が体を走った。
アニメの流れが数秒先までだが内容が、頭の中をよぎってくる。
もちろん再放送などではなく、はじめて見る話にもかかわらず前に一度見たことがあるような感覚で少し先の未来が頭の中に入り込んできていた。
そのとき
「これは予知能力だ!」
と僕は超能力を得たことを確信した。
自由に使うことはできないし発動条件も全く分からないがとにかく、信じていなかったものの超能力を得ることができてたまらなく嬉しかった。
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