小説の執筆を始めた理由(4)
企画や創作には、斬新なアイデアは必須ではないはずです。
物語の場合、面白ければそれで良いわけで、王道フォーマットで面白い作品だっていくらでもある。
それと「斬新」というイメージは人によって違うでしょうけど、ChatGPTは斬新と言えそうな設定も創作してくれます。
たとえば「桃太郎をギャルにしたストーリーをギャル語で聞かせて」の結果は以下。
ある意味、斬新だと思いますけどね。
昔一っは、ねー、あるゴージャスなママがいたんだぁ! そのママは、ビーチで優雅に過ごしてた時、流れ着いたモモを見つけたんだよねー。
そこで、美味しそうに食べて、なんだか胸の内にジーンとくるものを感じたの!
そして、その次の瞬間、モモの中から、超お洒落な男の子が出てきたんだ♪
「あたしは、も一も☆た・ろう!」と胸を張り、ママたちと旅に出ることにしたよ!
途中で、もーも☆た・ろうと仲間たちは、犬のグリのダーリン、猿のモンちゃん、キジのジジの3人と出会ったんだ。
みんな仲良くなって、 楽しく旅を続けたー!
いろんなお店を見つけながら、話し合いをして、たくさんダンスを踊ったりもしたんだ。 そして、鬼のいる鬼ヶ島に到着したときは、もーも☆た・ろうと仲間たちはとびきりのコーデで、キマってダンスパーティーを開催して、鬼たちを追い払ったんだぜ!
どんどん有名になっていく、も一も☆た・ろうたち。お宝もたくさん手に入れて、みーんなの知ってるスーパースターになっちゃったの!
皆んなもーも☆たろうの話しをして、みんなが憧れるファッションアイコンになっちゃったよ♪
こんなのが簡単な指示で数秒で出せます。
主人公が「もーも☆た・ろう」で、オシャレなショップ巡りをして、ダンスで鬼を追い払う馬鹿げたストーリーを、私は簡単には思いつきません。
詰めていけば、面白い作品になると思います。「箸にも棒にもかからない」とまでは、とても思えません。
色んな設定を指定できるため、たとえば「サイバーパンクな近未来が舞台の西遊記を創作して」と指示した際に、面白そうだった設定は以下。
(出力テキストそのままではなく調整しています。)
孫悟空は、地球外で生まれた超絶人工知能を搭載したサイボーグ。かつてエイリアンと戦争して、愛するパートナーを失い、生きる目的を見失っていたところを人間たちに発見される。
物語に組み込む方法次第では、面白いと思いますけど。
例の記事を書いた名誉教授さんくらいになると、こういう設定をどんどん思いつけるんですかね?尊敬に値します。
漫才のネタなんかにも使えそうで、「クレイジーな花粉症対策を教えて」と指示すると、「ペットボトルのキャップを鼻に詰める」とか、訳が解りません。
他にも例えば「アーサー王伝説をジャパネットたかた風に紹介して」と指示したら、当店限定としてエクスカリバーを売り出しました。それ一本しか無くね?と突っ込まざるを得ません。もちろん馬鹿げた特典を付けてくる場合もあります。
私は、ChatGPTはプロンプト(指示の仕方)次第では、面白い設定も創れると思います。
もう少し続きます。