小説の執筆を始めた理由(2)
とにかく、キッカケの話をします。2023年の3月、職業柄、ChatGPTで遊んでいました。
GPT-4がリリースされる直前の頃です。
ChatGPT自体については、別途また書きますが、ブレインストーミングのために非常に役に立つと思いました。
プロンプト(指示)次第で色んなアイデアを出してくれます。
情報の正確性は保証されませんが、企画立案や創作活動には有用です。
そして、いくつか活用できる用途やプロンプトを考えました。
そんなとき、たまたまYahoo!ニュースで以下のような記事を読みました。
映画「ローマの休日」の続編を創作させたら「箸にも棒にも掛からない」内容だったと。
意味不明です。
この先、AIに対するプロンプトエンジニアリング(指示の組み方)が重要になると言われているのに。
これは、プロンプトエンジニアリングが下手だと言っているようなものです。
ChatGPTは、プロンプト次第で、かつ指示を実行する度に返答は異なります。
「映画『ローマの休日』の続編を創作してくれ」
という指示では、そりゃろくな返答は得られません。
(もちろん少し指定を加えてるでしょうが。)
登場人物や導入部、大雑把な展開などを指定していく必要があります。
もちろん、問題にしている記事が、AIだけではまだ不十分と言いたいのは解ります。
それと、物語の創作では、ありがちな展開しか出来ないと言いたいのでしょう。
しかし、フィクション作品は、あるあるの組み合わせだらけじゃないですか。
あとは見せ方の問題でしょう。
ChatGPTは仕組み的に、あるあるを組み合わせてくれる訳です。