表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

前代未聞、子猫不足!?

子猫不足に見舞われた2022年。我が家では伝手を駆使して子猫をお世話することに。

 みうみさんが、しまちゃんも引き取りたいと連絡してくださったとき、兄嫁に一通のLINEがきていた。

 と、兄から聞いたのはまだもふちゃんも入院中のときだった。

 それは「子猫の斡旋をしているって聞いたんだけど。子猫いませんか」というものだったという。


 聞けば、兄嫁の友人の友人が子猫が欲しくて探しているということだった。

 やたら猫まみれなので、連絡が来たらしい(しかし兄嫁は猫が嫌いなんですけどね)。


 すでに我が家にいる猫たちは、里親が決まって手元に猫はいない……しかし、ここではわたしは思い出しだ。友人Sが知人のところに貰い手を探している子猫がいるということを。


 さっそく連絡を取ってみると、くだんの猫さんはまだ貰い手未定だった。くわしく聞くと、生後三か月の黒猫(女の子)ちゃんだった。

 写真で見ると、めっちゃカワイイ。なぜ貰い手がいなかったのか不思議なくらいだった。


 それで、先方に連絡すると、ぜひ欲しいという。では、すぐに黒猫ちゃんはそのお宅へ、とはならなかった。というか、連絡がめちゃめちゃ煩雑だった。

 いま経緯をさらーっと書いたけれど、実はLINEでの連絡で

 黒猫さんの家⇔友人S⇔わたし⇔兄⇔兄嫁⇔友人⇔職場の友人 といった風で、話がノロノロとしか進まない。

 結局じれたあげく兄が、里親さんが迎えにくるまで実家の二階(兄夫婦のスペース)で面倒を見ることになった。

 なにがどうしてそうなる!?


 そして、黒猫ちゃんはやってきた。5月30日、事務所に。

 篭から出た黒猫ちゃんは、ほんとうに真っ黒で、お目目が真ん丸で、鳴き声が変だった(笑)

 ほわん、ほわんと鳴く黒ちゃんは、次の日曜日まで一時預かりとなった。


 兄は猫に対して徹底的に下僕体質なので、それはそれは下にもおかぬ待遇だ。

 家に来た初日、黒猫ちゃんがさびしがって鳴いて寝不足になっても、「かわいい、朝方布団の端っこに乗っかった」とか惚気放題だ。

 しかし、自室が工具や何やらでとんがったものばかりと気づいたら、もう心配になって「夕方まで、おまえん家の仕事場におかせてくれ」と言い出した。


 結果、リビング及び二階にはハチワレと三毛、和室にはもふちちゃん・しまちゃん、そして仕事場には黒猫ちゃんと、人間二人に対して猫五匹。


 よくわからない状態に。わたしはご飯をあげてまわるだけでも、一大事になった。

 それに、大人猫が拗ねないように撫でたり、離乳して食欲爆発・元気溌剌の子猫ちゃんずのお相手、さらにちょっと引っ込み思案の黒猫ちゃんは隅っこの暗がりに入ると、ほんとに見えなくなる……といった状態で、このころはほんとに一人で天手古舞だった。


 それでも夜は兄がお世話をして、さびしくないように過ごしたという。


 と、いってもそれはわずか六日間のことだった。


 日曜日に里親さんが実家の事務所にお迎えに来て、黒猫ちゃんは貰われていった。


 兄はしばらく(というか今も)、黒猫ちゃんロスで、新しいお家から来た写真を大切にして時々見返しているらしい。

 写真はわたしにも回ってきたけど、首にリボンを結んで座る姿は、まるでぬいぐるみのようだった。小型のワンちゃんとも仲良くしているとのこだった。

 めでたし、めでたし。


 ※ 一度だけ、階段上にいる黒猫ちゃんと階下にいるキジトラがニアミスして、キジトラが盛大にしっぽを膨らませたとのこと。ちょと見たかった。


黒猫ちゃんは、う〇ちをするときに切なげに鳴いたそうです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 猫が猫を呼ぶ。 みんなもらい手が現れてよかった! 性格もそれぞれでかわいいなぁ(//∇//) お世話するたびーさんはお疲れ様でした!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ