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我が献策  作者: 火御成飛
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第八章 少子化問題

 私が提案したい少子化問題とは、大別して「結婚」「捨て子」「ネグレイド」の3つになります。 「ネグレイド」を除けば、比較的、建設的な提案はできるかなと考えています。


 では一つ目。「結婚」について。

 この問題については、比較的簡単に決着する事が可能だと考えています。 

 血統の外的因子への組み込みによる活性化です。単的に言えばハーフ化です。


 日本民族は国際社会的に見て小柄であり、筋肉が付きにくい体質にあります。一般論として、ですが。

 対して欧州人は真逆に、遺伝子的に筋骨に恵まれ、上背にも恵まれ、戦闘民族としての因子に恵まれています。

 この因子獲得を狙います。最終的には四代末まで眠らせる因子ですが、この因子がある事で、日本人の因子は再活性化が促され、子孫繁栄に繋がります。

 現状のままでは終末部族と何ら変わりません。そこまで来てしまっているだと感じます。


 白人種、基本的にカッコよかったり、可愛いで゜すよね。+5%らいの無条件補正が入ると見ています。

 とは言え容姿が悪い方、性格がどうしようもない方がいらっしゃねのも事実です。

 そこは東西、共通の問題だと感じますね。


 しかし、そうなると生まれる子がハーフですから目立ちますよね。

 周囲に理解があれば良いのですが、閉鎖社会の日本ですから望まない、望まないに関わらず目立つでしょう。

 なので、都市での生活も便利で良いですが、後述する「隔離村」での生活での「保護生活」を推奨致します。

 後述する「捨て子」問題の託児施設のスタッフとして、生活保護を保障しつつ、『隔離生活』して貰う、という内容になります。

 ところで、どうして白人種に私が拘るのか? という話ですが。

 昔、私が訪問販売で布団売りをしていた経験があるのです。

 その時の経験で、白人種の骨格、筋肉質の付き方と、日本人の骨格、筋肉の付き方では全く違う事を教えられました。

 当然これに合う寝具も異なり、一概に羽毛布団だから良いという訳でもなかったのです。

 双方ともに鍛えている、という前提条件ではありましたが。

 特に超えられない問題が上背で、こればっかりは、どうしても白人種が上でしたね。

 上背がある分だけ筋肉も付く。

 決して小兵の方が万事、不利とは言いませんが、農作業となると厳しいでしょう。


 で、白人種、百人~千人を日本政府が募集して移民前提に西欧社会で募集し、選抜します。

 家族構成、金銭関係、思想、性格、友好関係、宗教、素行、若さ等々。全て丸裸に。必要なのは最低でも百人いればいいのですから厳選に次ぐ厳選を加えます。その後の移住費用から生活保護まで、全て日本政府が補償します。

 しますが、スパイや破壊工作員であってはならないのです。その為の厳選です。外交官特権は無効とし、庶子だけとします。


 こうして残った欧米系白人種の彼、ないし彼女を日本政府が受け入れます。

 彼らの任務は「結婚」の為、当初プロファイリングでマッチングされていた「相手」との「お見合い」が待っています。

 双方の意思も大事ですが、「血統因子」も重要です。

 最悪なのは不成立で、どれもこれも不成立の場合、直ちに「孤児院への運営スタッフとして異動して貰う」事になります。

 そこでの出会いもあるかも知れませんし。


 それでも結婚したくなければ強制送還が待っています。種ナシとして。


 さて、これで結婚した世代を親世代とし、生まれた子世代から孫世代までには一つの縛りが発生します。

『外国籍との結婚は、できません』。どうあっても結婚したければ、日本籍を破棄していただく事になります。

 政策目的が日本籍の人口増加にある為、それに背く為です。

 また生活保障は親世代は生涯保障となっていますが、子・孫世代は収入次第であり、これ以降は縛りがなくなります。

 傍から見れば『上級国民の誹りを免れない』扱いである為、この政策を実行されるならば、隔離村で行われるとは言え、政策そのものを秘匿されるのが宜しいのではないのでしょうか。


 いずにせよ、白人種との混血は、間違いなく、アジア人の劣っていた因子を活性化させ、同族同士に好感度との結婚渋らせていた現状から、劇的効果をもたらすはずです。長期的視野で見れば、必ず国策として良き人材を育んでくれるでしょう。


 次は「捨て子」問題です。

 発見から何とか救出に、成功した生後間もない乳飲み子を、再下限として設定致しましょう。


 まず、大都市…東京都と大阪府に、赤ちゃんポストを設置し、積極的に赤ん坊の回収を行うべきです。

 なので、赤ちゃんポストを設置した病院では、産婦人科があり、一時的に捨て子となった乳児を、おあずかり致します。


 次に赤ちゃんの様態が安定したら、捨て子を一手に引き受ける都、ないし府が運営する収容隔離「村」へと移送します。


 この収容施設は、母子家庭問題も解決する施設も兼ね、外界からの攻撃者から隔絶した隔離村を形態をとっているものとします。

 つまり、自称「家族、血縁であっても面会謝絶です」。


 この隔離「村」は高原のような山深い場所にあり、他県の土地を買い上げて「飛び領地」として管理、運営するものです。

 プロジェクト自体は国家で推進しますが、現場管理は都と府で行うものと考えます。


 この「飛び領地」は都と府の隔離領地として、現地の都道府県とは管轄が異なるものとし、警視庁、ないし府警からの所轄署が配置され、警備に当たります。

 つまり管轄が違うということです。


 敷地周囲は全てフェンスによって隔離され、外界からの侵入を遮断します。


 敷地内部は大きく分けて三つの施設、詳細も含めれば五つの施設によって成り立っています。

 一つ目が病院です。中規模程度の病院であり、産婦人科、内科、外科、小児科、心療内科、精神科などに加え、獣医までいます。

 設備もCTスキャナからレントゲン室、オペ室まで揃っており、急患にも対応できるものとします。

 ただ、一般的な病院と異なるのは、託児施設が併設されている点です。


 看護師達は、同村で働く母子家庭の子供達の面倒も見、寄宿舎も病院内に併設されています。

 食事の提供、寄宿舎までの案内などは看護師が面倒をみてくれくます。


 二つ目は、学校です。

 子供達は寄宿舎へ母子共に寝泊まりし、病院から学校へ通い、そして病院へ帰ります。

 公営住宅や賃貸住宅という概念はありません。無論、隔離村内部に一戸建てもありません。

 ここは「隔離された、共同世界なのです」。


 三つ目。酪農牧場です。これが最大規模の施設になるでしょう。

 私の構想では、乳牛と和牛の飼育と生産をしたいと考えています。

 また乳生産品のも行い、多くは地産地消を心掛けますが、可能な限り換金材料として出荷したいと考えます。


 この牧場の存在は隔離された牧場として、それ以上でも、それ以下でもなく、報道にも晒しません。

 閉鎖された牧場として活動させますが、飼育指導は内部スタッフによって一級品を目指し、手抜きは一切させません。

 ゆくゆくは地元のブランド肉として売り出したい考えではあります。

 乳牛はともかく、和牛は出荷時期になると外部の業者に引き取られ、出荷されていきます。


 さて、実際には、この他にも施設はあります。

 ありますが、非常事態でもない限りは、全力稼働をさせたり、起動させたりしない施設です。


 まずは上下水道です。

 こんな僻地でも、周囲には集落程度の民家はあるでしょう。

 そんな地域が夏季豪雨で被災した際、この隔離施設が避難所拠点として稼働できるよう、独自に上下水道の稼働施設を常備しておきます。


 上水道施設は精々が井戸止まりでしょう。しかも昇降式ポンプで。停電前提で。しかしないよりはいい。

 濁流に呑まれる前提でポンプ、井戸共に密閉し、緊急時に応じて封印を排除は、機能を回復させることです。

 

問題は下水処理施設です。日頃から都営ないし府営牧場の汚染水が谷川を汚染していた、などとなったら大問題です。

 常日頃から下水に関してはスタッフを貼り付け、独自に浄化施設を稼働させて、無害化してから排水するように努めます。

 これにより、もと周囲の村落が孤立化した場合、日頃は隔離している施設が避難拠点として機能し、上下水道も提供して周辺住民の救済にも寄与することになります。


山奥の高原地ならば、豪雨被災が多発する昨今、孤立化は容易に用意に想定し得る事態でありまして、その前提の下に拠点を築くべきだと強く訴えるものであります。


さて、そうなると電力は日頃、外部から導入するとして、孤立化したらどうするのか? という話になりますね。殊に酪農していると電力は搾乳機を初めとして、かなり重要なものになってきます。

普通に考えれば、燃料式の自家発電機でしょう。

次は太陽発電。しかし高原には不向きでしょうね。むしろ風力発電機や、川の流れで水車を回す推力発電機の方が向いているかも知れません。

大都会と違って集落です。必要とする電力自体が大したものではないのですから、蓄電池さえ満たせれば、それで構わんのです。


そして最後に、この閉鎖されたコミュニティーを円滑化する為に必要に媒体が必要です。

「犬」を提案致します。

 犬は古来から人間と共にあり、一般的に忠実であり、群れの生活を理解します。個体差がなり、望む個体でないものもいますが、よういう「犬」コニュニティーに危害を加える恐れがある為、仲間として加えるべくきではありません。

 これは訓練というより、生来の性格に由来するでしょうね。

 この犬達がコミュニティーにいるだけで、人間達の心に「対立」の緩衝地帯が期待できます。


 殊に子供達のコミュニティーでは「気に入る」「気に入らない」程度の些細な諍い程度で喧嘩が発生するものですが、「犬」の存在が、これを緩和し、軽減することが期待できます。

 無論、その為の訓練を施す事は必要ですが。


 また、本隔離「村」は物理的攻撃者、精神的な攻撃者から隔離する為のものであり、外界からの情報を全て遮断するものではありません。

 そんな事をすれば「浦島太郎」になってしまいます。

 例えば、ネット通販で何かを購入依頼すれば、隔離村まで物は届きますし、政治情勢、今の流行を知っておく事も大切な事です。経済について知っておく事も重要な事でしょう。

 そうやって、意図的に外界への好奇心を掻き立てることで自立心を掻き立てさせるのです。


 その先に、外界でやっていけるだけの資金と働き口に合格したのなら、施設側としては送り出してやることが筋としてものです。そうして「しばらく様子を観察します」。

 だいたい高校卒業から先、進路として、このまま隔離村スタッフとして残るのか…牧場の仕事は忙しく、他の事を考えるヒマはないハズです…それとも、都会へでて就職するか、進学するかの選択です。


 どの選択を採用しても施設側は本人の意思を尊重しするものとします。


 とは言え、外部世界へ出て行く選択したをした場合「十中八九、失敗して施設に戻るハメになるでしょう」。外の世界は悪人だらけです。隔離村なんて純粋培養された善人が、到底やっていけるような世界ではないのです。

 そして悲しい事に捨て子はいつの世にも、いつの時代にも必ず出て来るものです。スタッフは、幾らいても足りなくなる事だけは確かですから、戻って来た彼らは歓迎されるでしょう。。


 自分で「自殺」という最悪の結末にさえ至らなければ、確実に「捨て子」は育ててくれた山深い郷へと戻ってくると信じています。


 さて。残った問題「ネグレイド」については、第二節として語っていきたいと思います。


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