表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

創造

私が大学を終えた次に選んだ進路先は、木を道沿いに数本生やしているだけでまだ空気の味がマシに思えるコンクリートのジャングルではなく、電線一本あろうものならそれが浮いて見える緑色をしたジャングルに近い。


コンクリとコンクリの隙間に立つ木とここに立つ木々とのただ一つの共通点、それは人の手によって植えられている事である。


盆栽。それは鉢の中に自然の風景を作り出す芸術である。


鉢の中で風を吹かせる。鉢の中で何百年も時を巻き戻す。人より小さい鉢の中で、人より大きい森を創造する。


そんな盆栽の力に私は無重力感を覚え、自然と日々をこの盆栽園で過ごすようになるのだった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ