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前世を思い出しました。

初めての小説の連載ものなので至らぬ点は多々あると思いますが頑張ります!それからキーワードが何を設定したらいいかわからず適当につけてしまいましたので間違ってるかもしれません、面目ないです。あまり元々こちらの畑の人間ではないため少々というかかなり文字書き界隈には疎く…色々お決まりが分かっていないかもしれません。書き方など見にくかったらすみません。


前世の記憶が戻ったのはつい先日の話…ということはなく、実は前々から記憶はあったが夢で見た出来事だと思っていたものたちを前世の記憶と認識したのが先日のことというだけだった。

私の前世は、それはもうファンタジーの世界ではありふれたようなモンスターたちが溢れる世界だった。そこで私はなんと勇者だったのである。それはもう鉄板な勇者で、ひょんなことから伝説の剣を抜き、出は庶民ながらも溢れる人望で心強い仲間たちと魔王に立ち向かい、英雄と人々から賞賛されたのだった。

記憶が戻ってからも私はどこか他人事なままだった。それもそのはず、だって私は彼の2つある人格の一つでしかなかったのだから。




前世の勇者であるリヒトは幼い頃、孤児として育った村でひどい扱いを受けていた。一応領主の小間使いとして生活の保障はされていたものの村人からは冷たくされ、表向きは人のいい領主も裏では日頃のストレスの捌け口にリヒトに暴行を加えていたのである。

そんなリヒトが作り出したもう一つの人格が私、フィンだった。リヒトは同一人物であるはずの私から見ても本当にいい子で、そんな彼をこのひどい環境から守りたいと考えるのも私の出自を考えれば当然の流れだった。それからは少しでもリヒトに見せたくない経験させたくない場面になればすぐに私が表に出て、頃合いを見てリヒトに戻った。それは勇者になってからも変わらず、綺麗事が通じない場面では私が出た。だが人格が変わりすぎれば仲間を驚かせ、リヒトの評判にも傷がつく。そのため勇者になってからはなるべくリヒトを演じて表に出たものだ。

私とリヒトの関係は所謂多重人格というやつで、主軸の人格であるリヒトは、私フィンであった時の記憶はない。だが私はリヒトが表に出ている時の記憶がある。そもそもが辛いことから主軸人格を守ろうと作られた人格なのだからそれはそうだろう。私自身、リヒトのことは主軸人格だとかを抜きにして守りたいと思ったからこんな面倒なことを続けていたのだ。それはもちろん彼を慕った仲間たちと同じ気持ちで。

私は誰よりも長く、そして近くも遠い場所で彼を慕っていた。それはもう今でもリヒトを愛おしく感じてしまうほどに。だからこそ前世を思い出した時は嬉しくて涙したのだ、今世も彼の人格として彼を守っていることに。




リヒトが転生した先は吾野菫(あがのすみれ)、今世では性別こそ変わったもののリヒトはリヒトのままだった。

菫は辛い境遇にいながらもいつだって人を信じ、先入観をもたずに接し、危害を加えたものにさえ誠意を見せれば笑顔で赦す人間だ。前世のリヒトとも男女という違いはあれどほとんど変わりはなかった。だからこそ記憶やフィンの意識がなかろうと私楓は菫を守っていたし守りたいと思ったのだ。ただフィンの想いが混ざってからはより一層菫が、リヒトが愛おしく、降りかかる火の粉は全て払おうとそう改めて誓ったのだった。


拙い文をここまでお読みいただきありがとうございました。普段私は漫画描きでして、小説はプロット時や個人で書く程度だったのですが、最近流行りの転生悪役令嬢ものを読んで火が付き、自分も転生もの書きたい!となった末のこの作品。おかしいなぁこんなはずじゃ…1話目ができたと投稿しようにも異世界から現代への転生はなんていうのか~とか、そもそもこの話がNLなのかGLなのかもわかりません。そもそもフィンは性別が無いに近いのでまずNLですらない…?あれ何Lだこれは

でもそんな性別もなにも関係ない独特の関係性が大好物ですので反省も後悔もありません。

そんなどこを見ているかわからん奴の作品ではありますが、読んでくださる方がいるのならば嬉しい限りです。

どうぞこれからリヒト、フィン、菫、楓の4人をよろしくお願いいたします。

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