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釣りロマン求めました!  作者: うにまぐろ
春のトラウト編
6/10

自己紹介②

「じゃ、俺様から行くか」


一番の男子が立ち上がる。そいつは急に震え出し、ズボンを下ろし下半身を丸出しにする。汚物を目にした自分は目を伏せる。


「キャーーー!!」女子は悲鳴。

「がはははははは!」男子は歓喜の声。

「よーし、俺様のビックなマグナムを御覧になられてありがとうございます。俺様は伊藤大地!趣味は山奥で大麻……じゃねぇわ、麻っていうロープの原料を栽培しており、年齢、職業、国籍、人種、問わずに売り捌いています!今ならクラス割りで1g30円で売るのでよろしくお願いします!」

「伊藤」

「なんでしょーか先生」

「後で郷土資料室な」

「はい!」ニッコリと返事をする。


あの人には、後で怒られるって自覚は無いんだろうな……大麻と麻は同じなのに……

そして次々と終わり、四人目は……釣りの彼だ。


「えーどうも緒方響司朗です。終わります」それだけ言い残し座る。


キョウシロウ君か……格好いい名前だね。キョウシロウキョウシロウキョウシロウキョウシロウよし覚えた。

そして何人か入学式で郷土資料室に連行されたのでかなり飛び7番。

背は180cm前半でそこそこのイケメンの人。


「よし行くか!俺の名は佐々木小太郎!中学校の時はリア充軍団にもジミーズにも属さなかったが、俺はここで人生を変えようと思う!先ずは手当たり次第女子に告白してセ○レを作る!

あっ!趣味は公園の遊具……じゃねーや……子供たちが使わなくなった木製の玩具でキャンプファイアすることです」

「そうか……佐々木……この前、夕やけ公園の遊具が全焼したこと知ってるか?」と先生はため息を交えながら言う。

「しししししし、知らないなぁ~」

「後で郷土資料室に来い」


そして……9番が立つ

背は低く右目に眼帯、左手にはくそ長い包帯が巻き付けられてる。


「ワイは武部伸行やで。しかしそれは仮の名、魔名及び二つ名はコードノヴァや。」

「クールだ」「ロック過ぎる」と男子の声。


自称コードノヴァは急に眼帯で隠されてる右目を抑えだし、暴れだす。


「ガアアァァァァア!ハアハァ……止めろ……止めるんや!そんなにワイを魅るな!レギオン(クラスメイト)よ!メドゥーサ(右目)が貴様等を食らい尽くしてしまうんや!」


発作が治まり、コードノヴァは席に横たわる。


「郷土資料室な」と先生は一言。


また順番が飛び11番。起立したのは、ここでは珍しい華奢でメガネをかけた男子だ。


「僕の名前は根岸天。中学校時代はネギテンと呼ばれており、警察沙汰にならなく普通に本当に普通に生活しておりました。年齢も皆さんと同じです。以後、お見知りおきを」


ネギテンが席に座ろうとした瞬間、先生は机を蹴る。


「……どうかしましたか先生?」

「本当のことを言え……」

「はて?本当のこととは……」


もう一度強く蹴る。


「先生、嘘は嫌いなんだ。今後のクラスのために貴様のことは周知しておく必要があるんだ」と殺気を込めながら言う。

「……」ネギテンは今にも泣き出しそうで……

「いーち、にー、さーん」先生は指の間接を鳴らし始める。

「……い、一年前の夏とある超名門進学校でプールの時間、女子更衣室で水着を盗み、盗撮をしてしまいました。動機は同時見てたラノベアニメの水着回を見て、衝動が抑えなくなり犯行におよびました。一応ですね、まだ高校生だからってことで停学で済みましたけど、恥ずかしくて学校に居られなくなって退学し、今年ここに再入学してきました……」泣きながら礼をする。

「良くできた」


残っている全員が終わり……


「じゃ、ホームルーム終わりな。解散。あ、郷土資料室の奴は忘れんなよ!」

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