愛人さん イッラシャイ
ーヤンデー
私はとある貴族の愛人をしていた。
吸血鬼とのハーフでヴァンピールと言われ忌み嫌われる種族だ。
普通には生きられない。
闇魔法が使える為、抱かれる幻を見せて誤魔化して愛人生活をしていた。
「旦那様。最高です今日も良かったですわ」
「妻にも最近は立たないのに君だと元気になってしまってね。ハハハ」
ふん、当たり前だ幻覚を見てるだけなのだから。
闇魔法
ヴァンピールと生まれ唯一感謝したのがこの魔法だ。これがなければ生きていけなかった。
「次はいつになりますか?」
「あいつが社交会に呼ばれた時かな、家を開けないと中々難しい」
奥様は優しく色んなご婦人に慕われてるので、旦那様が居なくても招待が来る。奥様の社交界での頑張りが平凡なこの家を守っている。
愛人の私が言うの変だが奥様大切にしろと思う。
嫡男のモブ様はスケベだが奥様一筋だ。
そんな日々を送っていると
「お前父上の愛人だな」
と次男のアメダス様から言われた。
「何を言うのですか」
言いつつ闇魔法で寝かせようかとしたところ。
右手に見たことが無い鉄の塊(銃)を此方に向けて来た。
それが何かは解らないが。凄まじいプレッシャーだった。13才の少年なのに剣も槍も私からみて
平凡で驚異など感じた事がなっかたのに
声が震えた
「あ、アメダスぼっぼちゃま」
「悪いが父上を恨んでくれ」
凄かった。15・6にしかみえないが100才を越える
私が経験したことがないくらい愛された(メチャクチャされた)
幻覚でもあの方以外にもう抱かれたくなかった。
「すいません、当主様では満足出来ません。あの方以外はもう私は」
私は愛人を辞めてすぐ。アメダス様が家を出られたのを知った。
旦那様が私をとられた腹いせに追い出したに違いない。
あの年頃ならきっと王都へ向かったのだろう。都会の毒婦に捕まる前にお助けせねばなるまい
「アメダス様今あなたのヤンデが逢いに行きますわ」
グフフフフ
ーその頃アメダスー
ブルブルなんだ急に寒気がしたぞ。
「どうしたアメダス寒いのか?」
「うんちょっと寒気がね」
「マリアさんその見事なお山で俺のビックマグナム挟んで」
「ビックマグナムってなんだ?」
馬鹿な事とほざいてた。