プロローグ
こんにちは!この小説のタイトルは『われがさだめをかえてやる』です。くれぐれも、運命を『うんめい』と読まないでください!
今日は日曜日。明日が期末テストの、三善野高校1年の君星拓弥は、堂々とゲームをやっていた。拓弥の成績はオール3で、好きな教科も、嫌いな教科もない、ごく普通の高校生。だから、今日の夜に一夜ずけでもして覚えればいいと軽く考えていた。
すると、ピンポーンとベルが鳴った。
「ったく、誰だよ。」
いら立ちながらも拓弥は玄関へ向かった。今日は父も母も妹の聖菜も出かけているため、家には拓弥一人。そのため必然的に拓弥が出なければならない状況である。
「・・・はい。」
拓弥はドアを開けた。するとそこには、黒いスーツを身にまとった、SPのような男性がたっていた。
「あの・・・なんですか?」
拓弥は面倒くさそうに言った。
「君星拓弥さんですね?」
「ええ、まぁ・・・そうですけど・・・。」
「お時間いいでしょうか?」
「・・・はい。まぁどうぞ。」
と、SPのような人を家に上がらせた。
SPのような人は、ソファに腰掛けると、君も座って、というように手を振った。
「実は、あなたは知らないと思いますが・・・」
「・・・はぁ。」
「あなたは、エクソシストです。」
「・・・はぁ。」
エクソシスト・・・『悪魔払いの祈祷師』・・・拓弥のやっているゲームは、『天と地のエクソシスト2』というRPGゲーム。中三のとき、エクソシストの意味を調べたことがある・・・
「ハハハッ。やはり信用できませんよね。では、これから行きましょう。みなさんがあなたをお待ちですよ。」
「・・・あなたは・・・」
「私は、ソイル=ルイージュと言います。エクソシスト探しをしているんです。」
ソイルはタロットカードをだした。
「天と地に光を、私たちを異世界のもとへ・・・」
すると床に、万華鏡のようにきれいな模様の光がでた。
2人はシューっと光とともに異世界へとんだ。
キャラクター
君星拓弥
君星聖菜
ソイル=ルイージュ




