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えっと、なんだかんだで魔王です。  作者: 石田 真紅亜
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何だよ優しい魔剣って

※この小説は瞬間的な思い付き・ワンフレーズを妄想力だけで文章化しています。

~あらすじ~

特になし!!!

 俺の朝は早い。アホみたいな俺のご先祖様が残して逝った負の産物である剣術の稽古をさせられるからだ。具体的に時間を言うと4時。

「おそい! 遅すぎるぞ貴様ぁ! 」

 眠い目をこすりながら胴着に着替え道場へ、一応この剣道場とそこにいる爺さんのおかげで食っていけているのでいやいやながらもやるしかない。クソッこのジジイめ、絶対棺桶にゴキブリ入れてやる。

「何言ってんだ? ボケたのか? 始めるのは5時からだろうが!」

「時計を見ろ! 8時じゃろうが! 」

「明らかに動いてねぇじゃねぇか! 」

 こりゃあもう長くねぇな。そう思いつつ座禅で集中力を上げる。とか言いつつ。妄想してみたり

「渇ッ!!」

 俺はジジイの一撃を避ける

「あぶねぇ!? 何しやがる! 」

「ん? いや、なにやら雑念っぽいのが出ていた。あと蚊がいた」

「俺ごと殺る気か!? 」

 ゆっくり座禅もできねぇ。クソが、ぜってぇコイツの棺桶にネズミ花火入れてやる。

「おはようございま~す」

 俺がジジイへの冥福の祈り方を考えている所に、おっとりとした声が響く。

「おお、ゆいなちゃん。おはよう。今日も早いねぇ。上がってゆっくりしててね」

「は~い」

 トテトテと本当に効果音を鳴らしながら俺の家の方へと姿を消したのは緒方(おがた)ゆいな。俺の幼馴染の一人で一つ年上の姉貴分。おっとりとした性格で天然さん。時々年下じゃないかと疑ってしまうような行動をとる癖がある。

「さてゆいなちゃんが来たと言う事は、5時じゃ」

「さっき8時とか言ってたのはどいつだよ」

「ん? お前じゃろう?」

「殺す」

 俺はこの辺の暴力団も震え上がらせるほどの実力の持ち主につっこんでいく。勝ち目はゼロもちろん今日も負けた。この悔しさをバネに俺は強くなる。と言う訳で基礎体力向上のためにマラソンをしている。 その辺の土手を、どこぞのスポ根漫画のように走っている時だった。突然目の前が真っ暗になった。なんか、頭が痛かった気がするがよく分からない。そして気がつくと倒れていた。

 どうせ転んだんだろう。そう思って立ち上がる。なんか地面がぬるぬるする。そのせいで俺は手を滑らし土手から転げ落ちた。

 ガシャンと明らかに草むらに落ちただけではしない様な音がした。誰かが不法投棄でもしたのだろうか?

 なんだかフラフラする頭をおさえながら俺がぶつかったものを見てみた。

「なんじゃごりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!! 」

 テンションがいちじるしく上がった。思春期の男の子の大好物の一種である大剣である。おまけとばかりに日本刀も2本ほどあったりする。ちなみになにやら血っぽいもので濡れている。にもかかわらず俺はかかんにも拾い上げてみるすると話し掛けられた。

「殺しちゃってごめんね」

 なににって? その剣にに決まってるじゃないですか?・・・え? マジで?

自分で言ってておかしいことに気付く。剣はしゃべらない。家に飾ってある刀は触っても喋らない。が

「あれ? もしかして聞こえてる感じかな?」

おかしい、どう考えてもこの大剣から聞こえてくる。しかもものすごくフレンドリーだ。

「聞こえてるなら返事してみて。僕はとある魔界の魔剣だよ」

「えっと、一般的な高校生(?)の秋本咲間だ」

 とりあえず俺は自称(?)魔剣の大剣を持ち上げてみる。 どこにも音が出てくる穴っぽいのがない。

「えっと、さっきから喋ってるのはお前ってことでオッケー? 」

「オッケーですよ」

どうやらこの剣は喋るらしい売ったらいくらぐらいで売れるかな?

「どうやら君が選ばれたみたいだね。」

「え? なにに?」

「ちょっと! いつまで私たちを放置する気よ!」

また声がした。足元から。

「まぁまぁ裂夜(さくや)、彼は神切(かみき)り君のパートナーになったのなら私たちの声は彼には届かないよ。」

えぇ、なんかありそうな設定を足元で喋られてるよ。えっとこれはあれだ、なんか伝説の剣とかに選ばれる感じのあれだ。しかもパートナーの剣としか話せない感じの設定だ。

あれ? じゃあなんでこいつらの声聞けてんだ?

「えっと・・・裂夜?お前らの声も聞こえる感じなんだが?」

「はぁ!? 何言ってんの? そんなことある訳無いじゃない!」

「いや、会話成立してるし」

 俺はとりあえず喚いていたので裂夜とかいうなまえの日本刀ともう一本のほうも拾い上げる。

今さらだけどこいつら軽!? さっきからこの神切りも片手で持ててるし。

「ちょっ、気安く触るな!」

「放置するなとかいってたのそっちだろうが! えっとおまえは?」

「ん? ああ、私の声も聞こえるのか? 珍しいな。私の名は水裂(みさき)。さてどうしたものか」

「う〜ん。はじめてのことだもんね。とりあえず僕の所に行こう」

なにやら剣同士で話し合っている。シュール過ぎる。ゲームとかラノベの主人公ってこんな気分なのかね。

「ねぇねぇ、咲間とりあえず僕を思いっ切り振り下ろしてみて」

「あ? ああ」

とりあえず流されてみる。とその前に

「なぁ、初めに『殺しちゃってごめん』って言ってたのはどういうこと?」

「ん? 言葉の通りだけど? 君の上に落ちちゃって頭割っちゃったから」

「はい?」

「物分かりが悪いわね。神切りについてんのあんたの血よ?」

・・・え? なになになんなの? 俺、知らない間に死んでる? いやいやいや。

「生きてるだろ? この辺に俺の死体ないし。動いてるし」

俺は腕やら足やらを動かしてみる。

「いや~勝手に殺しちゃっったから祟られたら怖いじゃん? だからゾンビとして生き返らせてみました」

いやいやいや! そんな漫画みたいなことそうそうあって・・・あったなぁこいつらいるなぁ。

じゃあリアル? リアルなの?

大混乱におちいっている俺の手が勝手に動き出す。解りやすく伝えると裂夜を持っている手が裂夜を抜き放った。

そしてなんのためらいも無くもう片方の左手を切り落とす。

「え"ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? 俺の手がぁぁぁぁぁぁぁ???」

大パニックですよぉ!口調がおかしくなっちゃうくらいの大パニックですことよ!?

「あ、私が抜けたってことは、私のマスターもあんたみたいね」

おいおいおいおいおいどうするんですかぁい? 俺、左手落としちゃったんだよ!? え? ピラニア? なんの事だすか?

「裂夜、マスターは大パニックだ、おそらく痛みという感覚が完全麻痺しているような混乱っぷりだぞ」

「なんか、酔拳みたいな動きしてるよ、気持ち悪いよ」

なんかマスタードとか言ってる気もする。が今はそれ所じゃにゃい、義手っていくらするんだろう。

「とりあえず、落ち着かそうか。うーん、神切り君」

「はいは~い」

 また俺の手が動き出す。今度は何も持っていなかった残りの右手が勝手に神切りを拾いあげる。そして、

ドス! 俺の体を貫通させた。

「ああ、終わった。そうか俺の人生ここまでか」

「もう終わってるって言ってんでしょうが! 」

「・・・あれ? そう言えば痛くないな。ってかさっきから体が勝手に動くんだが?」

「落ち着いたかい? さて先にいろいろと説明させてもうよ。まず君についてだが、君はゾンビだ。生ける屍、リビングデッドだ。痛覚が完全に死んでいるがね。偶然死んでしまった君を優しい神切り君が無理やり生き返らせた。そっちの落ちた手をくっつけて見てくれ」

 優しい魔剣って何だよ。そう思いつつ左手を拾いあげ、くっつけてみる。

「まあ、そろそろくっついているだろう」

 俺は左手をにぎにぎさせて、って動いた!? 

「と言う訳だ。ここまではいいかい? 」

 コクンとうなずいてみる。

「次は、私たちの事に付いてだが」

 一体コイツらはどうやって俺の行動を見ているんだろう。

「私たちは三つの魔界の魔剣なんだが、まぁ俗に言うパラレルワールドと言うやつでな、私と裂夜は双子、神切り君は兄弟分みたいな関係でね、そしていろいろと世界のルールが似ているんだ。魔剣は主を求めてさまようんだよ。ただ誰が主かは私たちは分からない。分かりやすく言えば神のみぞ知ると言ったところだ。で今回は私たち三人の主が君になったんだ。ちなみに私たちの世界は交流があって、神切り君の所が最も勢力を持っている。あと主の体をある程度こちらの意思で動かせる。主を見分けるには、声を聞ける以外に神切り君は持ち上げれるか、私たちは鞘から抜けるかどうかで見分ける」

 う~ん。なんというかベタですねぇ。都合いいッスね。俺はなんだかやる気がなくなってきた。もうお腹いっぱいですよ。

「と言う訳で僕を思いっきり振り下ろしてみて」

「はいはい」

「『はい』は15回言うのが世界の常識でしょうが」

「はいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいひゃっつ」

「噛んじゃった!? 最後の最後で噛んじゃった!? 咲間大丈夫?」

「ハハハ、なかなか愉快な主だな」

「ばっかじゃないの? どこの世界の常識よ」

「テメェが言ったんだろうが!? 」

 俺はやり場のない怒りを込めて神切りを振り下ろす。何か手ごたえがあった。水を切った時の様な感触だった。

「切れたね。咲間一歩進んで」

「あん?」

 よく分からないまま俺は一歩踏み出す。

 この世は何かが始まるには何かが終わらなければならない。今回終わったのは俺の人生。始まったのは俺の新たな物語。

 さてさてどんなドタバタ珍道中になるんだろうね。

~次回予告~

ゲスト  秋本咲間・水裂

「なんだ? なにがあるんだ」

「ああ、私たちが作者と駄弁る所らしい」

 ちげぇよ! 次回予告だよ!と言う訳でデビ、ゴホン。石田 真紅亜です。

「いま、登録した方の名前言いかけたね」

「何の話してんだ?」

あ、プテラノドンだ!よし話それせた。

「残念だが私の魔界にプテラノドンはうじゃうじゃいる」

「そらせてないし」

ノォォォォウ!? まぁいいや次回予告!

 突然のゆいなからの告白! 今まで姉だと思っていたゆいなからの告白に戸惑うう咲間。今の恋人水裂との間で揺れてしまう。「私との事は遊びだったんだね、主」次回『俺は、裂夜が好きなんだ』

「いやいや、今回の終わりと接点ないし、水裂と恋人でもないし、そもそも刀だし」

「それになぜか新たな選択肢として裂夜が来ているな。あと主、刀はかりのすがただ」

 勝手に何ネタバレっぽい伏線張ってんだ!? 水裂呼んだのまずったかな? あ、あと伝えなきゃいけない事あったな。

 メインヒロインは、 ゆいな・裂夜・水裂・後で登場する友人 の4人の中で決めたいですね。そのうち投票でもしましょうかね。(ここの所だけ本当)

「後で登場って、もしかして涼の事か?」

「主、ネタバレ的発言は駄目だよ」

 テメェさっきしてたじゃないかっ!!

「さて、この作者はリアルでふと思いついたことを妄想力だけで文章化して、無理やり物語に詰め込みやがる。構成文なんかまったくねぇ。」

 正直この後どうなりのか分かってません!この小説のコンセプトは


 瞬間・その場しのぎ・なんとなく・ワンフレーズ・妄想力


です

「バカだな」

「馬鹿だね。あ、いい事思いついた」

 ん、なになに?

「これを読んだ人、何かワンフレーズを感想の所に書き込んでくれないか? 反則かも知れんし、怒られるような事なのかも知れんが、よければやってくれ。ひょっとするとキミの考えた事が話になるかも知れんぞ」

 なに勝手に応募してんだよ!? もし怒られるとしたら俺だけなんだぞ!?

「私たちには被害はない」

 いやいやいやいや!!! 俺すっげぇ小心者ですから怖いですからっ!!

「まぁ、冗談程度に聞き流してくれればいい。これでいいか?」

 聞くなっ!!!

「じゃあな、またこんど俺達の物語にこうご期待!・・・はあんまししないでくれ」

 なに変な感じに締めくくってんだよ!?

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