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子供達と神々の神楽 ~月の章~  作者: 東 蒼汰
月幕終演 夢幻の天叢雲 埜依丸
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夢幻の天叢雲 埜依丸 Bパート

「はぁぁ、きんちょうした……」


 アパートにもどってみおちょう姿すがたでそううと、ときみおあたまでながらう。


さいほうは、ちょっとしっぱいね」

「そんなことより、キチンとしゃべれたよ」


 まんめんがおでそうみおに、ときしつもんをする。


ほんとう姿すがたわるとべつじんね…… ねぇなんでおにいちゃん、おねえちゃんなの?」

なんはなし?」


 ときことみおそうにそうかえすと、ときう。


たい耀ようたちかたことよ」


 みおどもっぽいことは、ときかいしている。

 だからとって、しょうたいかくためとはどうきゅうせいに、おにいちゃんおねえちゃんとうモノかとときかんがえたのだ。


べついじゃん、ぼくちいさいしってるがするけど?」


 そうかえしてきたみおに、ときかえす。


「アンタ、すこしはかっこうようとはおもわないの?」


 ときにそうわれ……


「……そんなのはらない」


 すこかんがえたみおは、かおをしてそうった。


らないって、アンタね……」


 そのこといて、ときあきれたようでそううと、みおはなしをらせるためときたずねる。


「そんなことより、マルれんしゅうしなくていの?」


 みおにそうわれ、ときはこのはなしをめることにした。


たしかにそうね……」


 そういながら、ときかんがえる。


こころうちはなしてくれそうにはいし、かたないか……)

はやくしないとスセリかられんらくのうせいるし、れんしゅうしょがっこうのグラウンドかしらね?」


 ときがそううと、みおく。


「ねぇ、そうえばマルってどんなちからがあるの? ホウオウマルたちとくべつちからってたけど……」

「あぁ、マルちからときかがみよ。かがみちからあいないといからせつめいあとときちからはそのとおかんせいぎょするちから。まぁそのうちかるわ、くわよ」


 そうわったときは、みおひだりす。

 みおがそのると、みおはいつのにかかよっているしょうがっこうの、グラウンドのちゅうおうどうしていた。

 ねんためときみおにはとくしゅけっかいらわれており、姿すがたほかかみにんげんにはえない。


かった、ほかいみたいね」


 あたりをまわしたときがそううと、みおく。


「ねぇときちゃん、マルないんだけど?」

いてちゃったみたいね。ちょういわ、おおきい姿すがたのぞんでしてらんなさい」

かった。でもどのくらいおおきさで?」


 みおにそうわれ、ときすこかんがえてからこたえる。


「そうえば、臣器おみきぢかこといんだっけね。おおきさはわたしほう調ちょうせいする」


 ときはそうってグラウンドにかみ(がみ)あざむけっかいり、みおそでからキーホルダーをし、ひるがえすとマルぶ。


おおきくなってておいで、マル!」


 すると、おおがたホウオウマルおなじサイズのマルが、 みおまえ姿すがたあらわしてく。


「ヒョー」

「さぁみおマルなかに」


 そうときうながされ、みおマルう。


マルぼくなかれて!」


 するとみおあしもとからみずはしらようなモノががり、そのみずはしらようなモノはひかりにわると、みおともにそのからった。



 ★★★★



 まぶしさでまぶたじていたみおまぶたを開くと、みおくうかんに居た。

 そのしょつきあかりのてらかいがん

 せいかくにはあさかいめんうえ

 うみふかさはみおいている下駄げたよりあさく、すいめんはずい、ほしひかりをうつしている。

 そらあおむらさきいろをしていて、あたりはそれなりにあかるい。

 そしてまえに1メートルほどはくどうきょういており、そとしきうつしていた。


(ここは、……マルなか?)


 みおがそんなことかんがえていると、マルそとからときけられる。


みおわたしことえてる?」

「うん、えてるよ」

なかはどんなかんじ?」

まえかがみそとうつってる、あとうみかな? あしもとかいめんほしうつっててれいだよ」


 はなしをいたときみおう。


みおすこしそのねてみて?」


  ビチャン

   ビチャン


 われたとおみおがそのねると、マルもそのねる。


  ガゴン

   ガゴン


ほど…… たぶん、すいめんうごきをうつかがみってそうね)


 マルうごきをて、ときマルうごかしかたかい

 みおつぎこうどうす。


「それじゃあ、こんんでみて?」


 そうわれたみおがそのこうとするが、からだちゅうかない。


ときちゃん、なんべなくなってるんだけど?」


 おもい、みおときにそうたずねると、みおすこかんがえてかえす。


いま貴方あなた姿すがたみお、それともちょう?」

ちょう姿すがただけど?」


 みおことときおもう。


臣器おみきが、アラハバキのちからぞくしている所為せいか……)

かたない、こんことめいれいうごかしてみましょう。そうねしょうしてみて?」


 そうときうと、みおかえす。 


しょうってなに?」


 ときみおことけ、ことえる。


んでみて。りあえず、がっこうおくしょうたかさまで」

かった。マルがっこうおくしょうあたりまでんでくれる?」

「ヒョー」


 マルいてへんをすると 、みおとおり、がっこうおくしょうあたりまでがった。

 おくしょうあたりまでがった、マルかくにんしたときみおねんう。


(「いわよ みおりてて」)

「うん、かった。マルこんはゆっくりりて」


 するとマルみおとおり、こんはグラウンドにゆっくりった。

 マルがグラウンドにりると、ときみおかってせつめいをする。


いてみおマル貴方あなたうごきをうごがいに、ことめいれいすればうごいてくれる。せいかくには、こううごこうとおもいながらうごくとおなよううごいてくれるはずよ。貴方あなたわたしはなしているときにじっとはしてないでしょ?」


 そうわれたみおは、じょううでってたたく。


  パン パン


 するとマルつばさじょうかるくぶつけ、きんぞくおんらす。


  ガン ガン


 きんぞくおんいたみおう。


ほんとうだ」

「それとたい耀ようはどうやってるからないけど、いまマルこうのうりょくは、ことめいれいしたほういわね」

「OK」

「それじゃみおわるいけどすこひとれんしゅうしててくれない? そろそろわいめいもんいにそうだし」


 ときことに、みおそうにかえす。


いけど、めいだれ?」

「スセリのことよ。なるべくはやもどってくるから」


 そうわったとき姿すがたした。



 ★★★★



【5ふん きょうぐん何処どこかにぞうばやし


「アラハバキ、ツクヨミさま。あのちょうはいったいなんです!」


 ひといが、いちおうけっかいがいかいしゃだんしてるそのしょに、アラハバキとツクヨミはスセリにねんされていた。


臣器おみきだれもがつくれるモノではありません。げんじょうでそんなことるのは、臣器おみきちからほんしつたりるアラハバキか、さんしんいっしんるツクヨミさまのみ。わたしだまってやる悪戯いたずらにしてはぎます!」


 あら調ちょうのスセリに、アラハバキはもんう。


けスセリ。そのようことでは、つうじるはなしもつうじんぞ」

「いったい如何どうしたとうのだ?」


 ツクヨミもそうつづけると、スセリはいちしんきゅうをし、せつめいはじめる。


「3、40ぷんほどまえわたしたちまえちょうどもあらわれ、そのおみれていたのです」


 それをいたアラハバキとツクヨミは、すこおどろりをせた。


「その臣器おみきほんものか? わたしそらからじょうようているが、臣器おみきつくろうとするものなどかくにんしていない……」


 アラハバキがそううと、スセリはくびよこかえす。


()()つくがみたぐいではないわ。たましいしんている……」

「とにかく()()わたしらん。だいいちぶんふうじたモノを、あそびに使つかしゅわたしわせていない」


 げんそうにそうアラハバキはこたえ、ツクヨミもそれにつづける。


こんかいけんわたしあねうえふういんしている。そのうえでこのさくせんしっぱいしたらあねうえあらそいになりねないのに、じゃをするようことをして、わたしなにとくる?」


 ツクヨミにもそうわれたスセリだが、がりすこつよめにかえす。


「それはかっています。ですがちょうったそのは、なにっているようでした。ことじょうり、こんなことるのは……――」

「なら、われわざではいとしょうめいしてやろう」


 スセリヒメのことを、ツクヨミはそうってさえぎった。


「ほぅ、そんなことるのか?」


 ツクヨミのことにアラハバキがそううと、ツクヨミはうなずせつめいはじめる。


ずは…… このください、ククリ叔母おばさま


 するとさんしんまえに、ククリが姿すがたあらわした。


「いったい如何どうしたの?」

じつはククリ叔母おばさま。スセリにかくかくしかじかのじょうで、うたがわれていまして」


 ツクヨミからはなしをいたククリは、スセリにせつめいする。


「スセリ。わるいけどそのちょうとのえにし、ツクヨミにもアラハバキにもつながっていない。それにえにしとおしてわたしは、ツクヨミとアラハバキがそらことっています」

「そんな! ですが叔母おばさま……」


 スセリはいちおどろいてよわつぶやくが、ちからづよくククリにせつめいはじめた。


 ククリはスセリのせつめいきながらかんがえる。


たしかに、スセリのかんがえがちがっているとはおもえない。でもツクヨミかアラハバキがこんなことをするはいったい……)


 そうかんがえてるククリのかたわらで、ツクヨミはおもう。


いまがんっているが、叔母おばさまことならスセリもなっとくするだろう……)




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