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子供達と神々の神楽 ~月の章~  作者: 東 蒼汰
第肆幕 私は会いたい!
24/44

澪と恵

きんよう 日向ひゅうが ぜん20ぷん


“「りんニュースをふじわら すずがおおくりします。はいゆう まちえんじるじょバンドーラのしょうが、なにものかによってぬすまれるとけんが、今日きょうしんきたようです。もくげきしたとうえいかんけいしゃりますと、はんにんはなたかてん姿すがたをしていたとのこと。……べつけんです。○○けんきょうぐん○○ちょうかぶしきがいしゃ大和やまとぼくけんちくこうぎょうしきないから、すうじゅうごうだつされるけんきたようです。こちらのはんにんもくげきしゃるとあかおにだとのことなお、この2つのけんかんれんせいめいとのことです。このけんいてけいちょうは……」”


 そんなあさのニュースばんぐみながら、ちょうしょくっていたたい耀ように、たい耀ようははおやしんぱいそうにこえける。


昨日きのうかえっててから、まだげんわるそうだけど。たい耀ようともだちとケンカでもした?」

「そんなんじゃないよ、かあさん」


 たい耀ようははおやにそうかえすが、じっさいたい耀ようげんわるい。

 ゆうは、昨日きのうみおとのくちゲンカ。


かくしてもよ。あいようくん、それともほくくん?」


 ははおやさらにそうついきゅうされ、たい耀ようはんしゃてきかえす。


「アイツじゃ……」


 しかしそれがけつり、ははおやくちゲンカのことがバレてしまう。


「ほら、やっぱりケンカしたんじゃない。でもめずらしいわね、たい耀ようほかとケンカするなんて?」


 さいしょこそすこおこったたい耀ようははおやだが、むすようほくがいもんだいこしたのがなつかしく、とてもかんじてそうかえした。


おくれるとわるいから、ぼくくよ。ごそうさま


 しかしたい耀ようはそうって、ぶんもどるとランドセルをい、すこあわてていえからこうとする。


ってます……」


 そうっていえたい耀ようは、むかしことおもしながらこころなかう。


めずらしいか、やっぱりぼくはアイツがきらいだ…… でも……)



 ★★★★



どうじつ しずしょうがっこう ぜん15ぷん


 たい耀ようがっこうとうちゃくすると、みおめぐみさがはじめる。


 昨日きのうみおとのくちゲンカが、ひとづたいにめぐみクラスぜんたいつたわってしまい、ふたなかわるっていた。

 そのことせきにんかんじていたたい耀ようは、ふたあやまろうとかんがえ、れんらくもう使つかってたりでんをすることめる。

 しかしみおからもめぐみからも、たい耀ようからのでんだとかると、ぐにでんられてしまった。

 かたなくたい耀ようは、今日きょうがっこうちょくせつたりあやまことめたのだ。


 たい耀ようくつばこかくにんすると、ふたがっこうにはる。

 がしかし、ランドセルはるがとうにんたちきょうしつい。


  キーン コーン カーン コーン

   ピン ポン パン ポン


しずしょうがっこうみなさん、およういます。今日きょうしんにゅうせいかんげいかいです、せいみなさんは椅子いすってたいいくかんきましょう」


  ポン パン ポン ピン


 こうないほうそうわり、クラスみんな椅子いすってたいいくかんどうしだすが、みおめぐみクラスもどってようい。


「おいたい耀ようくぞ!」


 そうけたようたい耀ようう。


わるようぼく椅子いすたいいくかんってってくれ。ぼくみお春日かすがさんさがしてる」

「そうやあいつ、どうしたんだ?」


 ようがそうたい耀ようくと、ほくがそれにこたえる。


「ミオッチは昨日きのうことって、ボクかおわせつらいんだとおもうけど、春日かすがさんはやっぱりムリかなぁ……」

「それじゃさんにんさがそうぜ、そのほうはやいだろ?」


 そうていあんするように、ほくかえす。


けるだけじゃもんだいかいけつにはならないよ。それにイスはどうするのさ?」

「それならみお春日かすがのもふくめて、せんせいってってやろう」


 きゅうはなしにはいってた、わたなべせんせいさんにんおどろく。


((!))


 おどろいているさんにんに、わたなべせんせいさらつづける。


「そのわり、せんせいたちにはあまかるなよ」

「ありがとういます、わたなべせんせい


 わたなべせんせいことに、たい耀ようはおをしおれいうときょうしつく。


「ありがとよせんせい


 つづけてそうったようきょうしつくと、さいほくかるいおをしてきょうしつった。


「へぇぇぇ。わたなべせんせい、けっこうところあるじゃない」


 それをていたあおいがそううと、わたなべせんせいもんう。


けっこうけいだ!」

ぶんあまいけくん春日かすがさんをせっとくするしんいから、ほくくんたちまるげしただけですよね?」


 いちれんようていたかおるわたなべせんせいにそううと、ぼしをつかれたわたなべせんせいずかしそうにかおるあおいにおねがいをする。


かおるしま。あぁはったがみお春日かすが椅子いすはおまえたちはこんでくれ。流石さすが椅子いすいつってかいだんりるのはあぶなそうだからな」


 わたなべせんせいことに、あおいもんう。


なんわたしたちが!」

いんちょうごとだ。ぶんからりっこうしたんだろう」


 わたなべせんせいにそうかえされ、あおいはブツクサいながらも、めぐみ椅子いすぶん椅子いすかさねてげる。


「まったくもう。だんがっきゅういんたい耀ようくんがなるとおもってたのに……」


 そして愚痴ぐちいながら、あおいきょうしつった。



 ★★★★



「……ねぇ」


 だいおんがくしつがっいてある

 めぐみけたみおは、うずくまっているめぐみにそうはなけた。


「……なに?」


 めぐみにそうかえされるが、みおにはかえことからない。

 あくかったとはえ、けってきあんめぐみクラスちゅうもくあつめ、さらあんぞうだいさせていまじょうたいにしてしまったぶんが、どうえばゆるしてもらえるかからないし、ゆうけることなんてってはいないからだ。

 しかしらないりもなかったみおは、めぐみさがした。

 けれどそれじょうでもそれでもない。

 けることおもい付かず、かとってなおあやまゆうく……

 ただかたわらで、たたずむだけしかてはいない。


(「貴方あなたたちはそれでいの?」)


 に、ときこえみおめぐみあたまひびく。

 たりはんしゃてきとき姿すがたさがすが、とき姿すがたい。


(「しんぱいしててみれば。たいへんことになってるわね、ふたとも」)


 ねんこえはすれど姿すがたえないときは、ふたねんつづける。


(「ったはずよ、わたし貴方あなたたちしん姿すがたちがうけど、わたしこと貴方あなたたちしんちそのもの。わりたいなら、みずからの姿すがたかがみうてらんなさい」)


 ときからのねんわってしばらくし、そとほうからほくこえこえてる。


「ミオッチ、春日かすがさん、る?」


  キュウーン


 おおとびらけ、ほくみおめぐみはいってると、ほくたりしんぱいそうにう。


たりともいそがないとしんにゅうせいかんげいかいはじまるよ?」


 しかしみおめぐみからのはんのうい。

 こまったほくはなしをつづけることにした。


「イスはわたなべせんせいってってれるって。それと、たい耀ようくんふたあやまりたがってたからんでるね」


 そしてほくたい耀ようびにこうとする。

 しかし……


って!」


 それをみおこえげてめた。

 ほくやさしくみおう。


だいじょうたい耀ようくん昨日きのうこと、そんなにおこってないから」


 そうったほくに、みおくびよこりながらかえす。


ちがう……」

(やっぱりぼくにはムリ……)


 そうこころなかい、ぶんにはわることだとかんがはじめたみおの、ランドセルにいているはくどうきょうのキーホルダーにひとれずひびはいる。


  ピキン


 みおぶんこころにケジメをけたつもりで、ほくちからう。


「……ごめん。あとたいいくかんくから、ぼくことほうっておいて」


 そうってそのからろうとするみおうでを、めぐみかおつかめる。


めぐみちゃん?)


 めぐみこうどうみおおどろいていると、めぐみすこかなしそうにう。


「……って、わたしく」


 っためぐみみおうでからはなし、がっためぐみほくすこおどろく。


だいじょう?」


 めぐみほくことへんかえさない。

 めぐみみおいていた。

 めぐみったこうどうしきで、そうしないとなかがいなくなってしまうがしたのだ。


「……めぐみちゃん?」


 ゆうしてそうみおに、めぐみわれかえるとすこかんがえ、こんめぐみゆうほくいてみることにした。


しらいしくんは、どうしたらしんくとおもう」


 どんなことでもいので、すこしでもまえきになれることけたのなら、それにすがってみようと。

 しかしほくからのことは、めぐみおもいもらないモノ。

 ほくすこかんがえてからう。


まえにボクがたい耀ようくんおなこといたら、いたてんでダメだってわれたよ」

「「えっ!」」


 みおめぐみも、ほくことこえしておどろいた。

 ないようにではなく、かねちだったり、のうりょくちまくるようたい耀ようともだちていて、ほくしんしんことにである。


 たりはんのうすこかいおもったほくは、すこしムッとしてく。


「『えっ!』て、どうことさ」

「ごめんなさい。あのさんにんなかくてしんいとはおもわなくて……」


 めぐみもうわけなさそうにそううと、みおうなずいた。


「ボクにしんなんていよ。でもさいきんは、りたいぶんためこうどうはしてる」


 ほくがそううと、めぐみかえす。


「どうこと?」


 するとほくれながらう。


きなぶんてくれるよう、なるべくぼくほうからこうどうこすようにしてる」


(……あいくろさわさんよね、ぶん。そうことゆうわたしれば……)


 うつむきそうかんがえるめぐみに、ほくおしえる。


ふしさんがってたけど、いまぶんしんちたいから、だいやくけたんでしょ。そのゆうれば、きっとわれるとボクはおもうよ」

「……ねぇめぐみちゃん。ぼくめぐみちゃんがてるげきたい」


 みおとつぜんずかしそうにめぐみにそうった。

 かおあかくしながら。

 いちげんじょうからそうとしたみおが、めぐみこうどうほくことかんされ、上手うまつたわらないとおもいつつめぐみおくったせいいっぱいこと

 

「ボクも春日かすがさんといっしょげきやりたいな。もしおおにんずうにがなら、ボクかミオッチだけてればいよ。ボクかってならそんなにきんちょうしないで……」


 ほくがそうはなしをしているとチャイムがる。


  キーン コーン カーン コーン


「ほら、いそがないとしんにゅうせいかんげいかいはじまるよ」


 そうったほくこといて、めぐみぶんかせる。

 みおほくことこたえるために。


(やってみよう…… すこしだけがんばって)




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