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子供達と神々の神楽 ~月の章~  作者: 東 蒼汰
第肆幕 私は会いたい!
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巻機山 兄妹

 にちようあさがた、テレビではむねにFXといたあおいロボットがたたかっている。


「おいかおるやつちょうかんてるぞ」


 しょうがくろくねんせいまきはたやま りょうは、まるがねけたオカッパあたまふたいもうとにそうった。

 するとは、たいことかえす。


「だからなんです」


 そしてげんそうなかおをしてリビングをった。

 そんなようていた、みっとししたのロングヘアのいもうと百合香ゆりかそうにう。


さいきんねえちゃん。げんわるいけど、どうしたんだろう?」

えいいちとケンカでもしてんじゃねぇ?」


 りょうがそう百合香ゆりかこたえ、兄妹きょうだいたちしんぱいしているなかぶんがくざっんでいた。

 そしておもう。


(またかおるほう…… なんわたしけんそうぐうしないの。わたしだってお祖父じいさまっていた、アラハバキのなかたちいたいのに)


 かおるまどかは、せいぜんたりたいへんかれていた。

 そしてかおるはとてもなかかった。

 それはあにりょうが、ちょうかんおしえたことでもかる。


 ……だからこそやしい。

 ぶんそとことが……


 じっさいまどかにより、調ちょうていがみククリのちからで、けんくわさないようにされていた。

 それはまどかたいしてのやさしさでったが、せいかくちをかいしてのモノではなかった。

 

(もしほんとうかみさまるのなら、わたしにお祖父じいさまさがしていたモノと……)


 おにてんけんこしているなら、かみさまるかもしれない。

 そうかんがえたは、そうかみさまねがおうとした……

 が、ちゅうでそれはちががしてくびよこる。


ちがう…… こうことは、ぶんうごかないと!)


 そうぶんかせてけつかためると、すこかんがぶんりょうしんく。

 ものすごずかしそうに。


とうさん、かあさん。みやもとさんのラーメンさんがオープンしたらしいので、おひるべにってみたいのですが?」


 だれなくなったで、ククリはたたずんでる。

 とおくでこえる、こえきながらククリはおもう。


えにしみずかつくむすえるモノ。もし貴女あなたこうどうするのであれば、わたし貴女あなただすけをしてもかまわない。まどかむすんだあか貴女あなたれるかしら……)



 ★★★★



(こんなつもりじゃ、なかったんだけど……)


 かおるいえた。

 そう。ラーメンではなくいえほうるのだ。


 さいしょちょくせつかおるおにてんことくのがずかしいからと、とおきにまず、ゆうとしてかおるいえのラーメンってみたいとりょうしんはなしをし、りょうしんがそれならと兄妹きょうだいよううながして、兄妹きょうだいでラーメンまでたのはけいかくどおり。

 いくらしんせきなかいとっても、ろくねんせいにもなってオカルトばなしを、おとこ大人おとなゆうにはい。

 かおるいえがやるラーメンけば、りょうかおるかおるりょうしんちょうかんはなしをするだろうとかんがえていた。

 しかしラーメンはいったは、かおるかおるりょうしんあいさつしてぐ、てんないどもたちはなけられ、けいかくくるう。

 そのどもうのが、ようほくろう


 ほくようかおるさそわれて、ろうきよしげちゅうしょくべにおとずれていて、さいしょほくあいさつをし、つぎろうがナンパにちかじょうたい百合香ゆりかはなけると、それをていたりょうようはなしにくわわり、おひるにおきゃくさんがたのもって、かおるちちおやにラーメンをべたあとどもたちいえほうよううながされげんじょういたる。


 ここにちゅうたちろうからうでことかされ、ろううでがることいのだが……

 りょうすこげんそうなかおで、百合香ゆりかはなしをしているろうう。


ろう、おまえしょたいめんくせいもうとれしい」

りょうぶんがモテいからって、ヤキモチはずかしいからめてください」


 そうおこられたりょうは、つづけてようあおられる。


「やぁぁぁい、おこられてやんの」

なんだとこのろうとししたくせなまだぞ!」


 りょうようにそうもんうと、かおるがほぼどうりょうう。


「そうおもうなら、ねんちょうしゃらしいいをしたらどうです?」

「そうおもうなら、ねんちょうしゃらしいいをしたらどうでしょう?」


 それをいたりょうは、しょうちんふたく。


おれ、そんなにガキっぽいか?」


 そうったりょうようほくが、はなしをえるためりょうう。


「まぁ、ろうくんちもかんがえてあげてよりょうくんろうくんはきっとともだちつくろうといっしょうけんめいなんだし、やっぱりわいとはなかりたいでしょ?」


 ほくこといたようは、すこあきれた調ちょうほくたずねる。


「おまえたまに、ずかしいことへいうよな……」

「そうかなぁ?」


 ぶんでそんなかくほくようにそうかえすと、りょうほくすこおこったようう。


「そうかなぁ、じゃねぇよ!」


 わいいとわれた百合香ゆりかかおすこあかい。


(……こうやってはなしているのもたのしいですが、このままではわたしきたいじょうほうだいがらない)


 そうおもったすこかんがえてから、ぶんはなしをかくめる。


ずかしいですが、やはりぶんからかないとダメでしょうね……)

「……そうえばかおるくんちょうかんきんようことってましたね。げつようにはがっこうてんおそわれたときましたが?」


 そうずかしさをるだけかくしてったことに、ようかえす。


リュウジャマルことってたんだ?」

「あのときすけさらわれたし、たいへんだったんだぜねえちゃん」


 ろうにそうかえすと、そのこといておどろろうく。


「もっ、もしかしてろうくん。アノげんたんですか?」

なにバカってんだ。がっこうおそわれたんだから、てるにまってんじゃん」


 りょうがそううと、あきれたようすこちからづよかえす。


「バカはりょうです。ろうくんきんようてんこうしてたって、さっきせつめいされたでしょう。それとしずしょうがっこうたのはてんとりがたちょうかんいてったのはりょうほうりゅうもしくはへびがた!」


 そのようていた百合香ゆりかう。


げんもどったみたいね、おねえちゃん」

なんことですか?」


 かおる百合香ゆりかことおもいそうくと、りょうすこバカにしたようこたえる。


「コイツ、せんしゅうにちようからイマイチげんわるくてさ。かれとケンカでもしたんじゃないかってはなしてたんだけど……」

さん、かれいらしたんですか?」


 かおるがそうくが、そんなかおるしてりょうおこる。


りょうアンタね、こういうはなしはつつしむものですよ。貴方あなただってしのぶさんのことわれたくないでしょう!」

「あいつは、そううんじゃねぇ!」


 そうかえしたりょうかおは、ずかしいのかことのカウンターをすこあかい。

 くちゲンカをはじめた従兄姉いとこながらかおるう。


しょうがくせいでもこうがくねんにもなると、かれかのじょるものなのでしょうか?」

ようにいちゃん、ほくにいちゃんのあいねえちゃんか?」


 からかうもくてきでそうったろうに、ようほくすこかおあかくしてはんろんする。


「あいつはおさなみ……」

「そう、ともだちだよともだち……」


 そうこたえたようほくだが、それをいていたろうかおすこしムカついて、ようろうかえす。


「そううおまえはどうなんだ、ろう!」


 ようにそうからかいかえされたろうは、しんまん(まん)まんめんみでう。


「いるよ、こっちにたからはなれてるけどかのじょ()()ってうんだ」

(まぁ、つまなんだがな……)


 ろうこころなかでそうつづけ、ろうことに、ぶんにはそうあいがいことすこかおる百合香ゆりか

 そんなろうかおる百合香ゆりか他所よそに、はフッとわれかえおもう。


不味まずい。このままではせっかくのチャンスなのに、はなしがそれてしまいます……)

「そうだろうくんてんおにに、なにのろわれそうなことしませんでしたか?」


 くちゲンカちゅうりょうほうし、そうとっぴょうもないことろういたに、どもたちせんあつまる。


ねえちゃん、どうしたんだよきゅうに?」


 ろうそうににそうくと、ずかしそうにう。


さわぎをこしているものたちのボス、アラハバキにこころたりがるんです。じつはお祖父じいさまから、まえいたことるのです……」


((!))


 それをき、ろうふくめたほかどもおどろいた。


「……やっぱりさんはいてましたか」


 かおるがそうかえしたので、りょう百合香ゆりかさらおどろふたたずねる。


おれ、そんなはならねぇぞ!」

わたしも……」


 りょう百合香ゆりかもんに、かおるう。


わたしたちが、お祖父じいさまなかかったからだとおもいます。わたしあいは、ゆずけたひんちょうったんですが……」

わたしちょくせつ祖父じいさまからきました。いついたかはおぼえてませんが……」


 はそういながらおもう。


(そうえばわたしはいつ、アラハバキのまえいたんでしたっけ?)


 なやながら、ろうなやんでいる。


如何どうことだ。アラハバキはあまほしがみでしかつたわっていないはず……

うか、まどかがアラハバキのすとはおもえんが?)


 するとククリからろうねんる。


(「このけんかんしてはわたしっています。しょうさいはなせませんが、もんだいりません」)

(「ちかくでているのですか?」)


 ろうねんでそうかえすが、ククリからのへんい。


(……へんはしてくださらないか)

「オイラがのろわれてるなら、かみなりさまだろうな」


 ろうはククリからのへんをいったんあきらめ、にそうった。

 するとかおるう。


ろうくんかんけいりませんよ。ちょうにこのふういんされたとしるしてりましたから、してろうくんゆうるはずありません。どうしてそんなことくんですかさん?」

「お祖父じいさまからいたまえが、かんけいしてるらしいからきょうるだけです。それなのにげつようけんべつとして、3かいともそのないなんて」


 はついほんいったんくちにした。

 するとりょうあくほんしんてる。


「もしかしておまえかおるだけそのたのがやしいのかよ?」


 りょうぼしかれおこったは、しきちにまかせ、りょうあしおもう。


「そうですよ、わるいですか!」


 うずくまっているりょう他所よそに、われかえいまこうどうつくろおうとする。


「……えっと、いまのはわすれてください。いまのはりょうことはんのうしただけですから!」


 しかしそうしゃべっているあいだに、ずかしさはしてく。

 れいせいでないときれいせいこうどうなどれるはずがない。


「そうだ、わたしようおもしました…… わたしはこれで!」


 げるようにして、かおるいえからく。

 それをかおるう。


さん、どうしたのでしょう?」

ぶんねえちゃん、ヤキモチがバレてずかしかったんだとおもう」


 かおる百合香ゆりかがそうかえし、ほくつづける。


なにか、そのかるがする」

「そううものですか?」


 かおるがそうほくかえしているころろうはククリからさいねんけていた。


(「ねぇ、タケミナカタ。如何どうにかしてあげられないかしら緋衣あのこ」)


 ククリのねんに、ろうねんかえす。


(「やはりてるんですね叔母おばさま。オモイカネがちかくにるんですから、けてください」)

(「わたしだれだとおもっているの?」)

(「そうでした。それより如何どうしたのですか、あのむすめかたれするなんて? たしまどかとのけいやくりましたよね?」)

(「わたしこうどうするものかたまどかどもごころかってさもるけど」)


 ククリがねんでそううとろうは、ぶんようたちいていないことかくにんしたうえで、クスクスわらってからククリにねんかえす。


(「かりました、緋衣あのこことはこちらで如何どうにかしましょう。けっほんにんだいですが」)

(「ありがとう。わたしきよ、貴方あなたのそうじょせいじゃっかんあまところ」)

(「ちちえいきょうでしょうね……」)




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