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子供達と神々の神楽 ~月の章~  作者: 東 蒼汰
第参幕 普遍の碧流魄 龍蛇丸
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普遍の碧流魂 龍蛇丸

 ようかおるはスーパーからちょくせんきょで200メートルほどさきる、河川かせんかるはししたた。


かおる、ランドセルたのむ。くぞリュウジャマル!」


 ようがキーホルダーをかかげそうさけぶと、何処どこからともなくひとすうにんかくれられるほどの、たいりょうみどりんだかぜすさび、ようつつんでかくす。

 そしてようともはしうえへとどうした。

 たいりょうみどりリュウジャマル姿すがたかたちづくり、リュウジャマルわると、ようリュウジャマルなかことかいする。


ほんとうまえとはちがうんだな」


 ようがそううと、汗衫かざみ姿すがたが、ようかってあわてた調ちょうう。


はやく、すけくんたすけにかないと!」

「そのひつようい!」


 300メートルほどさきたミシャグジとかざへびが、リュウジャマルちかいてた。


「スセリ、けっかいを!」


  パン パン パン パン


 ようことけっかいるが、すけけっかいそとてんしない。


「やはりですか……」


 スセリはようへのかくにんためにそうい、それをいたようはミシャグジにる。


すけかえせ、きょうもん!」


 50メートルさきたいしているミシャグジにようがそううと、ミシャグジは鹿にしたたいかえす。


ったはずだ、此奴こいつえさだと」


 そうわったミシャグジは、すけかざへびからとした。


「うわぁ!」


 さけびをげるすけだったが、スセリのちからけっかいそとかおるちかくにあんぜんてんさせられ、すけ姿すがたとつぜんえたのでまどっているように、オモイカネからねんる。


(「こえるかよう? すけだ、かおるちかくにる」)


 オモイカネがねんようにそうおしえると、おなじくねんでスセリがつづけてう。


(「ようすけかぜまるからはなれたので、わたしちからようったのでしょう。それよりあのかいぶついまリュウジャマルこうげきぶんつうじない」)


「マジかよ。ものためしだ、くぞリュウジャマル!」


 そうかえしたようためしに、リュウジャマルかざへびたいたりをこころみる。

 しかしリュウジャマルかざへびどおりしてしまう。


「やはり、あのへびかぜようかい


 スセリがそうようこえるよううと、ミシャグジがつづける。


如何どうした、それでわりか? なら此方こちらからくぞ!」


 ようリュウジャマルで、かざへび尻尾しっぽでのよこぎの攻撃こうげきかわす……


「そんなこうげきたって……うわ!」


  バシャン


 しかし、リュウジャマルうえどうしていたミシャグジからのこうげきたいしょず、えんげつりんかわたたとされた。


だいじょうリュウジャマル!」


 しんぱいそうにうと、ようこたえる。


「あぁ、なんとか……」

かんがしにむからです。いまからへのたいしょほうほうをおおしえます、かくかんで『てんしんもつこうけん』とさけびなさい。そうしてけんくのです!」


 スセリがそううと、ようすこかんがえてかえす。


ずかしい……、ほかなにいのかよ!」

「そんなことっているあいですか、うえからます!」


 そうちゅうこくするスセリのことき、ようじょうかくにんすると、ミシャグジがこうげきたいせいせまってていた。


  バシャン


「あっぶねぇ!」


 ミシャグジのこうげきを、ようリュウジャマルうしろに退いてかわし。そうったあとすこかんがえてからすこずかしそうにさけぶ。


「こうなりゃヤケだ。くぞリュウジャマルてんしんもつこうけん


 ポーズをりながら、すこしノリノリで。

 するとリュウジャマルりゅうじゃ姿すがたからひとがた姿すがたわって……いや、へんけいしてく。

 そのようて、ミシャグジはスセリにねんく。


(「スセリ、()()なんだ?」)

(「わたしかないで……」)


 そうねんかえしたスセリも、ミシャグジもおどろいて……とうよりは、あっられているとしんしょうで、リュウジャマルへんけいもどってめている。


 リュウジャマルからだあたまどう尻尾しっぽに3ぶんかつされ、あたまぶんどうたいり、もと(もと)どうたいぶんさらに4ぶんかつあしかわどうたいがったい、それとどうどうたいじょうからかおて、さい尻尾しっぽぶんが2ばいほどけんかわると、リュウジャマルがそのけんにしてへんけいかんりょう


挿絵(By みてみん)


 へんけいかんはおよそ3びょう

 もしようリュウジャマルそとていたら、ようゆうがたからやっているロボットアニメの、へんけいシークエンスみたいとおもったであろうへんけいきていたころリュウジャマルうちがわでは、ようしょふうけいが、もりからどうくつようしょしきかわっていた。


(「……そうだスセリ、ぞうせつめいを!」)


 ふっとわれかえったミシャグジは、そうスセリにねんい、そのことわれかえったスセリはようう。


よう貴方あなたからはからいだろうけど、リュウジャマルひとがたっているわ。ことせいぎょけなくなっているけど、貴方あなたうごきやかんがえたとおりにうごくはずだから、けんかわてて」


  ガシャン


 スセリのこといて、ようかくけんめんき立てると、リュウジャマルおなじモーションをとってかわけんき立てた。


「このあとはどうすればい?」


 ようがスセリにそうくと、スセリはこたえる。


「コレでかわみずせいぎょようったはずです。その姿すがたことせいぎょいので、つるぎったままねんじなさい。みずあいふうじるのです、あいおどろいているあいだはやく!」

かった!」

みずよ、てきめろ!)


 ようへんかえしてそうねんじると……


  サー 

   バシャン


 かわみずきゅうげきにミシャグジとかざへびしたあつまり、ミシャグジとかざへびしゅつげんしたきょだいみずはしらなかめられた。


 みずなかリュウジャマルながら、ミシャグジはかんがえる。


(さて、ほんらいならここで退くべきだろうが……)


 ミシャグジはいちじてから、さいひらく。

 すると、していたかぜまる姿すがたひとみいろあかわり、つぎしゅんかんそのから姿すがたえてくなった。

 いっぽうかざへびは、みずめられたため身体からだだん(だん)あわかわってく。

 そんなかざへびに、ミシャグジからねんとどく。


(「かざへびよ、そのにくたいわたしよこせ……」)


 するとかざへびあわとつぜんみ、からだかわがボロボロとくずれてく。


くぞぞう!)


  バッシャーン


 ミシャグジがえ、かざへびようがおかしいこといたようが、スセリにはなしかけようとしたしゅんかんへんきる。

 かざへび》の姿すがただっしたかのごとく、しゃくがんいしきんぞくしらへびかわり、うちがわからみずはしらばしたのだ。


あぶな!」


 そうってようは、リュウジャマルからだ使つかたいりょうみずからまもったあとようしゃくがんしらへびかってう。


なんだ、姿すがたかわった?」

「フン、かぜまるさまかわりにさまあいをしてやろう……」


 そうってミシャグジは、リュウジャマルからけてした。


て、このろう!」


  ガコン

   ガコン

    ガコン


 ようがそうって、リュウジャマルってているのをかくにんしたミシャグジは、ねんろうとスセリにかくにんる。


(「ろうさま、スセリ、さらってぞう眼鏡めがねぞう何所どこです?」)

(「おれたちごうりゅうしているが、如何どうするだ?」)


 ミシャグジのこうどうおもったろうが、ねんでそうかえすと、スセリもすこおどろいたようでミシャグジにねんく。


(「なにかんがえているのです? かぜまる姿すがたて、かざへびほんらいちか姿すがたもどるなんて!」)


 スセリのねんいて、ミシャグジはろうとスセリにねんう。


(「ろうさまわたしまかくださるとおっしゃったでしょう。スセリ、さくせんへんこうはないからあんしんしろ」)


 そのねんわってしばらくして、けっかいしのろうたちまえに、ミシャグジはあらわれた。


  ガキャン


 しずめまもりけっかいが、こわことかくにんすることふくめ、ミシャグジはけっかいこうげきし、ちかくでそれをひと(びと)めいげる。


「「わっ!」」

「「きゃぁ!」」


 しょうがくせいこうこくに、ミシャグジがうごまわさわぎをこしまわったけっ、かなりのどもたちけっかいそとリュウジャマルとミシャグジのたたかいをまもっており、ろうちかくにはども大人おとなかんけいく、まばらにかなりのひとた。


(さて、そろそろ……)


 ミシャグジはそうおもかえると、まえにはしんけてリュウジャマルり、ミシャグジはリュウジャマルかるんでく。


  ガキン


 そのこうげきけんめたリュウジャマルだが、ミシャグジは尻尾しっぽどうたいリュウジャマルける。


「うわぁぁぁ!」


 リュウジャマルこうげきけているためようれんぞくてきれにおそわれ、上手うまうごことかんがえることい。


げんはしてやる。わるいがしばらくそのままのじょうたいてもらうぞ……)


 ミシャグジはリュウジャマルながらこころなかでそううと、ちかくのけっかいそとにいるにんげんけておおごえう。


かぜまるさまさきみょうしゃまる退いたかぜまるさまわりに、この臣器おみきかいしてくれよう」


 ミシャグジがそううと、うしろからやって宿やどったスセリがさけぶ。


リュウジャマルけんめんして『てんしんしんはくじゃ』といなさい!、そうすればまえ姿すがたもどります!」


てん……、しん……、しんはくじゃ


  ガシャン


 そうってようめんけんすと、リュウジャマルりゅうじゃがたかわり、みょうしゃまるそくばくゆるる。

 そのすきリュウジャマル》はうえげ、ようさけぶ。


てんしんもつこうけん!」


 さいひとがたったリュウジャマルは、じょうくうからみょうしゃまるかってけんかる……


「でぇぇぇぇい!」


 が……


あまい!」


 みょうしゃまるは、せまリュウジャマルけんくちめると、そのままリュウジャマルけっかいたたけた。


  ドカチャン


「うわぁぁぁ!」


 リュウジャマルけっかいけられ、そのしょうげきようさけぶと、それをちいさくなってひとかげていたオモイカネがおもう。


(あのだいじゃじょうかたい。いや、もしや……)

リュウジャマルけ!」


 とつじょオモイカネはつう姿すがたひとまえあらわれ、そうたのでまわりのにんげんたちおどろくが、オモイカネはにせずつづける。


「そのけんけよ。ていあらわす。けんちからなどい!」


 オモイカネのことに、ようかえす。


まえったって……」


 するとオモイカネのさっしたスセリが、ようう。


「オモイカネのとおりです。さいけいやく所為せいで、そのけんはただのけんでしかありません。どうかまえけて」


 スセリがそうってるあいだに、ミシャグジはろうねんうながす。


(「かんがえとはちがいましたが、いまならちかくのにんげんちゅうはそちらにいています」)

(「そうことか。いまらなつな……」)


 ねんでそうかえしたろうは、おおごえで、すこしオーバーリアクション気味ぎみリュウジャマルけてしゃべる。


「がんばれリュウジャマルともだちさらったやつなんてやっつけろ!」


 ろうがそううと、みょうしゃまるつづける。


るモノならやってるがい、このいしきんぞく身体からだけるモノならな!」


 さらにスセリもつづけてう。


「なら、ついたるきのちからたいこうすればい」


 そうったスセリに、ようおこったよう調ちょうかえす。


「だからまえなんて、そうかんたんおもかねぇって!」


 すると、オモイカネがようおおごえう。


「ならわたしわりにけよう。うごうろこりゅうじゃそのもの、せいめいつかさどるそのけんどうりんけん!」


 オモイカネのことで、ようすこかんがえてからたいせいととのえ、さけびながらみょうしゃまるかる。


くぞ、どうりんけん!」


  ガキン


 みょうしゃまる尻尾しっぽどうりんけんめるが、けたぶんあかくなってき、そこから身体からだくずれてく。


(「やはりこのちかられん…… ろうさま退かせていただきます」)


 ろうにミシャグジがねんでそううと、ろうねぎらいのことねんかえす。


(「ごろう」)


 ねんで、ミシャグジがろうとそんなかいをしているときリュウジャマルいちりゅうじゃがたもどるとがり、みょうしゃまるじょうさいひとがたわり、みょうしゃまるじょうくうからける。


「せりゃぁぁぁぁ!」


  ガキン 

   ガゴ ガゴ ガゴ 

    ガツン


 どうりんけんあたまからけたみょうしゃまるは、だいあたまからほうかいしてき、さいしゅうてきにはぶんかつされ、ひかりつよかぜはっしながらしょうめつした。


「やったぜ!」


 しょうしたようがそううと、オモイカネからようめるねんる。


(「くやったよう」)


 そんなオモイカネに、ようねんかえす。


(「オモイカネもありがとよ。で、なんようか?」)

(「キャッチコピーとやらをわなくてもいのか?」)


 オモイカネにねんでそうわれ、ようあせる。

 じつはまだかんがえてかったのだ。


(「……じつはまだかんがえてかった。オモイカネ、どうにかなんない?」)


 ようもうわけなさそうにオモイカネにねんでそうかえすと、あきれた調ちょうでオモイカネがねんかえす。


(「そんなことだろうとかおるっていたが、たったようだな。へんへきこんればい。それとけんじゅうかバツれ」)


 そうオモイカネにわれ、ようけんをバツってさけぶ。


へんへきこんリュウジャマル!」




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