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子供達と神々の神楽 ~月の章~  作者: 東 蒼汰
第参幕 普遍の碧流魄 龍蛇丸
18/44

風蛇来る

(「……とことりました、スセリさま」)

(「かりました」)


 しょうがっこうひるやすみとそうかんあいだる、5ふんどうかん

 ろうは、こうちょうしつでスセリとそうねんはなしている。


(「そっちのリュウジャマルものけん如何どうなりました?」)


 するとスセリはこまった調ちょうねんかえす。


かんがえはおもい。リュウジャマルしょくリュウジャマルほんらいせいしつだから、わたしちからでは如何どうしようもいし)


 ひるやすみにようていあんで、リュウジャマルあたらしいちゅうしょくほうほうかんがえるったスセリはなやんでいた。

 さいしょどもたちていあんどおり、きゅうしょくのこものはいぜんしつからこっそりもらって、リュウジャマルあたえていた……


 どもたちさいしょは、そんなにむずかしいことではいとおもった。

 しかしようたちぶんたちおもっているよりにんって、けっこうひんともだちはなしかけられる。

 これでは流石さすがにバレるのうせいたかいとはなしになり、だいあんかんがえることったのだが……


 いえからってるにしても、ランドセルのなかからしたら、あやしいがいなにものでもなく。

 こちらがわじょうはなわけにもかないので、クラスきゅうしょくまいにちけてもらことない。

 下手へたをしたらせんせいにバレて、おこられてうごきがれなくってしまうかもれない。


(「こまりのようですねスセリさま」)


 ねんいていたつぐが、ちゅうからはなしにはいってていあんをする。


(「わたしかんがえがりますが、きますか?」)


 つぐていあんにスセリはかえす。


(「なにかしら?」)

(「このがっこううのです。とうか、まもってくれるおれいにごはんをあげることにすればい。ぶんたちまもってくれるモノを、こばどもしゃもいないでしょう」)


 そうねんったつぐに、スセリはうれしそうにこたえる。


(「ほどこうちょう貴方あなたあとしすればもんないでしょうし。それじゃぁねんして、みんなまえリュウジャマルにはかっこうたたかってもらいましょうか」)


 スセリがねんでそううと、ろうねんつづけてう。


(それならほくたちは、此方こちら如何どうにかしましょう)



 ★★★★



しずしょうがっこう ほう


にんずうやしちゃったわたしうのもなんだけど、こんなにんずうしかけてへい


 ときことに、ろうめいわくそうなかおへんかえす。


流石さすがおこられるがする……」


 ゆうは、ろういえあそびににんずうが、10にんもいるから。


 ろうたちは、しょうがっこうからじんじゃかうさかりている。


 もと(もと)たい耀ようあそびにさそい、それをたい耀ようがOKしたあとに、になっていたふたさそったときがわが4にん

 すけなかったろうが、すけれて、しんせききよしげ昨日きのうかった、ようたちいたがっていることつたえにて、みんないばらはつてんことった小太郎こたろうがわが6にん

 さいしょろうたい耀ようさそい、そのさそいをことわったたい耀ようだったが、そのはなしをいたときが、一緒いっしょってみたいとしていまいたる。


あまいけ くん春日かすがさんもわせちゃってごめんなさい」


 そうってときあやまったいちねんせいぐらいのしんちょうおとこ――あまいけ みおと、しんちょうたかいおかみおんな――春日かすが めぐみくびよこった。


「……ねぇふしさん、きたいことるんだけど?」


 めぐみときかってそううと、ときかえす。


なにかしら?」

なんわたしたちさそったの? わたしたちあんまりはなすのとくじゃいし」


 めぐみことに、みおとなりでうなずいていた。


たしかにコイツくらいんだよなぁ」


 ようめぐみことようにそうかえしてしまい、うしろをあるいておこる。


「こらよう!」


 そしてようみみった。


「いたたたた」


 よういたそうにそううと、ときちいさいこえみみちをする。


くろさわさん、五十嵐いからしくんときだけたいちがうけど……」

「そんなこといわよ……、それとい」


 ずかしそうにそうかえすと、ときがおかえす。


「それならわたしときい」

「それにしても何故なぜとおまわりしているんです?」


 そうかおるうと、たい耀ようろうこたえる。


みちあんないねてるからさ」

「オイラがたのんだんだ」


 どもたちあるいているさかは、しょうてんがいていつながっていて、いまるのはそのちゅうじんじゃわき

 いばらはつてんしょうてんがいはしほうり、いましょからねんせいあしやく15ふんほど

 ちなみにときいえまったくのべつほうこうで、めぐみがいかんぜんかえるにはとおまわりのみちである。


「ミオッチはだいじょう?」


 ほくしんぱいしてみおにそううと、みおすこちいさなこえう。


はしらないでくれるなら……」

「……はなし、もどしてもらってい?」


 めぐみみんなにそうくと、ときめぐみこたえる。


「だってつじゃない、貴方あなたたち

ほんとうは、貴方あなたたちわたしていたからなんだけど……)


 そうおもいながら、ときやすかんことおもしていた。


 めぐみがケンカにきょうしめさず、ぶんあこがれのひとみていたことを……

 みおまわりのどもたちつぶされないようあんぜんなベランダに退たいしたあとまどしにぶんかがやかせてていたことを……


たしかに春日かすがさんはべつとして、みおへんやつだからクラスなかじゃつけど」


 たい耀ようがそううと、ほくたい耀ようう。


たい耀ようくんわるめなよ」


 そしてさらに、ことつづける。


「まぁミオッチは、ようくんとはべつほうこうもんだいだけど」

「そうなの?」


 ときがそうほくかえすと、たい耀ようようう。


「ほら、われてるぞよう!」

「おまえだって、たいがいだろうが!」


 そしてようたい耀ようくちゲンカがはじまる。

 そんなふたみんないているなかみおだけはふくれっつらたい耀ようかるにらんでいた。



 ★★★★



みお、ランドセルったまましょくべるんじゃない。みっともない!」


 ときがトイレにきたがったので、ようたちさかしゅうてんる、スーパーにってた。

 みおしょくべていることき、たい耀ようがそうちゅうをすると、 みおいやそうなかおをしてはんろんう。


「せっかくたんだしすこしぐらいいじゃん。あとはなしをして、おっかあうかもしれないし」

「そうもんだいじゃ……」


 みおたい耀ようくちゲンカをていたほくに、トイレからもどってときく。


「ランドセルありがとうほくくん。それと、あのたりなかわるいの?」

「おかえふしさん。たい耀ようくんのアレは、ようくんのヤツといっしょ

なにそれ?」


 そうにそうったときは、ほくあずかってもらっていたランドセルをり、あたりをまわす。


かぎり、みせたいにははたらいているひとふくめ、おもったよりひとい。……とはしょうがっこうわっているのだから、さわぎをこせば、それなりのどもあつまるはず。さあ如何どうするかぜぼうや)


 ときろうけそうおもっているときろう如何どうしようかなやんでいた。


おもったよりひとすくない…… いや、それならコチラからうごけばいか)


 やることおもいたろうは、ねんでミシャグジにう。


(「ミシャグジ、おれしょかるな」)

(「はい」)

(「ならすこはなれたしょから、おれたちところどう沿ってい。どもこうちゅうのはずだ、はさせるなよ」)



 ★★★★



ほんとうつだわなくていのか?」


 そうったおにまるとそうわれたミシャグジは、いえちかくにかわじょうくうた。

 ミシャグジはくびよこり、おにまるう。


ようかいぜい姿すがたえられなくて、かみなどやっていられるとおもうか?」

「やはりさまかみたぐいだったのか。では何故なぜやつうでわりなどやっている?」


 おにまることきながら、ミシャグジはえんげつりんのようなもの何所どこからかし、それをにぎめながらう。


はいしゃにそれをくか、おおやまあかおに

「……わるかった。まぁがんるがい」


 そうって、おにまるはそのからえる。

 ミシャグジがえんげつりんひとりすると、えないかぜこり、そのなかっていたかざへびほうむ。

 するとかざへびだいおおきくり、25メートルほどおおきさにわると、ミシャグジはかざへびあたまってう。


くぞかざへび!」



 ★★★★



  ヒューン

   ヒューン


「ねぇみんなそとてんおかしくない?」


 めぐみがそううと、スーパーのなかようたちそとける。

 スーパーのそとではかぜすさんでいた。


「こううの、はるいちばんうんだっけ?」


 ようがそううと、かおるていしようとする。


はるいちばんうのはですね……――」


 しかし……


たいへんだ、だいじゃたぞ!」


 せつめいしようとしているかおるこえは、そとからこえてだんせいこえさえぎられた。


「おい、だいじゃってもしかして……」


 そうったように、どもたちちゅうもくあつまる。

 そしてめぐみ以外いがいどもたちは、いそいでそとだいじゃかくにんしにく。


  ブオーン


 そとすごかぜ

 くるまだいじょうだが、ちかくにはうえばちころがっている。

 そんななかどもたちにしたのは、かぜまる姿すがたをしたミシャグジとかざへび

 かざへびうごきがまるとかぜまり、ミシャグジはようたちかってしゃべす。


たいへんそうだなガキとも


 ミシャグジがそううと、ろうからミシャグジにねんれいる。


(「ミシャグジ。さいしょけいかくどおり、すけさらってわらげろ。あとはおまえきにするがい」)


 ろうからそうれいけたミシャグジは、 すけうしろにワープした。


わるいが、おまええさになってもらうぞ」


 そしてそうったミシャグジは、 すけかかかざへびじょうもどり、すけさけぶ。


「た…… たすけてぇぇぇぇ!」


  すけさけわるのをち、ミシャグジはみをたたえながらう。


っているぞ…… フフフ、フハハハハハ」


 おおわらいをしながら、ミシャグジはすけれたままかざへびともわらどうはじめた。


ちやがれ!」


 ようがそういミシャグジをってくと、ほくたい耀ようかおるかざへびおうとする。

 しかしほくたい耀よううでつかまれ、められた。

 めたあいは、ろうとき


ってようくん!」


 ほくこえようかおるあしめる。


「ごめんなさい、でもこわくてうごけないの。しばらちかくにて……」

「ごめんオイラも……」


 ときろううつむいてそううと、そのうごこうとしない。


ようくんかたありません、わたしたちだけできましょう。なにないかもれませんが、すけくんしんぱいです」


 かおることで、ようかおるたりいてはしす。


ときのおかげで、はぶけたか……)


 ろうがそんなことかんがえているいっぽうときろうおもう。


(ククリさまちから所為せいで、くわしいないようらないが、これでかったみたいだな…… それよりめぐみそとない。とことは、あんこころるがすがゆういとことか。みおは……)


 ときはそうおもいながら、あたりをまわく。


ない? ……いっしょそとことかくにんしている。とことは、わたしたちほうって、かっようたちいてったとことか……)




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