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子供達と神々の神楽 ~月の章~  作者: 東 蒼汰
第参幕 普遍の碧流魄 龍蛇丸
17/44

昼休み

ひるやすみ ねんくみきょうしつ

 

 たい耀ようまわりにはときはじめ、やすかんもんだいこしたおんなたちあつまっている。


たい耀ようくんやすかんめいわくかけてごめんなさい」

「「ごめんなさい」」


 おんなたちあやまると、たい耀ようう。


なかなおりはた?」


 あのあとときじょうせんせいわれ、さんかんかんふんやすみに、いちくみくみともあやまってまわっていた。


かんないけど、たい耀ようくんにだけはみんなあやまろうって」


 あやまりにおんなひとがそううと、そのようていたあおいう。


たしかにかおいはけいよね」

あおいさんも、ひとことけいですけどね」


 あおいにそうかえかおるに、あおいすこおこった口調くちょうかえす。


なによ!」


 かおるすこしビクいたあとせんときえてう。


「まぁかみこともありますし、てんこうしてとしてはちはかりますが」

「それにしてもすごかったわね、ときちゃんのくちゲンカ」


 がくねんなかばんちいさいおんな がそううと、ときずかしそうにした。


「それじゃわたしくわ。かみことわたしわるかったけど。わたしはアンタみたいなきらい」


 あやまりにた、いちくみおんなひとがそうっていちくみもどってくと、ほかいちくみおんなときに、おの(おの)ゴメンのポーズをってくみく。


きみたちは?」


 たい耀ようにそうかれ、くみおんなたちすこかんがえる。


なかくはなれないとおもう、きらいじゃないけど」


 くみおんなひとがそううと、おんなたちうなずく。

 そのとき……


「あっ、た。ときねえちゃん」


 きょうしつそとからしょうねんこえがしたので、ときこえほうくとすけき、ちかる。


(このほうからてくれたのはいが、かぜぼうやの姿すがたいか……)


 そうおもいながら、ときすけふだかくにんしながらう。


「どうしたの…… すけくん?」

「オレ、やすかんことあやまろうとおもって。……ゴメン」


 そうってあたまげたすけに、ときく。


「だからあのとききょうしつちかくにたんだ。ろうくんは?」

こうちょうせんせいようるってってたけど」


 すけがそううとときかんがえる。


(と、ことなにこすか?)

「そうえばやすかんに、ろうくんかくれててたのはなんで?」


 ときにそうかれ、すけずかしそうにう。


「オレ、ろうにちようあらわれた、かぜまるってやつじゃないかとおもってたんだ。うでしろいし」


 すけはなしをいて、たい耀ようすけけてこたえる。


「それはい。ぼく昨日きのうろういえってそうかんがえたけど、もとしょうめいするいがいる」

「オレもこうちょうせんせいしんせきだっていて、やすかんあやまった」


 たい耀ようすけかいき、とき何故なぜろうがこのいかかいする。


ほど、そうことか。たしかにあのうでつ。 ……だとしたらことがっこうわったあとか。すこようさせてもらうぞ)



 ★★★★



「なぁ、コレべつほうほうかんがえたほういんじゃねぇか?」

たしかにてきがいつるかかんないからって、まいにちやってたらそのうちだれかにバレるわよね。……でもいえからってても、なにかのひょうにバレそうでこわいし、だいたいってものいし」


 そんなかいをしている、ようるのはていしつ

 せいかくにはていじゅんしつ

 ようちかくで、がたリュウジャマルはごはんべている。

 メニューは、みずかるほぐしたソフトめんはるさめサラダえ。

 そしてみず


「かとってコイツだけこの姿すがたにしてないと、もししつないときたいへんそうなんだよなぁ。いつもさんにんわけじゃねぇし」


 ようがそううと、スセリがようまえあらわれてもうわけなさそうにう。


「ごめんなさい、わたしものれられればいんだけど」

べついまところいやわけじゃねぇから、あやまひつようはねぇよ。ぶんがアニメやマンガみたいなことをやることになるとはおもわなかったけど」


 スセリにそうフォローをれるように、く。


えずなにだいあんかんがえたほういわよね。……それよりようふしさんのことどうおもう?」

「どうしたんだより?」


 ようことかいずそうかえし、すこずかしそうにさらう。


「えっと……あのれいだし、おんなとしておとこはどうおもってるのかなって?」

っかんねぇ。わいいのはたしかだけど、たい耀ようでアレだぜ。おれたちじゃえねぇのはたしかだな」


 あきれたようでそうように、はクスクスわらってからことかえす。


たしかにすごかったわね。でもてんこうまえいろ(いろ)あったみたいだし、わたしかるがする」

「そんなもんか?」


 ようかいきながら、スセリはおもう。


(あのときおんななにがしたかったのかしら? たい耀ようなかりたかったようにもえなくはかったけど、かみ鹿にされたときがいこうどうすべてにこころかんがする……)


 スセリはたずねる。


、あのときってをどうおもう?」

「どうしたのスセリ?」

すこかることってね……」


 スセリのことに、ようはんのうしてかえす。


「もしかしててきか?」


 しかしスセリはくびよこり、ようう。


「それはいとおもうわ。……ただのおんなかんよ」

(そう、ほんらいこのごとてきはいない。西せいようかみ(がみ)たいりくしんせんにははなしはとおしてあるし、ましててんしんふういんしているいまわたしたちてきたいするようかみはずは……)


 そうかんがえているスセリをに、ようたちかいかべこうでいているモノがた。


流石さすがにやりぎたか…… でもわたししょうたいにはいてないようだな。はやめに神籬ひもろぎめないとか)


 そのしょうたいふし とき

 ときはそうおもいながら、そのから姿すがたした。



 ★★★★



20ぷんごろ いばらはつてん ちゃ


「それじゃあ、こんかいさくせんはこんなもんか?」


 ろうがそううとつぐうなずき、げいのうじんそうなおもちのいばら きよしげなっとくする。


「それよりろう、そのがいともだちたか?」


 きよしげろうにそうくと、ろうはクスクスわらう。


おもったじょうに、いまどもかいたいへんらしい。アイツクラスおもしろさわぎがったぞ」

「それならおれもそっちにすればかった。おりばあさんにもらったFRIDAYやしゅうかんぶんしゅんで、じょうほうしゅうしゅうするのもきてたんでな」


 きしたかおをする清重きよしげに、つぐつづける。


「そんならずくちたたけるのなら、このみせかいてんしたとききゃくたいおうもんだいないのだろうな」

たりまえだ。だれかってっている」


 しんまん(まん)きよしげがそうこたえると、ろうつぐう。


「さて、そろそろそうかんだ。つぐさきがっこうもどってくれ」


 そうわれ、つぐうなずくとへんかえす。


「では……」


 そしてつぐから姿すがたすと、ろうはんとうめいみどりいろ何所どこからかしゅつげんさせ、つかむときよしげう。


きよしげづちちゃていしておけ」


 ろうにそうわれたきよしげひだりには、らぬあいだ小槌こづちにぎられていた。


  カコン


 きよしげづちかるたたくと、ぜんたいすこひかる。


みどりじゃよ、かぜこせ!」


 さらに、ちゃぶだいうえったろうが、そうってるとしつないかぜすさんだ。


かたればかぜけ。としてこころあらわれよ。いつなななんじひとらず。ことをもってここあらわたりたまゆららに


 そういながらろうからだうごかす。

 まるでりゅうへびっているかのように。

 するとかぜあつまってき、30センチほど鹿じかようつのえた、みどりいろさくらいろまだらがらへびわる。

 ろうちゅうくと、みどりいろさくらいろまだらがらへびめいれいをする。


ようかいかざへびよ、おれめいれいするまでたいしていろ。いな」

「ダァ」


 かざへびがそうへんをすると、ろうきよしげう。


此奴こいつ使つかう。あいしたらきょだいしてくれ」

かった」


 きよしげがそうへんかえすと、ろうかんがえる。


あとおれにせものか……)

みずかがみこくすいきょうかぜみのつるぎくさなぎもくけんよ」


 ろうがそううと、こくようせきようかがやかがみと、りゅうじゃしたようもくけんまえあらわれた。


かがみよ。いつわりのてきとしての姿すがたつるぎうつせ」


 さらろうがそううと、くさなぎもくけんかぜまる姿すがたわってく。


(!)


 それをきよしげおどろき、ろうたずねる。


さまなにをしている?」

おにさまでもおどろくなら、せた甲斐かいがあったか」


 そうわったろうみぎすいへいげ、そのてのひらからビーだまだいこうたいしゅつげんし、いつわりのかぜまる宿やどった。


きろミシャグジ」


 するとうつろなひとみだった、いつわりのかぜまるひとみひかりが宿やどり、ろうひざまずく。


はなしはいていたな」


 ろうことに、ミシャグジはつづける。


しょうしています。ですがいのですか、わたしけたらからだせいぎょが……」

にするな、それにいてはべつせいぎょほうほうっている。ほら……」


 しろうでうごかしてせたろうは、ミシャグジにつづけてう。


「おまえたまにはひとまえあばれたら如何どうだ、げんはしてもらわないとこまるが」

「ではわたしに、そのかざへびいただけませんか?」


 ミシャグジのことに、ろうすこかんがえてからへんをする。


「……いだろう。ただしほんらいもくてきわすれるな」

がといます」


 そうったミシャグジをすこしのあいだろうごんしばらめ、きよしげかってざんねんそうにう。


「だっそうだ。きよしげわるいがおまえばんい」

「ならおれは、ひととしてけんがくするとしよう」


 ざんねんそうなきよしげ他所よそに、ろうつぶやく。


「さて、そろそろもどらないとほんとう不味まずいな。じゃあほうに」


 そうってろう姿すがたし、がっこうもどってった。




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