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子供達と神々の神楽 ~月の章~  作者: 東 蒼汰
第参幕 普遍の碧流魄 龍蛇丸
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謎の少女現る

【4がつ10きんよう しずしょうがっこうねんくみきょうしつ


  キーン コーン

   カーン コーン


「すみません。このクラスしらいし ほく五十嵐いからし よう日向ひゅうが たい耀ようくろさわ さんはますか?」


 やすかんはじまりしばらってから、ようたちクラスにそうってやってたのはろう

 やってろういたが、ろうはなしかける。


「よっ、ろうなんようか?」


 ろうき、おどろいたようへんかえす。


「カバのにいちゃん、このクラスだったんだ」

なんろう。カバのいだったのか?」


 たい耀ようがそうってはなしにはいってると、たい耀ようう。


とうこうはんいっしょなんだよ」

「それでなんようだ。おまえ……もしかしてクラスなにわれたのか?」


 ようすこしんぱいそうにろうにそううと、きょうしつそとからおんなこえがする。


「そうじゃないみたいよ、ほら……」


 こえあるじは、となりのクラスあかてんこうせい

 かのじょろうクラスしょうねんひとげられないようつかまえていた。


たしふし ときさんでしたっけ?」


 かおるときにそうくと、ときしょうねんはなうなずこたえる。


「えぇ」


 そしてはなしたばかりのしょうねんに、がおつづけてう。


になるなら、がんばってはなしかけないとね」

「うっさいな。だれだよおまえ!」


 はずかしそうにそうときったしょうねんに、ときほほみながらかえす。


りんちょうかいこうちょうせんせいが、ろうくんいっしょせつめいしたはずよ」

るかそんなこと


 ほほときに、しょうねんはそうもんってそのからった。


「ねぇろうくん、どうしたのあの?」


 ときろうにそうたずねるが、ろうくびよこる。

 ろうは、あのしょうねんまえすららないのだからこたえようがい。


「おまえがいたいへんそうだな」


 ようがそううと、ろうこまったかおう。


「オイラはにいちゃんたちが、ほんとうあいしてくれるかたしかめにただけなんだけど……」


 するとときろうつづける。


わたしたすかったわ。こうやってべつクラスはなかいたし……」


 そしてろういた。


なんだこの……)


 ろうときに、すこかんじをおぼえそうおもったが、そのかんかくをいったんし、すこしはずかしそうにときく。


「……ときねえちゃん、がいだいたんだな?」

「あら、アナタはずかしがらないのね? わたしそれなりにじんかくったんだけど」


 がおときがそううと、ろうごういんときからはなれた。


(このはんのうかぎり、れてもだいじょうそうね……)


 そんなことかんがえながら、ときろうあたまでた。


「やっぱりずかしいんじゃない」

かってるんならめてくれ!」


 おころうながら、ときはクスクスわらう。

 そのあとときたい耀ようほうけると、ちかいてく。


はじめまして日向ひゅうがくんいてたとおりのかおしてるわね。おねがいがるんだけど、ともだちになってくれない。ほら、かおもの同士どうし一緒いっしょほうとくでしょう?」


 そうったときことに、たい耀ようあきれたかおをしてう。


「はぁ?」


  ざわ ざわ ざわ


 とつぜんことあきれているたい耀ようとはべつに、ねんくみ生徒せいとにざわめいきがった。

 ひといもいし、がくねんいちばんかおあたまかねちのおとこに、じんてんこうせい漫画まんがやアニメ、ドラマみたいなことったのだからたりまえではあるが……


 いっぽうろうたちからしたしょうねんは、あたらしいこうちょうせんせいしもむら つぐめられる。


「こら、廊下ろうかはしっちゃいかん!!」

「ごめんなさい。…………校長先生、オレの話し聞いてくれる?」


 こまった顔でそう言い返して来た少年に、嗣次つぐじ事情じじょうを聞く事を決めた。



 ★★★★



【5ふん しずしょうがっこう こうちょうしつ


「……と、ことなんだけど。かったか?」


 そうったろうは、やすかんはんぶんわったころに、つぐこうないほうそうこうちょうしつされこうちょうしつた。

 まえにはねんくみからしたしょうねんかざまつり すけ姿すがたる。

  すけろうしろて、にちようかぜまるではないかとうたがっていた。

 そして、それをこうちょうせんせいつぐそうだんしたのだ。

  つぐすけに、ろうぶんしんせきことつたえ、さらにやってろうすけうでしろくなったゆうせつめいした。


かった。それとごめん……」


 すけろうにそうあやまると、ろうすけけてひだりす。


かってくれたんならいいや。ほら、ときねえちゃんにはあやまったほういだろ、くぞ」


 そうったろうすこちゅうちょするすけだが……


「……うん」


 うなずいてすけろうると、ろうつぐかっておれいう。


こうちょうせんせいすけことありがとう。オイラたちようるからくよ」

すけくんろうなかくしてくれ」


 ろうことたいし、つぐすけかってそうい、ろうずかしそうにつぐかえす。


「うっさいな! ……こうちょうせんせいしつれいしました」


 ドアをけ、ろうすけいてこうちょうしつあわててく。


しつれいしました」


 すけかれながらつぐにそうあいさつし、そのようがおおくつぐもとに、ろうからねんる。


(「てんまる、このけんあとはなしがる」)

(「かっている。ひるやすみでもたずねてるがい」)

(「かった。ククリ伯母おばさまとスセリさまにも……――」)


 いそぎでかいだんがっていたろうは、いっしょかいだんがっていたすけあしめたので、ろうねんめてすけく。


「どうした?」

ずかしい……」


 そうってすけつないでいたほどいたので、ろうかんがえる。


たしかにどもとはえ、このとし()()ずかしいだけか……)

わるい、おじさんにともだちってわれたのがずかしくて」


 ろうもうわけなさそうにそうったので、すけちからなくかえす。


こんからけろよ」

「ゴメン」


 そうあやまったろうは、つぐねんちゅうちゅうだんしたことねんあやまりながら、すけあらためていそぎでねんくみかう。

 するとねんせいだいすうくみあつまっていた。


「やっぱりひどってんな」


 あきれたかおでそうったろうに、すけく。


なんさわぎだ()()?」


 どうこくねんくみ

 たい耀ようときねんせいじょの3ぶんの1にかこまれて、うごきのれないじょうたいっていた。

 さいしょときことで、クラス女子じょしぶんの1にかこまれこうろんが始まっただけだったが、かんつにつれいちくみにもことだいつたわり、いちくみ女子じょしぶんの1もわわりいまいたる。

 ちなみにほかねんせいたちは、せん(せん)きょう(きょう)こうしんむねに、このさわぎをまもっていた。


「ねぇふしさん、なんうわよ。てんこうしてともだちしいのはかるけど、いっぽうてきともだちになっては、日向ひゅうがくんめいわくだとはおもわない?」

「「そうよ、そうよ」」


 じょたちときめることを、たい耀ようめるすべい。

 いや、さいしょめようとはしたのだが。

 しかしじょたちはくりょくけて、だまんでしまっている。

 げんじょうでは、ときひとかこんでいるじょたちあいに、まわっていた。


  キーン コーン 

   カーン コーン


 やすかんわりをげる、チャイムをいたときおもう。


(……そろそろしゅうしゅうしたいか? 使つかえそうなのは其所そこせきたかいおさげのおんな、それとベランダにげてわたしているちいさなおとこ


いてるの? だいたいなによそのあかかみりょうみたいないろしちゃって」


 あるじょがそううと、ときいっしゅんそのじょにらむ。

 そのがんりきに、にらまれたしょうじょいっしゅんたじろぐが、つぎしゅんかんとききながらうつむきしゃがむ。


「ちょっと、ぎよ!」


 そのようちかくでていたあおいが、かみいろわるったじょおこると、だまっていたたい耀ようつづける。


たしかにぎだ。彼女かのじょこうどうもんだいったけど、ソレとコレははなしはべつ


 たい耀ようこといてときは、わざとうつむいたままえつこえう。


「ごめんなさい。おねがいだからかみことわるわないで……」


 そしてちんもくした。

 するとまわりのじょたちがあたふたしはじめる。


  ざわ ざわ ざわ


「こら、アナタたちじゅぎょうはもうはじまっているのよ!」


 そんなとききょうしつそとからじょうせんせいごえこえてた。

 ほくかおるちゅうから不味まずいとおもい、わたなべせんせいびにったが、じょうきょうかくにんしたわたなべせんせいは、おとこぶんくちすともんだいこじれるとおもい、じょせいじょうせんせいたすけをもとめたのだ。


「ごめんなさいせんせい。……わたしわるいの」


 うつむきながらそうったときに、じょうせんせいたずねる。


ゆうとなりのきょうしつくけどい。にこのけんかかわっているは?」


 じょうせんせいは、せいにそうたずねるがものらず、それをがおげてかくにんしたときは、なみだいてじょうせんせいうそく。


わたしだけよ、ごめんなさい……」

「……かった。ほら、みんなみちけて」


 ことなんとなくしたじょうせんせいは、そうってときともきょうしつく。

 きょうしつときろうすけけるが、たりからけられることい。


(さっきのほうそうといい、いっしょるとことなにったみたいね。コレがんだらさぐりでもれてみるか?)


 ときはそうかんがえながら、じょうせんせいいてとなりのきょうしつかった。




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