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子供達と神々の神楽 ~月の章~  作者: 東 蒼汰
第弐幕 赤雷の艮毘獣 狼王丸
12/44

北斗と恵理花

  なやんでいるほくみみこえこえる。


たりともげて……」


 おにまるらわれているがそううが、ほくろううごい。

 せいかくにはほくうごけない。


「フン、げるほどおくびょうではないが、かう勇気ゆうきいか……」


 おにまるがそううと、しばらくしてしょなかからすうめい大人おとなたちあらわれる。


ちゃん!」

「コイツ、たし河川かせんしきの!」


 おどろいている大人おとなたちかくにんしたおにまるは、ほくせんもどおもう。


ちがいか、しがらんか……)

そうぞうつちいているか? このむすめいのちしくばおまえだけでるがいい」


 そうったおにまるしゅうから、ねつびたはいいろけむりがのぼり、ほくたちかいいちてきふさぐ。

 けむりがえると、おにまる姿すがたはそのからっていた。



 ★★★★



 ひとかぬように、おにまるとスセリはくろさわ移動いどうしており、おにまるにおひめさまっこされたじょうたいねむっていた。


れから如何どうするつもりです、おにまる


 スセリはおにまるすこおどろいたさまにそううと、おにまるすこめんどうくさそうにこたえる。


あまおおきなこえすな、むすめきるぞ。おれまえったはずだ、ぶんのぞみをゆうせんすると。それにさまも、あのぞうひとでどのているかりたいのだろう?」

「それはそうですが、きなりるなんて……」


 そうったスセリのことに、おにまるおもう。


(スセリ、このむすめじょうでもえたか?)

あんしんしろ、むすめにはおひめさまやくをやってもらうだけだ」


 おにまるはスセリにそうこたえると、さらかんがえる。


まえたたかい。おれ攻撃こうげきてたこころおにのモノでるならば、ぞうこころにもおれおなじモノがねむっているはず……)


 そしておにう。


おにてきにはおに相応ふさわしい。さてむすめにはわるいが、おひめさまやくをやってもらうぞ」



 ★★★★



 そらこんいろまっている。


(ボクだけでいって、どこにるのさ……)


 きょうぐんを40ぷんほどはしまわわったほくが、そうおもいながらこうえんきゅうけいしているとスセリからねんとどく。


(「ほくこえる?」)

(「スセリ? いまどこにるの?」)


 あわててほくねんでそうかえすと、スセリはもうわけなさそうにこたえる。


(「ごめんなさい、わたしだんしていたばかりに。貴方あなたたちとはべつの、かわちかくにしょうがっこうよ。ちかくにガスタンクとかうのがるわ」)

(「あかしょうがっこうほうか。ちゃんは?」)

(「だいじょうよ。それよりひと?」)

(「うん、おにまるにもわれたし……」)


 そうへんかえしたほくだが、ほんしんべつところった。

 うごけなかったぶんい、ぶんちからたすけたいとおもっていたのだ。


(「ってて、いまロウオウマルたすけにくから」)


 ほくねんでスセリにそううと、スセリはしんぱいそうにねんかえす。


(「くれぐれもしょうたいはバレないようにね。バレたらぞくぜんたいたいへんことになるかもれないから」)

(「かってる」)


 ねんでそうかえしたほくは、ロウオウマルしょさがはじめ、ねんけたスセリはおもう。


(これなら、ほくひとだけでんでももんだいはなさそうね…… フフフ、がんりなさいほく


 ちかくのみんたいいくかんうらちゅうしゃじょうまでやってほくは、ひとことかくにんして、っていたキーホルダーをかかさけぶ。


ロウオウマルちゃんをたすけるためちからして!」


 するとほくまわりにおおきなこうせきはしらすうせいせいされ、ほくつつんでこうせきはしらこうせきやまへとわり、そのやまかいしてひかりともロウオウマルしゅつげんし、とおえをする。


「ワオーン!」


 くと、ロウオウマルなかほくおもう。


たい耀ようくんからいたとおりだ…… っててちゃん、いまたすけにくから)


  ガコン

   ガコン

    ガコン



 ★★★★



 こうしゃからのかりや、しょうねんサッカーのためにグラウンドにせっされているナイターせつかりにらされたあかしょうがっこう

 そのグラウンドの8りはきんぞくかべかこまれたじょうたいで、かべまわりにはの6ごろだとうのに、せんせいたちかられんらくけたけいさつふくめ、いろ(いろ)ひと(びと)けっこうかずあつまってた。


  ガコン

   ガコン

    ガコン


 どうけてあかしょうがっこうにやってロウオウマルは、きんぞくちゅうかいだんつくり、そのはしらあしひと(びと)じょうえ、さらきんぞくかべえた。


  ガコン


 きんぞくかべロウオウマルえたほくにしたのは、グラウンドのちゅうおうかれたせんしゅせんせいをするだいうえた、をおひめさまっこしているおにまる

 ほくおにまるかってう。


おにまる、そのかえせ!」

われたとおりにひとでやってことは、おとことしてめてやるぞそうぞうつち


 うれしそうにそうったおにまるに、ほくおこりっぽくかえす。


「そううなら、しょぐらいおしえてけバカ! ずっとさがまわってたんだぞ」


(…… …… ……!!)


 するとほくこえまし、それにいたおにまるかってう。


「ほらもうもくひめぎみこころかぬゆうしゃたすけにたぞ」


 そうわると、おにまるせんせいだいうえろし、ぶんきんぞくかべちかくまでワープした。


「スセリ、かくれているのはかっている。けっかいれ!」


 おにまることで、スセリはよこあらわれる。


貴方あなたなにかんがえているの?」


 スセリがおにまるにそううと、おにまるわらいながらかえす。


こころうごかすことなどまっている、うたげだ!」


 おにまるひだりづちしゅつげんさせると、きんぞくかべたたき、たたいためんがいかべうえからしょうめつしてく。

 そのようかくにんしたスセリは、ねんう。


(「このままだと不味まずいわ、あの姿すがたに!」)


 ねんでそうわれたは、あわてて汗衫かざみ姿すがたわり、ロウオウマルちかくにどうした。

 かべると、おにまるロウオウマル姿すがたが、かべちかくにひとたちや、がっこうのこってせんせいたちかいはいる。


かんきゃくたちよ、るがい。れこそいまだい黄泉よみがえりしおに姿すがた! ファキオ、エゴゥ、メタル、カロル、コルプス……、あかはがねからだでよ」


 そういながらおにまるは、きんぞくかべたたく。

 するときんぞくかべひかかがやきながら、ぜんちょう20すうメートルほどの、あたまいロボットのよう姿すがたへんした。


 くろ調ちょうとしたくろあかのカラーリング。

 まるでしんかんせんへびしたようかた

 とっぶついたひざやま(やま)の様で……

 あかからだおにかおしている。

 

 その姿すがたはまるで、あたまいがようほうそうしているアニメにそうなロボットだと、ほくおもった。

 そのロボットのようなモノからは、じょうのぼっている。


かいげんてん!」


 そのこえともに、おにまるひかかがやきロボットのようなモノとゆうごうした。

 するとロボットのようなモノに、へびおにじったようなロボットのかおされてき、ロボットのようなモノがかんぜんひとがたになると、おにまるこうじょうはじめる。

 しかもかなりノリノリで、ポーズまでけながら……


われいさみしものおうにして、かいたるくまみずはがねおう。そのゆうしゃじゃこうおう


 あまりにもとっぴょうことおにまるがやったので、どころかスセリもけっかいことわすれてじゃこうおうていたので、おにまるおこられる。


「おい、てないでけっかいれ!」

「そうだった、ごめんなさい。われあらたまのみことなれば、神籬ひもろぎことにて、しずめまもあるじらん」


 ってよんかいたたく。


  パン パン パン パン


 するといちたたたびに、がっこうのグラウンドのすみしろたいじゅしゅつげんし、あいだはんとうめいしろかべてんじょうにもはんとうめいしろかべると、しずめまもりけっかいかんせいする。

 グラウンドないひと(びと)は、スセリのちからけっかいそとどうさせられ、それをかくにんしたおにまるう。


れだけのことをすれば、やつ文句もんくうまい……」


 じゃこうおうひだりに、つかながおうごんおおつちあらわれる。


そうぞうつちよ、さぁうたげはじまりだ!」


 そういながらおにまるは、じゃこうおうおおつちなぐりかかる。


  ガゴン ガゴン 

   ブオガチコン


 しかしロウオウマルつくったおおきなかべが、そのこうげきはばんだ。


なか(なか)はんのうだな……)


 そうおもいながらおにまるは、じゃこうおうすう退いてからみずからのじょうちゅうけた。


 ガコン

  ガコン


 つくったかべかくしに、じょうくうからきょうしゅうするロウオウマルだが、おとかげこうげきいたおにまるに、さらいっ退いてカウンターのニーキックをわれ、こうげきらったロウオウマルは、10メートルほどばされる。


  ガツコーン


   ガコン ガコン



「うわぁぁぁ!」


 さけほくに、おにまるおしえる。


かべかくしに使つかはっそうわるくはない。だかあい姿すがたえんのだから、そのたいしょもしておくべきだったな」


 おにまる》はそうると、ころがってるロウオウマルおおつちついげきけようとした。

 しかしぼうぎょけっかいって、そのこうげきさえぎる。


  ガコン

   ブオカシャン


 じゃこうおうこうげきふせぎながら、ほくく。


だいじょうロウオウマル!」

「うん、へい……」


 たい耀ようときように、うしなっていないかしんぱいしていたが、ほくこえいてあんしんしているさいちゅうおにまるがスセリにねんはなしかけてくる。


(「スセリ、かんがえがる。ごういんにそのまもり、たたるからけろ」)

ざかしい!」


(「……――」)


  カッシャーン


 スセリがねんへんをするまえに、おにまるぼうぎょけっかいを、じゃこうおうおおつちくだいた。




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