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第20話
当たり前の日々に退屈していますか?突然、当たり前ではない日常に放り込まれたら、貴方は何をしているでしょうか?
バク?の群れはエヌク王国をあっという間に敗走させ、城壁前はバク?の群れが占拠していた。
その中から一匹のバク?がボクに近付き同じく甘えた猫の様な鳴き声で子バク?とボクに擦り寄ってきた。
「お母さんってもしかして偉いバク?さんだったの?」
返事をする様に子バク?が鳴くとボクは力が抜けて倒れてしまった。
「ゾウを引き連れてくるとは相変わらずとんでもないヤツだな。」
傷つきボロボロの装備を纏ったリオン王子が倒れたボクを覗き込んだ。
「シンのおかげでトザス王国を守る事ができた。
戻ってきてくれてありがとう。」
王子が城壁を振り返り勝鬨を上げるとトザス王国は歓喜に包まれた。
「バク?ってゾウって名前なの?」
子バクの方を見ると、まるでボクに
「そうだ。」
と答える様に鳴いたので、ボクは思わず吹き出し笑ってしまった。
今日も1日無事過ごせて良かった。




