第2話
当たり前の日々に退屈していますか?突然、当たり前ではない日常に放り込まれたら、貴方は何をしているでしょうか?
(はぁ、なんで毎日毎日、同じ様に学校に行かなきゃ行けないんだよ、もっと寝てたいなぁ)
そんな事を考えながらダラダラと歯磨きをしていたら、遠くから母の早く準備しろという怒鳴り声が聞こえる。
(なんでそんなに学校行かせたいかね、はぁ、めんどくさい)
制服に着替えて、怒った声を聞き飽きたボクはすれ違った母親に
「朝から怒らないでよ、うるさいな」
とポツリと呟き、それが聞こえた母親が何か言っていたが、面倒だったので早々と家を出た。
いつも歩き慣れた道を進んで十字路を右に曲がと、足に何かがあたり顔を上げると工事中の標識が目に入った。
(通行止めかよ、朝からなんで工事してんだよ…)
ボクはそう呟きながら振り向き十字路に戻ろうと差し掛かると、目の前ギリギリを車が通り過ぎて行った。
「わぁっ!」
通り過ぎた後だか、ボクは反射的に後ろに飛んで下がった。
先程見た工事中の看板に寄りかかると、ボクはそのまま後ろに倒れ込んだが、そのまま穴に落ちて行った。
今日も1日無事過ごせて良かった。