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第19話
当たり前の日々に退屈していますか?突然、当たり前ではない日常に放り込まれたら、貴方は何をしているでしょうか?
ボクのそんな気持ちを察したのか、エヌク王国の兵士は警戒しながらその場に留まっていた。
少しの沈黙が経過した後、ボクは木を持っていた手に激痛を感じた。
目を運ぶと矢が刺さっていた。
ボクは痛みに思わず木を落としてしまい、弓が効くとわかるとエヌクの兵士な大きな号令で兵士が一斉に臨戦態勢になった。
ボクの脳はそんな状態の中でも「戦う」選択肢が取れずに
「どうする?」
が脳内を連呼していた。
思考が停止してしまい、目を瞑り暗闇が辺りを覆うと、耳の端で怒号の奥に妙な音が聞こえた。
それはだんだんと近付き、地面が少しづつ揺れ始めていた。
再び目を開けると、目の前をバク?の群れが通り過ぎエヌク王国の兵士を次々と跳ね飛ばしていった。
そしてボクの目の前に子バク?がトコトコと現れボクに擦り寄った。
「ははは……
まさか、ボクを追いかけてきてくれたの?」
ボクは子バク?を抱き寄せて思わず泣いてしまった。
子バク?は喜んでるのか、猫の甘えた様な声を出していた。
今日も1日無事過ごせて良かった。




