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特務隊に入隊した奴が使えない新人だった  作者: リィズ・ブランディシュカ
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第4話 全員ダウン



 私達は、ベッドから起き上がる事もできない身になった。


 日ごろから鍛えているのに、なんという体たらくだ。


 私達のいる国では、原因不明の病が蔓延しているらしい。


 この世界の彼方にある地獄の国から、定期的に湧き出す「蛇の毒」が関係してるとかうんぬん。


 詳しい事は分からない。


 それで、私達もその病に感染してしまったようだ。


 なんとか任務をこなそうとするが、何もできなかった。


 そんな中、起き上がって平然と仕事をしているのが、例の新人ディークだった。


 鍛え上げた屈強な物達がベッドの上で呻いている中だ。


 わけが分からない。


 私達には理解できない化け物が、弱者のふりでもしていたのかと思ったが。


 そうでもない事はすぐに分かった。


 ディークは、相変わらず無能で、要領が悪くて仕事ができなかったからだ。



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