読書感想文ならぬ執筆感想文
トイレを我慢すると筆が走ると気づいたこの頃ですが、文章がおかしくなりますし、我慢は体に良くないのでお勧めできません。
いやまったく本当に一体どういうつもりか、唐突に小説を書こうなどと思い立ちこちらでアカウントを取得したのは、確か去年の七月頃だった気がします。
聞くところによると世の物書きの人々は、文章を書く時にはプロットという物を考えてから書き始めることが多いともっぱらの噂ですが、此度の自分はそうではなく、何となく始まりと終わりだけを考えて、間をだらだらと埋めていくように文章を詰め込んで行くという半ばやけくその様な執筆を行いまして……。
すると、なんと言うことでしょう。実際に出来上がったものは冗長で展開が遅く、盛り上がりにも欠けるお話になりましたとさ。ぱおん。
さらにいきなり長編を書くような事態となり、途中から本気で失敗したかな? と不安に駆られるも、大して気にも留めぬままソシャゲのデイリーをこなし、動画サイトを眺め、挙句の果てにはスチムー(steam)の早期アクセスタイトルなどを弄り倒しだす始末……。
そしてあれよという間に就寝時間となっていたりと、全く以て目も当てられないような状況でありました。よくある話ですよね? ないですか?
まあプロットがあったからと言って、うまい展開へ結びつけられたかどうかは怪しいものですが。
ところで、よそ様から見てこのお話は面白いものだったのだろうか。自分では面白く思って書いていたけれど……。
私はSNSや外部サイトなどを利用した宣伝などを一切行っておりませんので、システム上から見ても読者諸氏の目に触れる可能性は相当低いものと思われます。
そういった厳しい状況であるにもかかわらず、初めて書いた小説にレビューをして下さるとの申し出をいただけた時は、ウレション未遂ほどに動揺したものです。
しかし、当時の私はメッセージボックスを覗くと言う習慣が皆無であったため、連絡をいただいてからひと月ほど無しの礫状態をぶちかまし、大慌てで返事を書いたのでした。
また今のところ宣伝などを行うつもりは無いので、今後も大幅にPVが伸びることはないかと思います。とはいえPV数が伸びるのは大変嬉しい事ですので、間違いなくモチベーションには繋がっておりますし、ポイントを頂けることも非常に有難く思っています。
それにしても初めて書いた小説のようなものが、まさかこんなに長い話になろうとは、どの全俺が予想し得たでしょうか。
いや、予想とまでは言わなくとも、長文になる予感のような物は何となくあったのですね、はい。 話を要約するのが好きではないと言うか不得手と言うか、昔から作文などでも無駄に長い文章を書いていましたし、性格的に結構雑だったりもします。作文なんて大嫌いなはずなのに、何故こうも長々と書いてしまうのだろうか。フシギダネ。
私が本格的に小説のようなものを書いたのはこれが初めなため、字書きを生業とする人は凄いなとありきたりな感想を持ったものですが、同時に素人が軽い気持ちで小説なぞを公にするものではないという事もわかったような気がします。
途中で放り出すわけにもゆかなくなるし、しょっちゅうネタや時間を捻出する方法に頭を捻るようになっちゃいますし……。趣味に費やす時間が無駄に多い自分としては、この辺りの事が結構悩みのタネでありました。
それでも、書くこと自体は苦ではなく執筆中は楽しかったので、良い経験ではあったと思います。そして何より、読者の方々についていただけたことがとても嬉しく、また有難い事でした。
などとネガティブな感想も若干出ておりますが、懲りずにまたちまちまとへんてこな話を書いていますので、いい感じになった頃に再びアップしたいと思っています。