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ドタバタ家族

ダン!!!


屈強で短目な赤髪に白髪の混じった体格のいい男性が扉をぶち開けた。レティシアはビックリするあまり、ベットから落ちそうになる。屈強な男性は泣きながら「レティ大丈夫か!!!」と叫びながら抱きついてきた。ミシッ!骨が折れそうだ。「おじいさま、落ち着いてくださいませ、レティは大丈夫です!!!」逆に今、死にそうだ。

また、扉がダンと開き「いい加減にしなさい、ライオネス!!!」高齢ではあるが美しく、品があり、誰にも媚びることがない雰囲気を漂わせた銀髪の女性がゆっくりと歩いてくる。

「リイシャひいおばあ様、ご心配おかけしました。」レティは頭を下げた。

リイシャひいおばあ様は「本当に心配したよ。」と優しく微笑んでくださった。

が、一瞬にして表情が変わり厳しい顔で「レティシア、階段から受け身もとれず落ちるのはなってないはね。訓練の量を増やしましょう。ライオネス!あなたも仕事に戻りなさい。いつまでもうろうろしていない。元将軍として後輩の育成をしっかりおし。」ぴっしっといいはなった。

ライオネスおじいさまも背筋を伸ばし「リイシャ様いって参ります。」さすが婿養子のおじいさま、ひいおばあ様には勝てない。ドタドタという足音共に消え去っていった。

そして、また、ダンと言う音と共に扉が開かれた。そこには、誰もが羨むな爽やかな男性が立っていた。その男性も美しい銀髪をなびかせながら...

そして私に飛び付いてきた。

「レティ、パパは心配だったよ。もう大丈夫かい。」

イケメンが眩しく感じる。「ソルティお父様大丈夫ですから落ち着いてください。」

ひいおばあ様は額に手をおいて、首を降っていた。あ~あきれてる。

そして、またすごい勢いの足音が聞こえる。

「レティちゃん大丈夫!」ひいおばあ様には気がついていないのだろう。これまた、銀髪のポニーテールでまだ、十代後半に見える女性が入ってきた(本当は20代後半)。そして、お父様を押しのけて私の手を握った。

私も少し顔をひきつりながら「大丈夫ですよシルクおばさま」伝達速度が速すぎる!そしてみんな王宮にいるはずなのに!

プツンという音が静かに聞こえた。「ソルティ、シルク仕事にいきなさい。」静かにそして冷ややかにリイシャひいおばあ様がいい放った。

二人も気がついたようで震えながら「リイシャおばあ様いって参ります。」駆け足で走り去っていった。

それを見送るようにゆっくりと金髪で長髪の女性が入ってきた。うふふ、と笑いながら私に近づき「レティちゃん大丈夫?みんな心配して仕事に手がつかないからお休みしてたのよ」

衝撃の事実である!ひいおばあ様が怒るのも当たり前だ。国の軍部の偉い人が身内一人のために3日も仕事を休むなんて。


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