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例え世界が変わっても  作者: パピヨン
第二章 皇国編
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56話 タイラント

更新遅れました。

「あれが報告にあったソ連の新型輸送機か。確かにジェット機だな。それにしてもなんでこんな所を飛んでいるんだ?」


日本軍空軍所属の太田少尉は、モスコ付近まで侵入してきたソ連新型輸送機撃墜の大軍の迎撃に来た。

ソ連空軍は、最近あまり出撃しない。というのも天候の悪化により動きにくいのだ。そしてソ連航空機に今までジェット機は試作型しか存在しない。という事はこれは新型機なんだろうがなぜその輸送機1機単独でこんな所を飛行しているのか?


「オマケに非武装だがバカでかい輸送機だ。てか輸送機なのかこれ?戦略爆撃機じゃ無いのか?」


だが爆撃機だろうがそうでなかろうが迎撃命令は出ている。

適当に攻撃し、その輸送機はモスコ近郊に墜落した。生存者は存在しないと思われるくらいの爆発が発生したためにパイロットはそのまま帰還した。


これが悪夢の始まりだと誰も知らなかった。


モスコ司令部

「大変です!モスコ北部で正体不明の生物が発生しました!」

「なんだ?魔物か?魔物ならモンスターハンターになれるぞ!」

「それが、通常のたまではやつの皮が硬すぎて貫通しません。」

「なんだと!?どんなやつだ!」


カメラには、3mくらいの大男が何体も映っており、どれも人間とは思えないくらいの、強靭な肉体を持っている。

「こいつは、一体なんなんだよ。まるで暴君(タイラント)

「戦車くらいじゃないとあいつは倒せません」

「戦車を動かせ!」

「その戦車は現在整備中で」

「なんだと!」

撤退する時に何台かの戦車が動作不良を起こし整備していたのだ。


自走砲も出撃するが数が悪かった。

タイラントの数はおよそ150体。先程撃墜した輸送機にいたのだろう。自然発生なんてありえないのだ。

自走砲以上の威力がある兵器しか通用しない上に戦車は現在修理中。防御陣地は対人用でありこいつを止めることはできない。地雷で足を吹き飛ばすことは出来るがしばらくすれば回復する。なんだコイツは?


司令官はこのままでは前線が崩壊する可能性があったため救援を求めたのであった。


だが彼らの動きは早すぎた。タイラントの突進により防衛部隊は一瞬で壊滅。

このタイラントに対する有効な対処法になりうる自走砲が無かったためモスコを放棄。日本の前線は一気に100kmほど後退した。

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