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例え世界が変わっても  作者: パピヨン
第二章 皇国編
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番外編 自動調理器具

「さぁこの自動調理器具の力を見よ!料理の概念を変える傑作を!」


とノリノリの西園寺。西園寺が持ってきた玉ねぎ、人参、肉やルー、水をどんどん自動調理器具にぶち込んでいく。なお人参や玉ねぎは皮すら向いてない状態だ。


「ねぇ、なんで皮剥いてないのよ。」

市販の人参や玉ねぎは皮を剥くのに剥かずに調理するのはおかしい。

「ふっ。こいつには人参や玉ねぎ、じゃがいもなどの皮を剥く機能もついているのだ!ちなみに生ゴミはそこの廃棄物口から出てくるぞ。」


自動調理器具の側面から人参や玉ねぎの皮がでてくる。たしかに自動で剥く機能はついているのだが、、


「うわ床に生ゴミが飛び散ってる!こうなること知ってるなら先に言えよ貴洋!」

「へぇこれが人参ですか」


と人参の皮を手に取ったターニャ。

「ターニャちゃん、人参見たことないの?」

「ありますよ。ただ国では人参ではなくキャルって呼ばれる魔物なんですよ」


魔物?は?

「キャルはですね、種をまいて3ヶ月後くらいが収穫時期なんですよ。その時期になるとキャルは畑から脱走し遠くへ逃げるんですよ。そのタイミングでとったキャルはそりやぁとっても美味しくて」


どうやら収穫時期のキャルの目ん玉が種らしく、種を畑にまいて育てる。ある程度育つと畑から出てきてどっかにいこうとするからそこを仕留めるという。これがキャルという人参の収穫らしい。キャルの戦闘能力は皆無なため誰でも倒せるようになっている。

最初は植物。途中から魔物。


「ねぇターニャちゃん。それって植物?それとも動物?」


「さて。動植物じゃないかしら?」

「副部長、深く考えてはいけません。何しろ異世界ですから」

「それで片付けるのね。」


さらにキャリング(キャベツ)やレーニア(レタス)やトメィトゥ(トマト)も魔物として収穫されるという。なお日本産よりリグルード王国産の方が甘くて噛みごたえがあって美味しいという評価の理由が魔物だからだと。

魔物なんて言ってるが扱いは動物と変わらない。

違う点があるとすればそれは魔物は地球の動物より敵対的であり、凶悪なやつがおおい。それに魔法が使えるやつもおおい。

なお最近では魔物の肉がスーパーで売られていても抵抗がない人が増えた。やはり慣れだろう。

それに最近ではリグルード王国への観光旅行も始まった。

それもあって最近では観光したい所ランキングトップ10をリグルード王国各都市が占めている。

リグルード王国旅行ブームと言える。ただ、文化の違いがあるため、団体旅行しか認めていないのが現状維持だ。それはリグルード王国も同じだが。

「リグルード王国か。行ってみたいな」

「行きます?王女権限でとれますよ。」

「よし彩子、研修旅行だ。研修旅行という名目で遊びに行くぞ」

「遊びたいのね」

「彩子、人間な、遊んでなんぼだ。この自動調理器具だって遊びで作ったんだぞ!」


と西園寺が自動調理器具を叩いた瞬間、自動調理器具は突如爆発した。

自動調理器具に入っていた未完成のカレーは爆発の影響で室内に飛散。カレーを全身に浴びた4人は、状況を理解しようとした。


「ねぇ西園寺。なんでこれ、爆発したんだ?」


「えーと、それは、たまに起きる動作不良だよ」


と声を低くして答える西園寺。

「動作不良っていうレベル超えてるだろう!」



この日の壁新聞に

「魔法学部、部屋がカレーまみれになりカレー部になる」

なんてトップ記事がでた。

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