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例え世界が変わっても  作者: パピヨン
第二章 皇国編
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36話 衝撃と破壊

「実は皆さんにお伝えしたいことがあります。実は先日、わが日本空軍はソ連首都、モスコを空爆しました」


「どうやってあの分厚い迎撃網を突破したのだ?」

ドニラスの外交官は驚いている。それもそうだ。ドニラスは戦線の負担軽減のために何度かソ連本土に空中戦艦での突破を試みたものの、多数のソ連航空魔道士に迎撃され撃墜した。



「それは夜間高高度を飛行することにより突破しておりモスコの工場、飛行場、政府施設を爆破しました。もちろん書記長のいらっしゃる建物には爆撃はしておりません。」


さすがにこのタイミングで書記長が死亡すると講和なんて出来なくなるのだ。どちらか片方が滅亡するまで続く戦争、絶滅戦争。さすがにそれは避けなければならない。

モスコでの爆撃の効果はでかかった。それも予想をこえて。

まずソ連の攻撃が1週間ピタリとやんだ。理由は部隊の再編だ。

そしてソ連の航空機のかなりの数が前線から消えた。どうやらソ連は本気で各都市の防空をするつもりらしい。

そしてもう1つ、スパイの情報によるとソ連によるアトランティアス上陸作戦。どうやら透明機雷には数で対抗しようというという発想だ。怖いなぁ


これを知ったのだが他国には漏らすなと言われている。一体参謀本部は何を考えているのか。

私はこの国が好きだ。この国を守る為武力ではなく会話で世界を平和にしたいと外交官になった訳だが現実はこのザマ。会話する暇を与えない国もあるし今回のように会話が出来ない国が出てくるとか。ドニラスはいいんだけどアトランティアスは色々隠しまくってるし。


ま、うじうじしてても何も無い。私に出来ることだけをやる。そして国を守るために色々手を打つ。これが私の外交。


流子はその後、日本が不利にならないよううまく立ち回り反撃作戦のための許可をドニラスから貰った。


流子の出した反撃作戦、大陸奪還作戦

この作戦は3段階ある。

1つ目「衝撃と破壊」

2つ目「ビザンティオン」

3つ目「分離と撃滅」


この作戦が成功すればソ連を大陸から追い出せる。だが作戦場所がドニラス帝国のため許可を取ったということだ

この作戦についてドニラス帝国は全面協力し飛行場の貸し出しも許可した。むしろドニラスにとってはありがたい事でもあったのだ。神聖レミリア帝国の参戦による西部戦線。この戦線を維持するためには東部から軍を抜かなければならない。だが東部から軍を抜けば東部戦線は崩壊する。戦略予備ももう無い現状ドニラス帝国はほぼ詰んでいた。だがこのタイミングで日本が東部戦線を片ずけることによりドニラス帝国の負担が減るというものであった。だがこの作戦の最大の障害はソ連海軍である。


ソ連艦隊は健全どころか錬金術により数が増えており輸送船は星の数ほどである。

この艦隊相手に艦隊による海上封鎖はきつい。なら機雷を大量にばらまけばそれなりに時間は稼げる。だがただの機雷ではあまり効果は期待できない。そこでアトランティアスの機雷である。

アトランティアスの協力を得るために流子は必死に説得した。その回もあって協力することができた。


こうして大陸奪還作戦が始まろうとしていた

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