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例え世界が変わっても  作者: パピヨン
第二章 皇国編
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35話 アトランティアス連邦帝国

アトランティアス連邦帝国、資源が豊富であり、この世界ではトップレベルの格差社会である国だ。貧富の差が異常とも言われている国だがこの国の幸福度はなぜか高い。

その原因は社会制度であった。

義務教育がしっかりと整っておりさらに義務教育課程の子供は授業料免除、給食費免除、さらにランドセルにあたるカバンや鉛筆、筆箱、消しゴムなどの文房具は国から無償で支給される。

そう、この国はタダで高校にあたる期間まで授業を受けることが出来、努力次第では貧乏人でも出世できる環境であった。

そのため優秀な人材は多く、競争が激化しその結果没落する人も多いのだがそこから這い上がれる可能性が残っているためみんな不満なく働く。その結果、軍事技術も高く、特殊な鉱石を使用し兵器の透明化が可能になった。


「流子外交官に尋ねる。この戦争、もし我々が勝ったらどうなる?」


「平和な世界になるのでは?」


「違うな。空から()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


空から覗き見ってもしかして人工衛星の事をさしてるのか?

いつから知っていた?


「分からないのなら答えを教えてやる。この戦争でソ連と神聖レミリア帝国は没落するだろう。勝てればの話だがね。そして次に起きるのは、我が国とドニラス帝国、ニホンとの世界の覇権を巡っての戦争が起こるだろう。まぁ我々は世界の覇権なんてどうでもいい。我が国の領土、領海、経済水域、そして領空さえ守れればどうでもいい。だがな、我が国の領空を我が物顔で飛ぶ人工衛星。領空侵犯の数々。気づいて無いとでも思ったのかな?」


「なっ!..人工衛星は宇宙空間を飛んでいるのです。領空侵犯にはあたらないです。」


「そんな屁理屈はどうでもいい。まぁ君たちの科学力がよく分かったよ。」


どこまでアトランティアスは日本について知っているのか?そう疑問に思いつつも


「それを言うならアトランティアスのシシンオン。あれを自国の領海にばらまくのはいいのですがせめて使用後は回収及び民間船に知らせてくださいよ。」


シシンオン


アトランティアスが開発した新型機雷。見た目は透明で金属探知機にもかからないステルス性能もある。

破壊力は凄まじく戦艦を軽々と沈没させられる。

これを大量にばら撒き、ソ連の1部の艦隊を壊滅させたのだ。

なおこの機雷のせいで連絡船が度々沈没するという事故が多発していた。


そんな時、突然ノックもせず部屋に入ってきた男が突然、


「会議中失礼します。緊急事態です。」


と叫ぶ。只事では無いというのは分かる。

「続けたまえ」と言うと、入ってきた男は、大声でハッキリと言った。


「先程神聖レミリア帝国が我々に対して宣戦布告してきました!」

透明化技術が世界トップのアトランティアスは戦闘機、戦艦など色んな兵器が透明化されている。なお透明化しただけであって実在はしているため雨、ホコリや霧には弱い。

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