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例え世界が変わっても  作者: パピヨン
第二章 皇国編
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32話 とある外務省の苦悩

流子は最近胃がキリキリしている。なんでか?

そりゃあココ最近戦費が半端ない金額まで膨れ上がった。

70年前の戦時体制へと移行した訳だが、食料事情がかなり酷くなった。

大戦前の人口より増えた分さらに厳しくなった。

農林水産省からはなんでこんなに食料自給率が下がっているのか?

その原因は戦争により食料より兵器の生産を優先する。

財務省からは予算が膨れあがりとくに軍事費の圧迫が酷いと。戦争につぐ戦争。

外務省に突きつけられたのは、



どうして戦争を回避出来なかったのか?



戦争を仕掛けてきたのは向こう。しかも向こうは神聖レミリア帝国、その属国側かそれ以外かで線引きした上、後者の国全てに宣戦布告したのだ。ソ連は神聖レミリア帝国と組んでいる。

社会主義国がレミリア帝国と手を組むとかレミリア帝国は一体何をしたのか?


「ひょっとしてレミリア帝国ってイギリスみたいな国なのか?ドニラスを倒すためには悪魔でも魂を売ったのか?」


どっちでもいいや。とりあえず各省は外務省に文句を言いまくっている。

とりあえずやる事はやらねばならぬ。


仕事は簡単。反ソ連国家同盟の設立。

そのために各国と密接な関係をとるべく走り回っているわけだ。

今のところドニラス帝国、ハーゲル王国、ユグドラ共和国、リート諸王国連合その他12の国とはなんとか組めた。

だが1番の問題はヨルムンガンド協商連合国。

あの国は戦争してるのに敵側に平気で商売してる国だ。

商売第1の国。ヨルムンガンド協商連合国。

私はこの国を説得しに行かねばならない。


「もうこの仕事辞めたい。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

神聖レミリア帝国

外務局 局長 エディ パレット ロバーネーク

彼は悩んでいた。


現在神聖レミリア帝国は宿敵であるドニラス帝国(害獣モグラ)を潰すために悪魔と契約した。

その条約はエディ=モロトフ不可侵条約。

この条約は、相互不可侵条約と領土問題の規定だ。

ドニラス帝国領は神聖レミリア帝国領となりそれ以外の国はソビエト社会主義連合国領となる。

さらに我が国はドニラス帝国へ宣戦布告する準備を整えている。


「神話通りの展開になりつつあるな。この大戦で最後まで立っていられた国こそが覇権国家と。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ドニラス帝国は今、戦線の維持で手一杯だ。

北部ではソ連の強襲上陸に対する防衛。

沿岸要塞と無数の空中戦艦による瀬戸際防衛。

東部はソ連軍からの防衛。

ドニラス陸軍は使い物にならない為、空中戦艦による敵航空部隊、陸上軍の撃滅だが無数の魔道士による超長距離狙撃術式により空中戦艦は何隻か大破している。

それと空中戦艦の数が致命的に足りない。

現在の帝国は週一戦艦、週に1隻大型の空中戦艦を建造している。

それでも造船量は足りないのだ。


それともう1つ、ニホン国からニホンの歴史及び軍事力の紹介をするというものだ。


「ニホンか。以前我が国にきて色々驚いてたそうな。あの国も今は同盟。軍事力位は知っておくか。ハーデンフェルを単独で倒しさらに|神聖レミリア帝国義勇軍の航空艦隊《ムシ製の装甲ゴミ艦隊》を倒したくらいだ。この戦争に必ず虫どもは参戦する。それも敵側に。奴らがこの期を逃すとは思えんからな。まぁ時間稼ぎが出来るくらいには期待してるよニホンよ。」


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