熊谷、考える
今回も800字いってません(挨拶)
今回は…というより、今回もですね。話がほぼ進みません。
やべぇ、寝すぎた! 腹減った、喉乾いた、死ぬぅぅー!!
「うおぉぉぉお!」
俺は小屋の立て掛けてあるだけのドア(木の板)を吹き飛ばし、小屋の後ろに生えているリンゴのような果物のなる木まで走る。
そして、木の実をとろうと手を伸ばす。
「くっそ! 届かん! 石、どこだああ!?」
あった!大きく振りかぶって--
「そらぁぁぁあああ!!」
おっしゃ! 拾い拾いっと。
「いただきます。----味と水分の多さは梨だな。水分も摂れて好都合!」
俺は体感2日ぶりの食事を、木に生えていた実を一つを残し食べ尽くすまで続けた。
「ふいぃぃぃい、死ぬかと思ったぜ。危ない危ない。というか、前の俺はこれもとれないような身体の動かし方でよく今まで生きてこられたな…」
器が死ぬと入ってる覚醒前の魂まで消滅しちまうからな。その辺も関係してるのかも知れんなぁ。
「っと、食休憩は終わりだ。考えないといかんことはたくさんあるからな。まず、この島にも旨いものもあるのがわかったし、しばらくはいるとして……だ。脱出手段を作っておかんとな。出ないのと出られないのは大違いだ。」
かといって大型船なんて作れんしな。いかだで海に出るなんてのも論外だ。あそこまで脆いものだと別の人のいる島が遠かった場合そこまでもたん可能性もある。
「ん?ちょっと待てよ?Gフォンのインターネット機能が使えれば調べられるんじゃねーか?--Gフォン、オン」
---チャチャチャラン♪
「えーっと、インターネットはっと、--ダメか。わかっちゃいたけど嫌だなぁ、ネット使えねーのは。V活のイベント……やりたかったなぁ。それに作り方わからんから一から頑張らんといかん……」
落ち込んでてもしょうがない。まずは実験用のいかだ作りから始めるか。そのための材料は……
「浮きに使うペットボトル……なんてもんはねぇよな。木を縛るロープになりそうなものと木……辺りか?とりあえず、今思い付いたもん集めてみっか?」
まだまだ時間はあるんだ。焦らずじっくりやっていきますか!
ここまで読んでくださってありがとうございます。
次話はいかだ作りの材料集めの予定です。