熊谷、決意する
前書きに書くことはないけど前書きは書きたい…なのでこれからは前回のあらすじを書いてみます。
前回のあらすじ!:塩作るぜふぉぉぉおぉおお!
海まで来てから気づいた。塩作ってる間に腹減って倒れたらまずい、と。とりあえず、このあさりっぽい貝は食うか。
「問題は、どうやって中身を出すかだな」
俺は砂浜に座って考える。
「う~む、さっき試しにおもいっきり開こうとしても開かんかったしな…石に叩きつけて割ると貝の身に殻が刺さって面倒だし…それに今の俺の体は柔そうだからな。この殻でも刺さるかもしれん。消毒液もないここじゃあ危ないな。実際前の俺は何回か死にかけたようだし。--いや、布で包めば飛び散りゃぁせんか?多少殻抜くのが面倒だろうが、しっかり抜けば食えるだろう」
包む布は服……は補充ができんからダメだな。漂着物の布を使おう。
「よっ、と。さ~て、布は落ちてなっいかな~」
お、あったあった。とりあえず海水で洗って、と
「■■■--ライター」
生活用魔法で指に火を灯して、炙る感じで乾かす、と。--よし、乾いた。
「これで布の殺菌は大丈夫か……?」
貝を包んでっと
「石は…これでいいか。う~む、石を叩きつければ良いのか、貝を叩きつければ良いのか……あ!」
俺、火使えるんだし焼きゃあいいじゃん……布、完全に無駄だった……
「くそう」
まあ、いじけてる暇があったらやってみるか。
「網……網……これは魚とる網だ……ねぇな。直火は怖いし、しゃあない。面倒だがやっぱ割るか……」
俺は一応持ってきてた石を置いた。
「うおらぁぁあ!!!」
バキィィイ!!
「いよっしゃあ!! やってやったぜ、いえええええい!」
刺さった殻を抜いてっと。さて、じゃあ食うか。
「いただきます----!? なんじゃこりぁ!? まっず!」
ぐぅ……なんとか飲み込めた。
「砂抜きしてなくて食感最悪な上に、適当に抜いたせいで殻もちょっと刺さってる……しかも身の味も最悪だ……」
まあ、食えるだけマシか……体に悪い感じもせんしな。予想はしていたが、ここで一人で長く暮らすのは厳しそうだ…………
「さぁ、早く脱出しますかね……!!」
まあ、そのためには冷静さと体力が必要だ。とりあえずは小屋に戻って寝るとしよう。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
熊谷のサバイバル生活編ではなるべくネットを使わず自分の知識を使って頑張ってみます。
そっちの方がリアルさ出るかな?と思いまして。
なので間違った知識がある場合があると思いますが、その場合は次話で熊谷が腹を壊したりというシーンを書かせていただきますので間違った知識があった場合は言ってくださると嬉しいです。