熊谷、覚醒
今回、少々熊谷が暴走していますので、読まれる方は頭を空にしてから「へー。そーなのかー」ぐらいの感じ読まれることを推奨させていただきます。
----気がついたら俺は、海の中にい--ゴブッ!? ちょ、死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!
「ぷはぁ!」
あ、危ねぇ、死ぬとこだったぜ……てか、ここどこだ?天界の海でここまで綺麗な場所はなかったはずだが……ん? おかしいな--
「--身長が二十㎝低い、筋肉が足りん、重心も違う、髪の質やらもだ、声もたけぇな……こりゃ、多分俺の体じゃねぇな」
ふ~む、これは多分転生かなんかだな。とりあえず、ずっと浮いてる訳にもいかねぇし海からでっか。
「ふぅ~、いきなり別の体で、しかもデカイ袋持って泳ぐってのは、ムズいなぁ」
日頃からVRで練習しといてよかったなぁ。というかこの事態、俺はわりと恨みも買ってるが……それ関連か?召喚陣を改造したもので呼ばれたんだとしたら、近くにいたトネリは無事だろうか?
--ブォン
「ん?」
なんかGフォン開いたんだが……Gフォンに自動オンなんて機能はなかったはずだが? ……犯人からのメッセージ……ってとこか?
「なになに? 『魔王送った責任として自分で倒してこい。トネリ君も送ってある』……なるほど。みじけぇな!?」
とりあえず強制転生ではあるものの、危険なものではなさそうだ。
ふむ…………まあだいたい状況は読めた。しかし、面倒だな…Gフォンの機能もほぼ封じられてる…"VR世界で暮らそう"(巣潜りで魚とったり動物狩ったりして生活するシュミレーションオンラインVRゲーム)もできねぇ。今イベント中だってのに……
「魔王、すぐにブッ飛ばしてやる!! 待ってろよ!」
ま、まずはさっき持ってきた袋に入ってた前の俺が獲ったらしき貝でも喰うか。腹減ったしな。
「とりあえず、覚醒前の俺が使ってた小屋は…っと、あっちか」
よっ、と。うわぁ、ぼっろ! 今までよく壊れなかったな、これ…
てか、ここって小さめの島なのか? 少ししか歩いてねぇのにもう反対側の海が見えてきた。
ま、その辺はおいといて、とりあえず貝食うか。
「醤油…は無ぇよな。塩は…無ぇ!? 周りに海水があるってのに、何でだ?」
クソ、調味料を求めてここまで来たってのに……
「はぁ、しょうがねぇ。塩を作ることから始めるか!」
トネリとの合流には、まず船かなんか作らんといかんしな。今は塩だぜ! ひやっふぅぅー!
リアル孤島生活、開始だ!
く、熊谷が悪いんです!あいつが暴走するから……!!全部、あいつが悪いんだ!
と、殺人事件の犯人のような発言は置いといて(ひょい)
これ、孤島生活書いていいんでしょうか?スキップでしょうか?
それとも、始めようとしたらトネリがル○ラしてきて回収された、という感じがいいんでしょうか?
……とりあえず書いてみて、クレームやらがあったらスキップからの別作品として番外編へ、という感じで行かせていただきます。