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超短編集

四階の窓

作者: remono

チョウタンペンハニガテデス

 学校の四階に小さな窓がある。

 でも入る扉がない。あるのは壁だけだ。

 窓は閉ざされている。

 けれどもどこからか腐臭が漂ってくる。

 あの窓の中からに違いないと誰かが言う。みんなが言う。

 僕もそうだと思う。

 だから確かめに行こう。

 長い梯子を掛けて窓の所まで登る。腐臭がひどい。我慢して窓を開ける。

 ……。

 中は壊れかけのトイレだった。

 全てが証明された。臭いも全て何もかも。僕は窓を閉じようとする。

 その瞬間頭を捕まれ中へ引きずり込まれた。

 痩せこけた手。垢まみれの腕、そして首に冷たい物が走る、意識が消える。

 何一つわからなかった。

 ただこれだけはわかる。

 ここはまた腐臭を発し続け。

 僕みたいな生徒をおびき寄せるのだと言うことを。


タノシンデイタダケマシタカ?

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― 新着の感想 ―
[一言] あれ……ホラー2015が応募が300文字から3000文字以上になってる。 お互い新規作品練り直し頑張りましょう
[良い点] 学校の開かない部屋ってのは興味ありますよね。 300文字で上手く書いてると思います。 [気になる点] 全員が腐臭を感じてるなら誰か見に行くかと、自分だけのほうが怖かったかも? 人を選ぶて…
[一言] 一般的な梯子が校舎の4階の高さに届くのか?という疑問がありましたが、その窓しかない部屋に棲まう主が侵入者を誘うためにわざわざ特注して用意したと考えると、なるほど面白いなと思いました。
2015/07/19 09:11 退会済み
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