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裏の顔は1つくらいあってもいいよね

「ふわぁ・・・」


私は鳥の鳴き声で目が覚めた。


「あーあっつーい。」


「あっ!!」


私は大声を出してしまった。

そうだ、私はもう自分のキャラでいくんだった。


「どうしよう…親衛隊の人に何て言えばいいんだろう。」


晴翔にメールで相談しよう。

今日は日曜日なので今日決めれば明日から実行できるし…

早速私は晴翔にメールを送った。


それから数分後・・・


「それは、ほんとのこと言うしかないでしょ?

大丈夫、俺も一緒に居てあげるから。」


という、短い返信だった。


でも、私にとってはすっごくうれしいメールで、心がジーンとした。

なんだか気持ちがほわほわする。これってなんだろ…


それは晴翔には聞けない気がして、真理にメールして聞いてみることにした。


ケータイが鳴って開くとそれは着信だった。


「も、もしもし?」

「ちょっと~向日葵!!いつの間に恋してんの?」


ん?恋?


「ちょ、ちょっと待って。私はただ気持ちがほわほわするって…」

「うん。だから、それが恋だってば。」


そうだったんだ…ってことは私は晴翔のことが好きなんだ…


「告白しなさいよ?どうせ、晴翔でしょ?」


真理には何でもわかっちゃう…


「うん。そうなの。わかった告白…してみるね。それからさ・・・・」

「ん?なに?」


携帯の向こう側からは元気な声が聞こえる。

やっぱりほんとの顔をしってる真理にも言っておこう。


「私ね。明日から普通のキャラになるの。」

「ふーん。飽きたの?」

「そうじゃないんだけど。なんか悪いなって思って」

「いいんじゃない。なんか言われたら私に何でも言ってよ?」

「うん。ありがとう!!」

「じゃあね。」

「うん。」


私は携帯を切ってから、皆をだましていた罪悪感は消えて、気持ちが楽になって来た。

でもちゃんと親衛隊のみんなには謝らないと。


その日は私は特に何もしないで、終わった。


朝になって私ははっぺたをたたいた。


「うん。ばっちりだね。」

私は鏡の前の自分ににっこりと笑った。


みんなに話すのは放課後。


なので昼休みに晴翔と会ってどんなことをいうか言っておいた。


「うん。わかった、もし親衛隊のやつらがなんかしてきたら叫べよ?」


晴翔は私に向かってにっこりと笑ってくれた。

やっぱり、晴翔の瞳はきれいだ。


「うん。じゃあまた放課後ね。」

「オッケーまたな。」






放課後になり私は親衛隊の部屋に向かった。もちろん晴翔も一緒だけど。


私は緊張していた。もちろん親衛隊のこともだしなにより晴翔に告白するのが緊張する。

でもよく考えたら私たちは付き合ってる。条件付きで…


「こんにちは。」


「向日葵ちゃん!!どうしたの?」

いつも一番前にいるるリーダー的な人が来た


「皆さんに聞いてほしいことがあってきました。」


私は深呼吸をしてから

「じつはいつものキャラは嘘なんです。皆さんのことをもてあそんでたんです本当にごめんなさい。」


私は深くお辞儀をした。


「顔を上げて向日葵ちゃん。」

「えっ?」

「実は知ってるんだ、前から…」

「ど、どうして?」

「向日葵ちゃんの後ろにいる人が言いに来た」


「うそでしょ?」


晴翔はちょっと顔を赤くしてそっぽを向いてしまった


「晴翔ありがとう!」

「お、おう。」


そうだここで言っちゃおう。


「私晴翔のこと好き。条件とかじゃなくて普通に付き合ってください。」


親衛隊のみんなも見守ってくれている。


「くっそ、俺が先に言いたかったのに…   うん、おれも向日葵のこと大好き。付き合おう」


「良かったね、向日葵ちゃん。幸せにね。」


親衛隊のみなさんありがとう。


「じゃあ行こうか。」

「うん。」


私と晴翔は手をつなぎながら廊下を歩く


「なぁ、」

「ん?」


「裏の顔あってもいいんじゃない?俺だけには。」

「私はちょっと赤くなりながらも…」



「好きな人の前ででは裏の顔くらい見せてもいいよね?」


「あぁ、もちろん。」


皆さんも裏の顔くらいあってもいいんじゃない?



完結です!!ここまで見てくれた皆様、本当にありがとうございました^^

皆さんも裏の顔あってもいいのでは?

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